両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 熱中症の予備知識

 日本の夏は熱帯地方並みの暑さですが、単に暑いだけでなく湿度の高さが大きな問題を含んでいます。


 基本汗をかくとその汗が気化することで熱を奪う、いわゆる気化熱の作用によって、体温を下げる作用があります。しかし湿度が高い場合は簡単に気化してくれません。いつまでもダラダラと汗をかくだけとなってしまいます。


 実は汗をかき続けると血中濃度が高まり、汗をかかなくなってしまいます。そうなると体温の上昇が始まり、それだけで熱中症に陥ってしまいます。


 水分を補給することで、血中の濃度が上がらずに汗を出し続けることが出来るのですが、実は汗を大量にかくことでミネラルの不足が起きてしまいます。


 *元々ミネラルが不作する原因は色々とあるのですが、ここでは健康な方がヘラブナ釣りをすることで陥るミネラル不足について取り上げます。


 汗を大量にかくことでミネラル不足になります。元々歳と共に体内の水分量が低下していますので、汗をそれ程かいてないと思っていても不足気味になります。また汗と共にミネラルが放出されますので、幾ら水分を取ってもダメだとされるのはそのためで、よく塩を摂る必要があるなどと言われますが、塩だけでなくカルシウムやリンなど多数の物質が不足します。


 熱中症で意識がもうろうとすると危険状態に陥っていますので、即救急車を呼ぶことですが、軽度であれば車に戻ってエアコンを回し、水分を補給することで改善出来ますが、その日はもう釣りを諦めて帰宅するようにしましょう。


 また当日の水分補給だけでなく、前日の夜の食事や朝食もとても重要で、マグネシウムとカリウムの多く含む食事が有効になります。但し食事制限が掛かっている方には注意が必要ですから、かかり付け医の意見を聞いてから対応するようにして下さい。


 実は海藻類がとても有効ではあるのですが、私のように甲状腺の疾患があると、海藻は余り食べられないので、朝食にバナナ1本追加するのも方法です。


 また軽度のまだ熱中症に陥る前に起きる症状が筋肉の痙攣です。こむら返りもその症状の一つですから、釣っている最中にこむら返りが起きた場合は、確実にミネラル不足に陥っていますので、日頃からミネラル分を多く摂取するようにして下さい。


 勿論ビールやコーヒーは利尿作用があるので、水分補給は出来ていません。またスポーツドリンクは、人によって悪い成分も含まれていますので、スポーツドリンクを飲み続けるのは危険です。糖尿病の場合は糖分が多すぎるので、低糖質のスポーツドリンクを選ぶようにするのも方法と思います。


 何れにしてもある程度の年齢に達している場合は、体温の調整が上手く行かず、熱中症に陥りやすいので、日々の管理と水分補給を心がけ、パラソルを使って日陰を作り、空調服などで体温を下げる工夫も必要です。
 決してUVカットのためとして黒い服は危ないので着ないようにしましょう。


 喉が渇いていなくとも1時間にコップ1杯の水を飲むようにしましょう。塩分の取り過ぎも健康を害しますが、塩分補給の飴も良いかもしれません。ただ血圧の高い方は塩分の取り過ぎは特に注意しましょう。


 釣りを中断してお茶とポテトチップを食べるのも良いかもしれませんね。


 いずれにしても無理は厳禁です。日頃こむら返りなど筋肉のけいれんを経験していない方が、少しでもけいれんを感じたら危険サインですからね。