ヘラブナ釣り 細いハリスは有効か
ヘラブナ釣りでは、時期によって仕掛け糸を変更されることも多いと思います。特に厳寒期になると道糸0.6号ハリス0.3号まで落とされる方がいます。盛期になると道糸1号や0.8号ハリス0.5号0.6号のように、冬期より随分と太い仕掛けに変更されます。
この選択は多分正解なんだとは思うのですが、私の場合は年中道糸0.8号ハリス0.5号です。超大型が釣れる池で短竿使用の場合は、1号の道糸に0.6号のハリスを使う場合がありますが、季節によって変更することは殆どありません。
この殆どないってところが実はミソで、季節風によって池の表面水が流れる場合があります。その場合は抵抗の少ない細仕掛けが流されず、特に底釣りでは有効となりますので、細くする場合がありますが、実は風に引かれ流されるのも私は好きな状況なんです。
風によって手前に流れるのは閉口しますが、横流れであれば大いに歓迎する風で、餌が引きずられることで誘いに繋がるから、積極的に流れて欲しいとも思うほどです。
少し横道に逸れましたが、冬期だから仕掛けを細くするのは、引きが弱まるからだとか、餌の吸い込み力が落ちるからだとか、それは人間側の思い込みによる変更だと思うのですが、実際には冬期も盛期と同じような吸い込み方をしますので、浮きに出る当たりは的確に現れます。そういう意味では冬期だから細仕掛けにする必要は全くないと思っています。
それこそ超ベテランさんになると道糸0.3号にハリス0.15や0.2号を使われる方がいます。合わせもソフトで穂先が水面に出ない程度の小さな合わせですから、ハリス切れも起きたりしません。使用される竿も竹竿ですから、本調子の引きを優雅に味わう釣り方です。私には到底真似が出来ないのですが、いつかそんな釣りが出来るようになるのでしょうか。無理でしょうねぇ・・・。。
さて今回は冬期の話ではなくて、盛期でもまた大会でも仕掛けを細くする必要はないとのお話です。
人のイメージとしては、ハリスは細い方が食いが良いと思っているはずです。繊細な考え方をされるヘラ釣り師は、オモリすら警戒すると考えられていて、そのためハリスは長い方が良いとの論理になります。
実際細いハリスや紛いはリスは良く釣れるのでしょうか。仮に0.5号のハリスを使っていて当たりが出ないので、0.3号に変更すると当たりが出た場合もあるでしょう。それは私的には餌の沈下速度の違いによって、ヘラブナに対するアピールどの違いだったのではと思うのですが、仮にその通りだとしても、ハリスの太さを細くすることでその後の釣果が飛躍的に変わったのかどうかです。
0.1号の差をヘラブナは感じ取る事が出来るのでしょうか。その細いハリスはどんな役割をしているのでしょう。
透明ハリスだとすると、細い方がより透明に近づくことは考えられます。ハリスの柔軟製も増したはずです。というこては透明に近くて柔軟度があれば食ってくれるのでしょうか。
私の経験ですが、私が0.5号のハリスを使っている状態で、隣で0.3号のハリスを使われていても、釣り負けしたことはありません。0.3号だから爆釣されているなんて光景を見たこともありません。
もっというと私の使っている仕掛け糸は安価なものですから、透明度も良くないはずで、最近は黒いハリスを多用していますので、透明からは程遠くなります。それでも変わらずヘラブナは釣れて来ます。
黒いハリスを使うのは私が見えやすいからで、針を結ぶのも手結びをしていますので、よく見える方が結びやすいからです。手結びもフィンガーノットですから、手ものとを見る必要はないのですが、それでも透明はリスよりは扱いが楽だから使っています。
どんな太いハリスよりも、黒ハリスの方がよく見えるのはヘラブナのも同じはずです。ということは、ヘラブナはハリスの太さはそれ程気にしていないのではないかです。
あっ!!私の釣り方はバランスの底釣りですから、宙釣りよりはハリスが見えにくいのかも知れません。
つまり釣れない原因をハリスの太さに決め付ける事で、細いハリスを選んでしまうのではないかです。つまり弱気が選ばせているのではないかと思うのです。
仕掛けに迷いがなくコレで釣れるとの確信というか自身があると、細いハリスを使う必要はないと思うのです。特に私のように大型志向のヘラブナを狙っていますと、釣れるより釣り上げられる方に重点を置きたいので、せっかく掛かった大助をハリス切れで逃がしたくないんです。それこそハリス切れで逃がすと悔やまれますからね。
ん?ということは私の方が小心者って事ですか(笑)。。。こればっかりは・・・
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