ヘラブナ釣り 過去からヘラブナ釣りへ
ヘラブナ釣りを再開して、早10年は過ぎていると思いますが、まだまだ初心者の私としては、迷いに迷っているのが現状です。
そのヘラブナ釣りも、野池ではなくて釣り堀専門です。京都の釣り堀は元々両うどんの底釣りが基本でした。半世紀前に足を踏み入れたとき、それはそれは職人技というか、気楽にヘラブナ釣りが出来る雰囲気ではなかったのです。
静かに静かに釣らなければ叱られます。ヘラブナを釣り上げるにも、バシャバシャと音を立てていると、もっと静かに釣り上げろと怒られます。それこそ玉に入れる瞬間パシャと音がする程度で、それで釣り上げた事が解る。そんな静寂の中の釣りだったのです。
流石に私には無理と逃げ出したヘラブナ釣りでした。それを何十年かぶりに再開することとなったのですが、寄る年波には勝てそうにありません。
もう遠距離は辛くなっているのもあって、近場ばかりに釣行を繰り返しています。高速利用でも全行程40分程度の位置にある清風池が、やっとの距離と感じています。
夏になると鮎釣りをしていた頃は、2時間程度の移動は平気だったのです。まだ若いのもあって暗い間におとり店に到着して、暗い間に場所取りをしていたのですが、そんなことを続けていたのは、長くても数年程度だったように思います。いつしか川に到着するのは早くても9時頃で、午後の2時には納竿するような釣り方でした。鮎も解禁の頃は食べるのですが、基本的には鮎は食べないので、多数釣っても仕方ないと、10尾程度釣れると帰宅していたのです。
そうそう船で鯛釣りをしていた頃は、朝のまだ暗い5時頃に出船して、港に戻ってくるのが午後の6時や7時。12時間以上船の上だったのですが、余りにも長いと早々と辞めてしまいました。深場用にと電動リールや個人用のバッテリーなど、船用の道具類も多数集めてしまったのですが、時間の長さがネックとなったのです。
筏でチヌ釣りは長い間していましたが、こちらも朝から夕方近くまで、筏の上で過ごし焚いたのですが、コレも長い!!といつしか磯釣りに変更。
京都や福井の磯釣りは、シーズンになると夜中の2時や3時に磯渡しされて、朝の9時頃には迎えに来て貰う釣り時間でした。まだ暗い内にヘッドライトで足下を照らし、暗い中で仕掛けを作って、電気浮きか浮きにケミホタルを取り付けで釣り開始です。暗い海中に光る浮きが、尾を引くようにスーッと吸い込まれる光景は良いもので、その後に来るドンとした重量感を楽しみながら、誰も居ない磯の上でほくそ笑んでいたものです。
しかしこちらも体力の限界というか、夜に車を走らせて、車中で短い仮眠を取り、殆ど寝ずに釣り開始、帰りのドライブは眠気との戦いで、帰宅するまでに車中で仮眠するようになり、その仮眠ポイントが徐々に海に近くなり、最後には海の駐車場で寝てしまい、目を覚ますと周りは真っ暗。朝に磯から上がり暗くなるまで寝てしまっていたのです。
帰宅途中の仮眠時に見る夢は、決まって事故の夢で、ああ夢で良かったと思うことが多く、コレではダメだと毎週通っていた磯釣りも辞めてしまいました。
いつしか釣りに行く回数も極端に減り、夏になるとお昼頃に川について、2~3時間程度鮎の友釣りをして帰宅する。その程度になっていました。
まぁこの頃は祇園通いも頻繁で、夜の静寂に隠れるように、格子戸をくぐり抜けていたのですが、そんな遊びも当然のように徐々に減りだして、本格的に解放されたのが、何のことはないコロナ禍です。もう卒業しようと、スマホから連絡先を削除してしまったのです。その数300件余り。
今でも律儀に銀座からは挨拶が届きますが、祇園は冷たいですね(笑)。
今はヘラブナ釣りに明け暮れています。近場で過ごせる釣りであり、餌代も海に比べるととんでもなく安い。船も仕立て船だと3万~5万円。良心的な船だとオキアミは用意してくれましたで、自分で買って行くと数千円プラス。磯でも渡船代と餌代で1万円は超えます。筏でも同程度です。
鮎釣りが年券を買うと一番安かったかも知れません。昔は年券1万円程度で毎日でも行けたのです。実際は日曜日しか行きませんでしたが、10回程度は行けたと思います。おとり鮎も1尾600円程度で2尾買って・・・。
その点ヘラブナ釣りは、釣り堀で2,500円まででしょう。安い池では1,500円です。餌代もうどんだと1玉100円まで、まぶし粉も1日に使う量は100円程度でしょう。団子餌はもう少し高くなりますが、それでも1,000円程度ではないでしょうか。
唯一ヘラブナ釣りの難点は、竿を何本も用意することでしょう。それこそ1尺刻みで調子の違う竿も用意すると、簡単に10本は超えてしまいます。私も最大に持っていた頃は軽く50本は超えていたと思いますが、そんなに使わないのですからバカですねぇ。
なんやかやでヘラブナ釣りに落ち着いています。フナに始まりフナに終わる。子供の頃は野池や川でマブナを釣り、今はヘラブナに遊んでもらっています。なかなか良い人生だったと・・・いやいやまだまだ終わりませんけどね(笑)。
また次の日曜日にはヘラブナ釣りに行くのは間違いなしです。次こそは大助を!!無理かなぁ・・・。