ヘラブナ釣り ダイワHERA Tの不思議
来月発売されるHERA Tですが、改めて内容を確認する事でとても面白い竿だと解ります。それは尺数の違いによって、竿の特性を変えている点です。過去の竿は基本的に尺数が変わろうが、調子を合わせられていたはずです。

まぁ現実的には尺数が変わると、違う調子だと感じることは多々ありましたが、今回のTは始めからコンセプトも違って作られているようで、尺数の設定も独特で他に類を見ないアイテムです。
8尺は次のように書かれています
多くのトーナメント、釣り場で最短で最速の釣りには欠かせないアイテム。
節が長い新たな木地組みによって、曲がりながらしっかり引ける新バランス。
8.5尺は次のように書かれています
4継化で節を増やすことで曲がりながらパワーを蓄える粘り重視の調子に仕上がっている。
しなやかな#1、2の曲がりは軟エサの落とし込みを容易にし、仕掛けを含めて約1尺のアドバンテージはシビアなトーナメントシーンおける大きなアドバンテージとなる。
9.5尺は次のように書かれています
0.5尺のアドバンテージは長さだけでなく、ブランクのパワーにも大きく関係し、同じ曲がりバランスでも半ランク上のパワーを発揮。
浅ダナでは大型べらの疾走を止め、チョウチンでは曲がり感覚以上のリフティングパワーを発揮する。
11尺は次のように書かれています
従来のシャープな3継11尺の操作性の良さと4継独特の繊細なしなりを両立させた新たな3継11尺の新バランスを実現。
そのシャープな振り感とソフトな掛け感はシビアな状況に対応するまさにトーナメントウェポン。
12尺は次のように書かれています
浅ダナは勿論、チョウチン、段底、両ダンゴとあらゆる状況を想定しながら、正確にエサをポイントへ届ける独自の振り込みバランスにこだわったストレスフリーな釣りを実現。
13尺は次のように書かれています
繊細な誘いを決める操作性と竿一杯の棚からしっかり胴まで曲げて優しく浮かすリフティングパワーを有するテクニカルな中尺アイテム。
15尺は次のように書かれています
一見しなやかながら、スムーズな振り込み、曲がりこんでからの粘り強さが連動する「HERA T」のコンセプトを象徴するオールラウンダー。
16尺は次のように書かれています
底釣りは勿論、高負荷のライトペレ宙のエサ使いもスムーズにこなし大型べらも沖で浮かす曲がりバランスを実現。
18尺は次のように書かれています
新べら狙いの沖打ちで正確な落とし込みを決める振り込みと、左右に走る大型べらもしっかり胴で受け止め浮かす。管理だけでなく野釣りでの活躍も期待できる、硬さだけで語れないパワーが魅力の長尺アイテム。
どうでしょう。それぞれの尺数に合ったコンセプトで作られているように感じます。内容を読むと15尺が基本コンセプトのようですが、実は価格設定もとてもユニークです。
過去の竿は尺数によって違っているのは当たり前ですが、長くなればなるほど使われている材料も増え、作業工程も複雑になるのですから、価格が上がっていくのが極当たり前の事です。
今回のHERA Tは、8尺が68,000円と1番安いのは解るのですが、0.5尺伸びた8.5尺は80,000円と価格差は12,000円です。ところが1尺長くなった9.5尺は83,000円と、8.5尺との価格差が3,000円と少ないのです。
また1.5尺伸びた11尺はなんと73,000円と9.5尺より10,000円も安いのです。これには驚かされてしまいます。
12尺は80,000円ですから、1尺伸びて7,000円のアップですが、なんと12尺は8.5尺と同価格に設定されているのです。
その他13尺は85,000円、15尺は95,000円、16尺は98,000円、18尺は108,000円の設定となっています。
こんな変則的な価格設定は始めとの試みではないでしょうか。単純に価格だけを見比べると、11尺がとてもお買い得だと感じてしまいます。まぁ必要な尺数でなければ意味がないのですが、尺数の違いで竿のコンセプトも違っていますので、他の竿のように同銘柄で尺数違いを揃える必要はないのかも知れません。
【HERA T】 主要アイテム実釣解説 -生井澤聡・天笠充・遠藤重幸・遠藤裕康・細井昭宏-
小市民な私としては、価格的に魅力がある11尺を、なんとなく手に入れたいと感じてしまいますが・・・・どうしましょう。