ヘラブナ釣り 殺気を感じるヘラブナ
ヘラブナ釣りをしていると、当然当たりが出ない時間があります。今まで調子よく当たっていたのに、どうした事かビタッと当たりが止まってしまいます。あれはいったいどういう原因なのでしょう。
当たりが出なくなると余計に浮きを凝視していますが、時間と共にその気力が途絶えて、フッと浮きから目を離したり、握っていた竿から手を離してしまいます。
そんな時に限って今まで何も動かなかった浮きが、とても綺麗なツン当たりを返してくれたることがあります。アッ!当たった!!と思っても、合わせるタイミングは逸していますので、あ~あ・・・良い当たりだったのにと、後悔ばかりしてしまう事になります。
アレはいったいどうした事なんでしょう。
単純に当たりが出るまで待てなかっただけなのか、それとも何らかの信号を発していたのかです。
いわゆる釣り人から殺気が放たれていて、ヘラブナに届いていたのではと思うのです。それも大会などで釣りたい意欲が高くなり、なんとしてでも次の1枚を釣り上げたいと思っていると、竿を握る手にはいつも以上にチカラが入っていたり、睨み付けるように浮きを凝視しているのではと思うのです。
実際は焦るあまり、当たりが出るまでの時間が長く感じて、フッと気を許しただけかも知れません。しかし他の釣り人も手を離すと良い当たりが出ると言いますので、特定の人にだけに現れる現象ではない事が解ります。
殺気なんて感じるものか!と言われてしまいそうですが、人でも殺気を感じ取る事が出来ます。何も剣の達人だけの話ではなくて、私のような弱い人間は、暴力的な人に相対しますと、受ける威圧を感じてしまい、それだけで足がすくんでしまいます。
つまり怖い人はいつも殺気を発しているので、それを感じ取る動物本能が働き、感覚として恐怖を受け足がすくんでしまいます。
他にも誰かが私を見ているとすると、それが遠く離れていても、また後ろから見られていたとしても、何となく視線を感じて振り返ると、目が合って気まずい雰囲気になった。なんて経験をしているはずです。
殺気だけでなくても、見られている視線を感じ取れる感覚を、人でも持っているのですから、自然界に生きているヘラブナは、より強く感じ取れると考えても、おかしくはないと思うのです。
それこそナマズの地震予知とか、野生動物の山火事を察知する能力には、人は到底追いつけないほどの鋭い感覚を持っています。それが水中の中だとしても、ヘラブナが感じ取れない訳はないと思うのですが如何でしょう。
殺気を感じさせないためには、太公望の心理のように、釣れなくても良いとするような、糸を垂れて物思いにふける事が出来れば、爆釣が待っているかも知れません。
そのためには竿を握る手からチカラを抜き、リラックスして当たりを待つ方が良いのかもと、真剣に思っているのですが、バカの考え休むに似たり。なんでしょうね(笑)。
明日の日曜日もまた力一杯竿を握っては、動かぬ浮きを凝視していることでしょう(笑)。