ヘラブナ釣り 泡付けと当たり
野池のヘラブナ釣りでは、もじりや泡付けがポイントの目安とされていますが、これが釣り堀だとすると、好ポイントの目安になるのでしょうか。
釣り堀では、高密度でヘラブナが放流されていますので、あちこちでもじりが見えたりしますので、どこがポイントとは言えないはずです。そういう意味では違いがないはずですが、何故かポイント差が生まれてきます。
ある釣り堀では、竿が届かない位置に障害物を設置して、ヘラブナの拠り所を設けている場合があります。それを知っている釣り人は、当然その障害物の近くを狙って、餌打ちをすると思うのですが、漠然と狙うポイントがない場合は、目安がないのですから、自分でポイントを作る事になります。
ヘラブナの寄りなど様子を見ていると、浮きの近くから泡がポコポコと出てくることがあります。それを見た釣り人は泡付けとして、そろそろ当たりが出る前兆と捉えるのですが、往々にして当たりが出る事はないのです。
何となくですが、泡付けは魚が吐いている泡だと思っている方がいます。中にはあるかも知れませんが、実は多くの場合メタンガスです。池の底に溜まっているガスが、ヘラブナの動きによって水底が攪拌されて、その結果ザワザワと表現した方が良いような、細かい泡が出てきます。
底釣りをしていますと、泡付けは底にある餌を食っているからだと、解釈される場合がありますが、単にヘラブナが起こした水流によるものもありますので、底にある餌を食っているだけで、泡が出るのではないということです。
ただ近くにヘラブナが寄っているのは間違いないので、実は攻め方次第で食い当たりを出す事が出来るのです。それを同じような餌の状態で当たりを待つと、泡付けがあるのに当たらないと、いつまでも当たりの出ない浮きを見続けている事になります。
うどん餌では対策が難しいのですが、団子餌であれば、少し早めにバラケる餌にするだけで、食い当たりを出す事が出来ます。
仮に着底してから2分経って浮きが戻ってきていたとすると、半分の1分で浮きか戻るようにするのです。バラケ速度が速くなればなるほど食い当たりが出る確率が高くなります。
但しバラケが餌の沈下途中から始まると、上ずり過ぎてこの場合も食い当たりを出す事が出来ませんので、沈下途中ではバラケずに、着底するやいなやバラケるようにします。
もう一つの方法は、今使っている餌で集魚効果が出ているのですから、餌の内容を変えずに、針に付ける方法を工夫するようにします。先ずは餌を角張らせて着ける方法です。当然角張っているのですから、角からポロポロとバラケますので、丸めた餌より早く浮きが戻り出します。
同じように丸めた餌であっても、水分量を増やすだけで、早くバラケるようになりますので、食い当たりが出やすくなるのです。
そしてもう一つ硬さも形も変えずに、同じように丸めて貼り付けした後で、クッと押さえて餌にひび割れを起こします。ダンゴは水に触れているところからバラケるのですから、ヒビを入れたことにより、内部からもバラケることになりますので、バラケ速度が速くすることが出来るのです。
グルテン餌の場合は、待ちの釣りをしてしまいますが、早く開かないようにと、餌打ちの時に針に残ったグルテン餌を取って、新しい餌を取り付けるのが本来ですが、グルテン餌でも早く開く餌にするためには、針に残った餌を残したまま針付けします。そうすることで内部からも水が浸透して、早く開くグルテン餌が完成するのです。
ヘラブナは、基本的に固まった餌より、バラケて水中に漂う餌を好みます。その中でも如何に固まっている餌を食わせるかですが、硬く固まっている餌ではなくて、開いてソフトになっている塊の餌は食いやすいので、食っても良いとする状態の餌に演出することで、食い当たりに繋がると思っています。
泡付けはヘラブナが寄っているサインには違いありません。しかしだからといって食い当たりが出る出ないは別だということです。
泡付けが現れているのに食い当たりが出ない時は、餌をチョットだけ工夫してみると、気持ちの良い当たりに繋がる・・・。多分・キット・・・・かもです。