両うどんのヘラブナ釣り  天釣会のブログ

京都「淀の釣り天狗池」のヘラブナ釣り愛好会

京都 淀の釣り天狗池

 うどんの底釣り 関西風 その6ー4

 うどんの底釣りをしていると案外無頓着になるのがハリスの太さや長さでしょうか。宙釣りの場合は、上針に着けた団子の剥がれ方や溶け方に合わせて下針のハリスの長短を試行錯誤しながら決めていくと思います。現に下針のハスを5㎝長くまたは短くするだけで当たりが出たりカラツンが解消したりしますし、針の太さやサイズを変えることで沈下速度が変わり当たりに変化が出てきますので、ハリスや針の変更はとても重要な作業の1つとなっています。
 では底釣りの場合はどうでしょう。理屈上では上針トントンでは下針は水底に横に寝ているはずです。その為にヘラブナからハリスを視認されることは少なく、太さや色は殆ど関係ないと理解出来ると思いますが、仕掛けの振り込み方、餌の軌道運動によって理想的な状態で当たりを待っているとは限らないのも事実です。
 また両針ともオモリからハリスが垂れ下がっていますので、ヘラブナからの見え方や水流による餌の落ち着き方など違和感を与えると、針の着いている餌に反応しなくなってしまいます。試しに足下にいるヘラブナに餌を落としてみましょう。何の違和感もなく餌を吸い込んで食べてしまいますが、同じ所に針の着いた餌を落とすと、いったん食べた餌を一瞬で吐き出す行動が見られます。つまり餌に違和感を感じたからでしょう。
 この一瞬で吐き出すために浮きに出る当たりは一瞬であり、とても小さく表れてしまいます。これが真冬ならなおさら小さな当たりとなって表れてきますが、反対に消し込み当たりを見せることがあります。まさに違和感なく餌を吸い込んだ状態と言えると思いますが、違和感なく針が着いた餌を食べさせるかは、餌に対する狂わんばかりの食欲と警戒心を感じさせない仕掛け作りとなるのではないでしょうか。
 その対策をどのように取るのかは、これが正解というものはありませんので、人それぞれの考え方によるところが大きいと思いますが、不思議と繊細に仕掛けを作れば作るほど繊細な当たりになっていきます。浮きも細身でムクトップを使いオモリも極小を背負う浮きでは消し込むことはなく、反対にオモリがしっかり乗るパイプトップで強い節当たりを出すこともあります。可能性は色々と考えられますが・・・


 個人的な経験でしか語れませんが、底釣りの場合のハリスの太さは余り気にしなくても釣果の差は殆ど出ないと思っています。しかしハリスの長短は釣果の差が如実に表れると思っています。試しに30㎝、35㎝、40㎝、45㎝と変えてみて下さい。私的には短いハリスの方が釣果が伸びた経験が多いのです。1日を通して使い続けると10匹以上の差が出ると思っていますが、反対に大助サイズは長いハリスの方が出るよう思います。


 これこそヘラブナに与える警戒心の差ではないかと思っています。


 まぶし粉が剥がれて水中に漂っている状態で、その中心まで突進してくるのは小ベラでその廻りを泳いでいるのが大助サイズではないでしょうか。宙づりの場合は、水深を浅く設定した浮き下より、チョウチンのように浮き下を深く取った方が大型が来る場合が多いと思いますが、底釣りでもその警戒心の差が出るのではないでしょうか。
 釣果を出来るだけ伸ばさない方が大型のヘラブナが安心して捕食する事が出来るのも事実で、小ベラを数多く釣ってしまうと水中が荒れて大型はより警戒して近寄って来ようとしなくなり、結果として大型は釣れない1日となってしまいます。これはスレをかいてヘラを散らせたのと同じ状態と思うのです。
 釣りスタイルとして数釣りがヘラブナ釣りだと思う人は如何に数を釣るかの工夫を凝らし、いや大助こそヘラブナ釣りだと思う人は我慢の釣りこそ近道だとの結論に達します。所詮私のような中途半端な自称釣り天狗は数も釣りたいし大助も欲しいと欲張りな釣行は、結果どっち着かずの釣行に陥ってしまいます。


 最後にヘラブナに対して如何に違和感なく捕食させるかは、実はハリスより道糸の方が重要ではないかと思っています。ハリスの号数を下げるよりハリスの長さを変えるよりも、道糸の号数を下げる事で餌の動きが落ち着くのではないかと思うのです。
 これは川でフライラインを飛ばしてアマゴ釣りをすればわかるのですが、川の流れでラインが引っ張られると川を流れる浮いているドライフライの流れが、水流とは違う動きになってしまい、アマゴは全く見向きもしませんが、自然な流れに乗せて、例えよれた流れであってもその流れに乗せて流すととたんに飛び出して捕食します。
 これはヘラブナ釣りも同じ事ではないかと考えています。池ではあまり水流を感じませんが、表層だけが風に流されて水流が出来るのに水中は止まっている場合は、明らかに違和感を伝えてしまいます。また水は止まっているのに浮きや道糸が風に流される事があります。このように道糸に動きがあるとすると、道糸の片方は穂先に固定されていますので、必然的に餌の方が動くことになってしまいます。その動きがハリスから餌のついた針に伝わるとヘラブナにとっても違和感を感じてしまい、当たりが遠のく結果になるのではないかと思います。
 管理池や釣り堀などでは、波除けパイプで仕切られていることがあります。いかにも止水的に見えますが、実際はゆっくり流れていることも良く観察すると確認することが出来ます。その影響も考慮に入れて釣りを組み立てるとまた違った取組が出来るのではないかと思うのですが如何でしょう。
 あっ!オモリがしっかり乗る浮きを使うのも1つの解決策ではあります。


 竿の長短によってこの理屈は全く当てはまりませんので無視して頂いて良いのですが、ヘラブナ釣りでどうして誘いを掛けると喰ってくるのか。この理屈が私にはわからないのです。宙づりの場合は、ばらけ餌の問題もありますし、ピンっと張ったハリスを緩める事になるのですが、底釣りでは軽い誘いは全く餌まで動いていません。大きく30㎝以上動かすとやっと伝わります。これは実験でわかっています。なのにどうして当たりが出るのでしょうね。とても不思議です。

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