両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 仕掛け糸の話

 釣り糸の最大メーカーはなんと言っても東レでしょうか。1941年に東洋レーヨン(現東レ)が開発したのですが、それ以前の1935年にアメリカのデュポン社が開発したナイロンがあります。


 同じナイロンですが、厳密には東レはナイロン6でデュポンはナイロン66です。この違いは原料の違いですが、現在旭化成がアジアで唯一ナイロン66を一貫生産しています。


 66と6の違いは、耐熱性や吸水性に違いがあり、66は耐熱性が高く吸水性が低いのに対して、6は吸水性が高いために乱色に優れています。
 東レはその後ナイロン510を開発することで耐熱性の高い製品を継ぐ出しています。


 これらのナイロン製品から釣り糸が作られるようになるのですが、それ製品を手がけたのがフジノラインです。

 現在の東レの製品は内メロンのアラミンという素材で出来ています。

 この東レの道糸やハリスには性質分けされていて、使用目的に合った製品を選ぶことが出来ます。


 そしてこの表が役立つと思うのです。先ずは道糸で左に行くほど硬く、右に行くほどしなやかさを意味していて、強度も上に行くほど高いことになります。

 ハリスについても同様です。強度不足がどの程度あるか解りませんが、低価格なほど強度が足らない事を意味するのですが、少し太い号数を選ぶ事で補えるのではと思ったりします。

 反対に言うと高価格帯の1号と低価格帯の1号はどの程度弱いのかは解りません。仮に低価格帯の1号は高価格帯の0.8号程度の強度だとすると、高価格帯の方が1段細い糸が使える事になるのですが、実質的には信頼度の差とみるべきでしょう。


 となると日常的な釣行ではスタンダードタイプで良く、大会などラインが切れると困るシュチエーションでは、高価格帯の製品を選ぶ方が良いのではと思えてきます。ただ道糸に関しては特許技術である寸法安定性のある道糸を使う事で、棚ボケを防ぐ事が出来ます。


 なんて書いていますが、実質私はもっと低価格な仕掛け糸で大会に参加していますが、今のところラインブレークは起きてないので、小市民な私としてはなかなかてがだない製品ではあります。