両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 へら竿から磯竿へ持ち替えて

 またまた海釣りへ行ってきました。穏やかな日本海です。



 6月以降一月に1回のペースとなっていますが、基本的には夜釣りですから、11月になると寒くなりますので10月が最終になるのかもしれません。


 夜釣りの良いところは釣り場環境が静かになることです。私の釣り方はまさにずぼらですから、海に車を横付けしての釣り方となります。その為にも静かな環境でなければ釣りが成り立たないのです。過去の実績も日が昇ってからは極端に釣果が悪いのです。また餌取りが増えますので余計に釣り辛くなってしまいます。


 磯などでの餌取りはお仙殺しでしょうか。その昔お仙という女性がこの魚を食べて喉に骨が刺さって亡くなったから、お仙殺しなんて名がついてしまったスズメダイが有名です。実際喉に骨が刺さっても死なないのですからいい加減な話ですが、実際食べることはしませんがとても美味しい魚とされています。
 刺身はもちろんのこと焼き魚、煮魚、唐揚げと何をしても美味しいそうです。ただいかんせんサイズが小さいなので面倒ですから釣ってもポイッと捨ててしまいます。
 私の釣るポイントは磯際ではありませんので主にヒイラギが餌取りとなってしまいます。こちらもとても美味しいとされている魚ですが、やはりスズメダイと同じくサイズが小さいために調理が面倒なんです。この魚はなんといっても刺身が上等で鰺よりも断然美味しいとされています。後は煮付け程度でしょうがこの魚はヌメリが多くありますので、あまりつかみたくない魚ですね。
 他にはフグが釣れてしまいます。勿論猛毒のフグですからさっさと逃がしてやります。間違っても素人料理なんてしないことで、毎年素人料理で亡くなっているそうですからね。この10年間でフグ中毒は230件で患者数は332名です。死亡者数は6名程度と少ないと思うかもしれませんが食中毒全般から見るととても高いのです。


 またまたいつものように横道にそれてしまいましたが、いつもの場所でいつもの餌で釣ってみることといたします。普通海釣りでは撒き餌が当たり前です。バケツ一杯を撒いて魚に食い気を起こさせるのですが、釣れる魚のほとんどがこの撒き餌を食べているのです。
 巻き餌の主集魚材はオキアミでしょうか。それにサナギなどの強烈な臭いのする餌や各種配合餌を混ぜて使うのですが、その臭い撒き餌をお腹いっぱい食べてしまっているのですから、それを刺身や煮魚などにするために内臓を出したりと調理をすると、やはりお腹を裂いているときに少しでも傷つけてしまうと臭くてたまらないのです。それこそ食欲が一気に落ちてしまいます。


 私的にはあまり多く釣るのが目的ではなくて、良い魚を美味しく食べたいとの食欲が優先しています、そのためには一切の巻き餌をしないで釣ることですが、そうすればするほど簡単には釣れませんので静かな環境で魚が自然とよってくる場所を選ぶわけです。
 そうすることで自然に食っている餌程度では、お腹の中の餌が少なくて臭いも少ないのです。ただ小魚などを丸呑みしていると半分消化したようなものが出てきますので、いずれにしても傷つけないように処理することを心がけています。
 その為にも釣り場環境も重要で海が綺麗であることが絶対条件です。変に油汚れやヘドロが溜まっていない綺麗な砂地で、川の汚染もなくてアマモが茂るような海で釣るようにしています。


 さて、今回も2号程度の磯竿で4.5mです。へら竿でいうところの15尺を使っての釣り開始となりました。


 今回も先月同様小さいサイズしか釣れません。逃がした小チヌに小セイゴ多数です。それでもお刺身サイズなど食べられるサイズを持ち帰ったのですが、少々欲張り過ぎた感はありました。もう少し逃がしてやるべきでしたが、飲み込んでいる個体も多くて仕方なしに食べて供養することと致しました。来月になるとまた成長をしていることでしょう。


 しかし夜は随分と冷え込むようになりました。一晩中エアコンをつけていたのが嘘のように冷え込んでいます。トレーナーに薄手のジャンパーまで着込んで丁度良いくらいです。これからは早朝の冷え込みが強くなりそうですが、日中は相変わらず30度近い予報も出ています。気温の変化が激しいですから風邪が引き易くなってしまいます。当然新型コロナにも罹患する可能性が高くなりますので十分な防寒対策、そして十分な睡眠を取って免疫力を高めるようにしましょう。


 シルバーウイークも前半2日が終了しました。残りの2日の内で最終日にいつもの釣り天狗でヘラブナに遊んで貰うことと致しましょう。