両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 針の重い軽い

 9月は19日からの4連休です。良い季節になりましたので皆さんどこかへ釣行されると思いますが、4連釣はさすがに相当な猛者でもない限り少ないと思います。とはいえ天気が良ければウズウズとしてくるものでしょう。


 まだ初秋ですが晩秋から初冬にかけて新ベラが放流されるようになります。秋真っ盛りの時期はヘラブナの動きも活発で、餌も揉まれてしまって釣りにならない場合があります。そんなときはあえて重めの餌と重めの針を使って、餌持ちを良くする場合があると思うのですが、反対に新ベラが放流されるようになると餌もグルテンが多く使われるようになると思うのです。


 グルテンの主成分はマッシュポテトですから、それほど重い餌にはならないのと思うのですが、針も軽くすることによって餌の沈下がゆっくりとなり、ヘラブナに対するアピール度が増すと思うのです。尚かつ新ベラの当たりは千差万別ですが余計に軽い餌の方が当たりがはっきりと出ると思うのです。
 また普通は落とし込みで餌打ちされると思うのですが、少し沖目に振り込むことでゆっくりとした放物線(実際にはV字の形状で沈下します)を描いて棚に届きますので、余計に目立って寄せ劫かも高くなると思っています。


 ただここで気をつける必要があるのは、狙っている棚で開く餌を作ることが必要になります。仮に1mの棚を釣る場合では着水後直ぐに開きだして良いと思うのですが、2mの棚を釣っている場合では着水後直ぐに開くと、上ずりすぎて釣りが成立しなくなってしまいます。やはり少なくとも1mを超えてから開きだす必要があるはずです。これが底釣りならもっと慎重に餌作りをする必要が出てきます。仮に3mの水深だとすると理想的には2.5mほどから開く餌作りをしたいのですが、そうは上手くいきませんので少なくとも2mを超えた当たりから開いてほしいですね。それを極端に上ずりを恐れるあまり全く開かない餌を作ってしまうと、それこそ全く当たりがもらえない日になってしまいかねません。
 
 このように餌の開き加減をコントロールするにも、実は針の重さが結構重要になると思っています。浅い棚を釣る場合は軽い針、深い棚を釣る場合は重い針と使い分けたいと思うのですが、私の場合は基本底釣りですからあまりにも軽い餌に仕上げると、餌の沈下途中で揉まれてしまって釣りにならないの、重い針を使ってある程度の重さのある餌を作り早く沈めて、底近くにポイントを繰り出したいと思っています。


 両うどんで中層で釣ることはないのですが、不思議なことに両うどんで釣っていて底が掘れたり浮きが移動してしまって、餌が底から離れてしまいますとつまり宙釣りになっていると、不思議とカラツンばかりになってしまいます。ということは両うどんの底釣りは確実に着底している必要があります。そういう意味では重い針が有効だと思っています。


 ただこの場合も時期によってですが、ヘラブナに対するアピール度を上げるためには、ゆっくりと沈下してくれる必要が出てきますので軽い針を使いたくなってきます。ほんの少し沈下速度を遅くするだけで確実に当たりが増えてきます。1回の当たりの出方が十数秒違ってきたとすると、1日釣り続けてその結果として釣果に反映される数字は10枚以上の差となって現れると思っています。


 案外無頓着になりがちな針の重さですが、案外重要な地位を占めていると思うのです。ヘラブナが活発に動いてくれる今の時期に、重い針と軽い針を使い比べてその違いを確かめておくと、案外迷わずに次の選択が出来ると思うのですがいかがでしょう。