両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 効果的なカラツン対策2

 ヘラブナ釣りにはある程度のカラツンは付きものと思っていますが、宙釣りの対策の仕方は全くわかりませんが、最近1つの方法を取ることで見事にカラツン地獄から脱出することが出来たのです。あれほど苦労していた連続カラツンからすっかり解放されたのですから気持ちよく釣りを楽しむことが出来ています。それこそこれからは恐れることなく片っ端から合わせていくことが出来そうです。


 な~んて大層な話ではないのですが(笑)、2つの方法を取っただけで見事にカラツンから解放されたのです。但しそれはあくまでもその日の仕掛バランスに対してであって、いつもいつもその方法でカラツンから解放されるとはまだ確認できていません。


 この大上段に振りかざした大見得ですが当然底釣り限定の話です。それも両うどんの底釣りだけで検証しただけですから、底釣りだとしても両団子や両グルテンでも同じ方法で良いかはわかりません。ただなんとなく想像できるところがありますので最後に付け加えるようにします。


 え~と。。。変な期待感をもって読まれると困るのですが、至極単純な方法を取ったに過ぎないのです。
 以前紹介しましたカラツン対策は、浮きバランスの取り直しと深なじみにする方法でした。今回は反対になじみ巾を減らす方法です。


 カラツンが起き出したときに何をすべきかです。多くの場合は浮き下を徐々に伸ばしていき、いわゆるズラシ巾を増やすことで餌を安定させると同時に、余計なジャミ当たりなどの浮きに出る不確かな当たりを減らす方法でした。
 結果としてはその方法を踏襲しているに過ぎないのですが、根本的な考え方に違いがあります。


 それはなじみ巾を減らすだけです。この部分だけを読むとただ浮き下を伸ばしてズラしているだけと捉えられてしまいますが、実は浮き下は伸ばすことでズラシ巾を増やすのではないのです。


 あくまでもなじみ巾の範囲内で留めるように対応する事です。


 仮に3節のなじみ巾が出ていたとするしますと、なじみ巾を1節だけになるように調整します。また5節なじみが出ていたとすると2節にします。反対の読み方をされると困りますが、オモリバランスが取れた後に餌の重さでなじんでいくその節の数です。節の数が多いほどなじむ量が多いわけです。1節だとすると1節だけなじんだ状態という意味です。


 そのなじみ巾を減らす方法は浮き下を伸ばすのではなくて、竿の握り位置の調整でなじみ巾のコントロールをするだけです。


 つまり餌落ちメモリこそが浮き下トントンの位置のはずです。ところが餌を打つと餌がアンカーの役割をしてしまって、上下の針が斜めに張られている状態となっているはずです。その斜めに張られている位置関係でなじみ巾の量が決まってきます。ですからそのアンカーの量を減らすこと、結果としてなじみ巾を減らすようにすることがカラツン対策となったのです。


 浮きが負け気味に調整をしているとこのなじみ巾が増えますが、初めからなじみ巾が少ない状態になるのは浮きが勝ちすぎているセッティングですから、先ず初めに浮きが負け気味にセッティングをしてなじみ巾を多く出るようにします。
 その後竿の操作でなじみ巾を減らしてしまうのです。


 不思議なことにこのアンカー量を減らすことで、今まで止まっていた当たりも出るようになり、同時に同じような当たりでカラツンだったのか上手く針掛かりするのですから不思議です。


 そしてもう一つの方法がまぶし粉の付け方です。私の場合は大凡6種類の付け方をしているのですが、その6通りのまぶし粉の付け方を次々と変えていき、カラツンが止まる付け方を見つけるわけです。ただ不思議なことにカラツンが止まるまぶし粉の付け方をすると、次第に当たりも止まりだしてしまいます。
 当たりが止まってしまった場合は、もう一度最初からヘラブナを集めるような釣り方にも度します。そして当たりが出だすと元のカラツンが止まった餌の付け方をするわけです。その後当たりを出し続ける場合は、下針に当たりの出たまぶし粉の付け方をして、上針は寄せるためのまぶし粉の付け方をする。いってみれば両うどんのセット釣りです。


 カラツン対策としてうどんのまぶし粉の付け方の工夫で対応できましたが、両グルテンや両団子ではまぶし粉はありませんのでどうするかですが、簡単な話としてグルテンや団子の丸めるサイズを小さくすることと、振り込める限界のソフトな丸め方にすることで対応出来るはずです。


 ポイントは余計にヘラブナにはしゃぎすぎない状況を作ることに尽きるのではないかということです。


 結論的にカラツン対策としてはなじみ巾を2節程度減らす事が第一で、次にまぶし粉の量の調整をする。または団子餌のサイズを小さくする。これだけで随分とカラツンが減ってしまうと思われます。何のことはない昔から言われていることに過ぎないのですが、浮き下をズラス事とは根本的に違っているのです。まっこの方法が当たっているか間違っているかは
続けることで自ずと答えが出そうな気がします。


 過去に午前中は調子よく釣り続けていたのに、午後からカラツン地獄に陥っていたことが多々ありました。それは午前中を掛けて寄せに寄せていたヘラブナが、まぶし粉に対する興味が高まりすぎていたのかも知れません。まだ低水温ですがこれから水が温み出すことで、より活発なヘラブナの動きを見せるようになります。その時点でもなお同じ事が言えるのかどうか暫くは検証が続きそうです。


 元々当たりが出てない場合はこの対策で当たりが出るとは思いません。如何にして当たりを出すかを色々と工夫して、カラツンが出だした段階で試みるようにして下さい。私も当たりが出ないときはアレでもないコレでもないと必死になって試すのですが、コレだ!ってのにはなかなか巡り会わないんですよねぇ(T.T)。