ヘラブナ釣り 上ずりが怖い両団子の底釣り
夏期に両団子で釣るのは理にかなっているのでしょうが、底釣り限定となるとなかなか難しいと感じる事が多々あります。それは1つに寄せすぎてしまうことで釣りにならない事です。
ただでさえ活性の高い時期に寄せ効果の高い餌を打ち続けると、あっという間に寄ってきてそれも中から上層に集まってしまいます。いわゆる上ずり現象が起きてしまいます。こうなると打ち込んだ餌がもみくちゃにされてしまって、床まで全く保たないことになり浮きが立つ頃には既に餌は無いなんて事になります。
この状態に一旦なってしまっては底釣りを成立させようとしても簡単な事ではありません。
皆さん色々な工夫をされているのですが1番肝心なのが餌そのものでしょう。バラケ性を極力抑えて沈下途中に餌を撒き散らさないようにする工夫です。
水分を多くして溶けにくい餌にしてみたり、硬く締まった餌にする場合が多いでしょうか。そうすることで変に上ずってしまうヘラブナを少なくするのですが、同時に寄せ効果も落ちてしまいますのでなかなか悩ましい結果となってしまいます。
餌の工夫としてもう一つの方法はバラケ性を保ったまま底に届ける方法です。この場合の餌にはバラケ性が残っているために如何に沈下途中でバラケさせないかですが、簡単な方法としては粘りを待たせる餌を添加する方法です。これは案外有効で沈下途中のバラケは起きにくいのですが、底に到着する元々のバラケ性が発揮されてそれ程待つことなくバラケ出して浮きが戻りだします。
この早い展開を繰り返すことで早い寄り効果が発揮されるのですが、その状態をいつまでも続けているとやはり上ずってしまいます。
上ずりを押さえるにはもう一つの方法としては浮力の高い浮きを使って一気に沈めてやる方法です。単純に倍の浮力のある浮きを使ったとしても、時間の経過と共に上ずりはどうしても起きてしまいます。
もう一つの方法はハリスを短くする方法です。これでいち早く沈下させる事が出来ます。とはいえこれもまた上ずりはどうしても起きてしまいます。
少しの間は上ずらせないことは出来ても、団子餌を使っている限りどうしても上ずってしまいます。当然上記の方法を組み合わせることによって上ずるまでの時間稼ぎは出来るのですが、結果的に上ずってしまうのであればその上ずりを無視してしまう方法はないだろうかとなります。
極端な上ずりが起きてしまいますと打ち込んだ餌にあっという間に群がってしまって餌が全く保たなくなっしまいますが、沈下途中に食わせてしまうことも出来るのですが、そんなことをすると宙釣りになりますので底釣り限定池では違反となります。
上ずりが激しい時でも餌を取られないためには、うどんに変えてしまう方法があります。ただこれも最初の数枚程度は上げられたとしても、元々バラケた餌に対して興味を持っているヘラブナが集まっているのですから直ぐに当たりがなくなってしまいます。我慢してうどんを打ち続けても打開策は見つからないまま終わってしまいます。
グッと締まった団子餌を使う方法も試したことがありますが、やはり一気に餌に対する興味を失ってしまって当たりが無くなってしまいます。
そこでバラケない餌のままでも興味を持たせるためには、バラケない締まった餌を針に着ける段階で少し割れ目を着ける方法です。これは案外効果があります。餌の状態はバラケるのではなくて底で崩れるという表現があっていると思うのですが、早く割れ落ちるようなイメージで針に着ける方法は試す価値があると思います。ただこれは妥協の産物であって積極的な攻め方ではありません。
如何に途中で食われないで沈めてやるかですが、色々と工夫しましても案外有効な手段は見つけることが出来ませんでした。やはり両団子の場合は元々団子餌に集魚効果の少ない餌を使うのも方法と思うのです。通常は集魚材が多く含まれていたり寄せ効果が高い餌を使うのでしょうが夏期だからこそ寄せすぎないことを前提として、寄せ効果を少なくする方が結果的に一日中当たりを出し続ける事が出来るのではないかと思うのです。
軽いバラケ性のある餌でもマルキューのバラケマッハや凄麩のように集魚効果の高い餌がある反面、もじりや軽麩のように集魚材が入っていない餌もあるのです。これらを上手く使い分けるのもこの時期とても重要な事でしょう。
色々と試行錯誤を繰り返してその場その場にあった方法を探るしかないのですが、結果的に唯一取れる方法としては餌を小さくすることに尽きると思うのです。
餌を大きく付けてることは百害あって一利なし!
出来るだけ餌を小さくしその上浮きのなじみをしっかりとだし、戻りを確認してからの当たりを取ることを心がけることで、極端な上ずりを押さえられると同時に餌が揉まれることも減り1日当たりを出し続けることが出来ると思うのです。