両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 多人数では当たりが出ないその時

 もう桜が咲こうかとする時期にまたまた当たりが出ない苦労が待っているとは思いもしませんでした。


 いつもの淀の釣り天狗池は私の知る限りでは良く釣れる池です。それも両うどんの底釣り限定池ですから、団子餌の自由池のようにカッツケや浅棚で数狙う釣り方ではなく、うどんでしっかりとしたツン当たりを取っての釣り方ですから、極端に100枚を超えるような数を稼ぐことは極希なことで簡単な事ではありません。そんな中でも50枚を超えられる池は少ないのではないでしょうか。また冬期でもそれなりに当たりが出て20枚弱は釣れてくれますので、水温低下の激しい他の池に比べますとヘラブナの顔は何とか拝める池です。特に大池は当たりが出やすく小池に比べて数釣りが出来るのですが、何故か同じような割合で放流されているはずですが、大池と小池との違いが出ることが多々あるのですから不思議です。


 只でさえ水温の低下が少ない天狗池ですが、もう3月も半ばですから活発に動き出して良い時期です。その証拠に大池では簡単に上ずって仕舞うほど寄りが良い状態が確認出来ます。既に水温も13度を超えていますので活発に動いていてもおかしくはありません。
 ところが昨日の小池は13.5度の水温にも拘わらず、寄りが良いとは到底いえない状況でした。これはいったいどうしたことなんでしょう。


 寄りが活発な場合は、どうしても小型のヘラブナが先に動き出します。その為に大型サイズはその周辺に留まってなかなか釣れてくれないのですが、反対に小型のヘラブナの動きが緩慢な場合は、体力がしっかりしている大型サイズは動いてくれます。結果として釣果が伸びない日ほど大助の上がる確率が増えてくることになります。


 昨日の釣果もそのような状態で、大池では数釣りが可能だったのですが大型サイズは1枚だけで、小池からは8枚程度は上がっていた様子です。
 昔から小池に多人数入ると良く釣れるといわれていたのですが、昨日は空きがないほどの人数が入ったにも拘わらず、釣果は芳しくなくぽつりぽつりと釣り上げるのが関の山の状態だったのです。


 カラツンが出るのなら寄りがあり反応があるということになるのですが、私や両隣を見ている限りでは当たりすら出ない状況が続きました。その間手を変え品を変えて対応してみるのですが、その瞬間だけ反応が現れてもまた沈黙してしまいます。まさに厳寒期の動きの鈍い時期に良く似ています。となると厳寒期対策をすべきなのかとなるのですが、隣の釣り師は極細のムクトップで繊細な浮きと小餌で対応されていますが、それでも当たりが出なくて困っておられます。他に何か方法はないのだろうかと思案すれども私の引き出しは余りにも少なすぎます。


 うどんのカットサイズを色々と変更して見ますが変わらず、まぶし粉の付け方を変えてみますが変わらず、まぶし粉を変えてみますが変わらず、普通なら上ずらせて仕方ないまぶし粉を使ってみますが、一瞬の寄りはあっても長続きしません。もうお手上げ状態となってしまって一気に尺数の変更となったのですが、それでもパタパタと釣れた後は静まってしまいます。


 こんな時はいったい何をすべきだったのでしょう。
 団子餌なら開きをよくしたりバラケを押さえたり開かしたりと、餌の工夫もあるのでしょうが、うどん餌は最後までうどんでしかないのですから、まぶし粉による対応も限界があります。


 ただ面白いことにもう皆が片付けてすっかり人のいなくなった池で、残った3人が空いた枡で拾い釣りを試みています。不思議ですね。あれほど食い渋っていたにも拘わらず振り込んで直ぐに当たりが出るではないですか、サイズは大助混じりでしたがそれなりに数が上がっています。


 ここから見えてくるのは余りにも人が多すぎて、ヘラブナの寄りが分散してしまったからかも知れません。
 多人数が集まったとしても何らかの対処をしなければ数が挙がらない証拠を突きつけられた格好です。とはいえ多人数で池に入ることは極普通のことですから、人数のせいにするわけにはいきません。多人数でも自分だけ目立たせるなんて事も至難の業です。


 さてどうしましょう。4月5日は小池での月例会です。今のところ結構な人数でひしめき合うことになります。それでも釣果を伸ばすにはいったい何をすれば良いのでしょう。じっくりと考えて答えを見つける以外なさそうですが、私には・・・難しいですね。


 あっ尺数の変更は案外有効かも知れません。面倒ですけど面倒がっていると釣果が伸びませんから~!!残念~!! 古ぅ・・・・