両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣りの仕掛け作り 1

 仕掛け作りはどの程度作るのが良いのでしょう。釣りをしている最中にラインブレークを起こして、初めから作り直すのもなかなか面倒だからついつい尺数に合わせて数種作りますが、仕掛け作りの時間に釣り時間を割かれるのが惜しいとの思いの方が強いのかも知れません。
 私の仕掛け作りは一般的な仕掛けと違っています。さてそれをどこまで紹介すべきか迷うのですが・・・
 先ず1つ、穂先のリリアンに止める方法が違っています。浮きの止め方も違っている。サルカンの使い方、オモリの付け方と言ってみれば、道糸とハリス、針以外の部分は違っている。これは正しいという意味ではなくて、如何に手軽に費用も掛けずに作っているかに過ぎないのです。


仕掛け作り
リリアンへの止め方
 一般的には、八の字結びでしょうか。解きやすいためにもう一つ小さな八の字結びを作っているでしょう。そのままリリアンに取り付けて小さな八の字を惹いて解く。とても理にかなっていると思うのですが、厳寒期や堅い道糸の場合に解けてしまい、すっぽ抜け事故が起きることがあります。取れにくいように2重に通す方法もあるのですが、言葉では説明がし難いので省力として・・


 私が使っている方法は、仕掛け全般にたこ糸を利用することです。トンボ用の糸が売られていますが高いので使っていません。私は太い木綿糸を利用する事で経済的に仕掛けを作っていのですが、話を戻して・・・道糸に八の字を1つで輪を作ります。輪側の結び目近くにこの木綿糸を巻き付けます。
 リリアンに八の字で作った輪を掛けて木綿糸をスライドさせて止めます。外すときは蛇口を持ち木綿糸を反対にスライドすることで外せます。この方法でリリアンから一度として外れたことはありません。また結び目が少ないので糸の縺れや穂先への絡み事故を起こした事もありません。コツは輪を10㎝ほどの大きさにすることです。長いので木綿糸も結びやすくなりますし、二重にすることで穂先に絡むことも防げます。


 木綿糸の結び方は、針の内掛け結びと同じです。



トンボと浮き止め
 道糸に木綿糸を止めるだけですが、浮き用には、糸を長めにカットします。長めにカットした木綿糸に浮きゴムを通して浮きを挿します。
 一般的には、道糸に浮き止めゴムを入れてトンボにし、続けて浮き止めゴム。浮きゴム、また浮き止めゴムと通しますが、これが面倒であり厳寒期の細い道糸に通すと縮れてしまったりします。
 私が使っているウキゴムは、旧タイプの道糸に通すタイプです。今のウキゴムは小さな穴に道糸を通すタイプですのでこの方法には使えません。
 道糸に通す必要のない木綿糸を括り付ける方法を採ると、浮きゴムも大小自由に付け替えが出来ますので、浮きの交換も自由に出来るようになりました。カーボン足と竹の足では明らかに太さの違いがありますので、浮きゴムが簡単に変更出来る事はとても便利な方法として採用しています。
 そしてなによりも良いことは、仕掛けを作り終えてゴムを通すのを忘れていたなんて悔しい思いもしなくて良い事ですね。


 もう一つこの方法が良いところは、釣り場の水深がわからないときです。
 もし2m程度の浮き下で作った場合、5mもある水深の釣り場では浮き止めゴムを3mも移動する必要がある。この時に道糸が縮れてしまって糸を傷つけてしまいます。
 だが木綿糸を結ぶ方法では、釣り場に着いてから水深に合わせて後から結ぶことが出来るので、道糸を痛めるこがないのです。