ヘラブナ釣り 短竿の薦め
過去には中長竿の薦めを書いていたと思うのですが、よる年波には勝てず、中長竿を1日振り続けるのはなかなか大変で、幾ら軽量竿を使っていたとしても、手首や指の痛さだけでなく、取り込みの大変さを感じてしまいます。
本来釣り味を楽しむためには、中長竿の方が良いに決まっています。同じ1枚を釣り上げるにしても、時間を掛けて寄せる方がより長く楽しめるのですから、短竿よりは中長竿が楽しいはずです。
このところ感じるのが釣り味から来る負担感ですが、楽しいと感じられる枚数が、精々15枚程度までで実際のところは10枚釣り上げると、中短竿に切り替えるタイミングとなっています。
以前実験したのですが、16尺で10枚、14尺で10枚、7尺で10枚、そして最後に11尺へと戻しました。10枚を連続で釣り上げられることはなく、当然カラツンを含めて餌打ち回数はその倍以上のはずです。
当然短竿になるほど操作性は楽で、取り込み時間も16尺に比べて半分以下ではないでしょうか。短竿ほど手返しが良いばかりではなく、浮きの視認性も高まりますので、眼の疲れも随分と違っています。
実際のところ釣り味と操作性を加味すると、9尺程度がやはり丁度良いのかと思うのですが、どうも中途半端に感じてしまって、最近は9尺を使う事が減ってしまいました。
訪問する池によって水深が違いますので、7尺のような短竿が使えず、8尺でも仕掛けを長めにすることで、やっと使えるなんてこともあるのですが、浮き桟橋であればある程、短竿有利に思えてしまうのは、やはりスケベ根性といいますか、浮き桟橋の下に隠れているヘラブナは釣りやすいので、ついつい狙う事になるのでしょうか。
でも元々ルンペン釣りは禁止されていますので、竿先より前方を釣ることが最低条件です。それにも増して食い気のあるヘラブナは、何も多数が集まっているところに多いわけでもなく、少し離れたところをポイントとすることで、良い調子で釣り上げられる事も多々ありますので、何が何でも短竿有利とはいえないので、そこのところは臨機応変ってところでしょうか。
しかし歳を理由に短竿に切り替えるのは何となくシャクですから、積極的に攻めの釣りを展開するつもりで、短竿を選ぶのもありかと、、、以前お薦めの中長竿から短竿の薦めとなってしまいました。
ただ短竿も柔軟性の高い竿と、胴のしっかりとした竿がありますが、狙うサイズによって使い分けるべきでしょう。大助サイズを狙うためには硬調がやはり取り込みやすく、足下に潜られたり、主導権をヘラブナ側にとらせないことが出来ますが、短竿でも釣り味を楽しむためには、柔軟度の高い竿を選ぶべきでしょう。
ただ7尺設定があるアイテムも案外少なく、8尺以上の設定が今の主流のようですが、相対的に短竿ほど良くしなる設計がされていて、胴がしっかりしている竿は案外少ないんですが、その中から好みの竿を選ぶのも方法です。
胴が柔らかい竿が多い中でもHERA Xがとてもしっかりしています。意外だったのが月光の7尺ですが、大助でも楽に取り込みが出来ますので、大型狙いとしてはお薦めと感じています。
HERA X
月光
ただ強い胴のために小型主体では面白くないと感じるかも知れません。そこでもう1本調子違いを狙っているのですが、果たしてどの竿が適しているでしょう。お薦めは本式だと思うのですが、残念ながら8尺からとなります。
ダイワの兆が7尺からありますのでお薦めです。しかしこのように竿選びもまた楽しいんですよねぇ。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。