ダイワ 5代目荒法師・武天 2024年10月 新発売
荒法師・武天の5代目が今年の10月から新発売となります。一番気になるところは価格ですが、枯法師と全く同じ価格設定となっています。私のように小市民には簡単に手が出せる価格帯ではないのが残念です。
大物対応のパワーロッドで、基本春の乗っ込み時期に活躍するタイプですから、私のような釣り堀専門では宝の持ち腐れになりそうです。ただ面白い事に今回の荒法師・武天は細身で肉厚がテーマになっているようで、それによって腰の強さを出してタメが効く竿とのことです。
実際の使用感は知りませんが、タメが効くということはそのまま腰の強さを表しますので、私のような非力では使いこなせそうにありません。剛竿でも簡単に使える豪腕でがあれば、難なく乗っ込みサイズの突っ込みも耐えられるのでしょう。
ただこの写真にあるように耐えているというより伸されていると感じるのは私だけでしょうか。
今回の面白い特徴は小継ぎとなっていることです。小継ぎにすることで腰の強さをだしているようで、下記の写真は15尺ですがやけに本数が多いと感じませんか。
答えがこちらです。15尺ではなんと6継ぎを採用されているのです。
今回の良かった点は竿袋に先栓を収納できるところを作った点です。シマノでは当たり前となっている先栓入れですが、やっと採用された感が強くあります。ただ現物を見ていませんのでなんとも言い難いのですが、シマノのように落ちないような工夫が出来ているのでしょうか、この写真だけでは確認出来ませんね。
そして少しばかり残念なのがHERAシリーズで採用されている汚れにくいニギリではなくて、枯法師と同じニギリになっている点です。多分こちらのほうが高価なんでしょうが・・・餌汚れが付きそうで何となく残念さが残ります。
ココで改めてコマーシャルメッセージを
節が織りなす粘り腰。
荒法師・武天は新たなる頂へ。
「荒法師・武天」
その名は誕生以来、強さが身上の「剛竿」として普く認知されてきた。しかし、へらぶな釣りの変遷とテクノロジーの進化がこの竿の有り様を変えて来たのも歴史的必然。パワーロッドとしての軸は継承しつつ、「硬さで巨べらをねじ伏せる」竿から、「曲がりで巨べらをいなし獲る」竿へと変貌を遂げた。
この「しなやかなる剛竿」は今回新たに「多節・細身肉厚」という意表を衝いた生地組みを得たことで、振り調子はしなやかながら、掛けるとどこまでも「タメ」が利く圧巻の粘り腰を見せる異次元の逸物へと昇華した。
五代目「荒法師・武天」は我々に“その先の粘り腰"の世界という新たなるパワーゲームの頂を示してくれる。
しかしヘラブナ釣り用の竿は、竹竿の呪縛からは逃れられないのでしょうか。私も竹竿に親しんでいましたが、今ではカーボンロッド一辺倒となっています。やはり釣り味としては竹竿に譲るところが多いのですが、操作性の楽さはカーボンが遙かに勝っています。特に長尺はカーボンに勝る竹竿はないと思っています。
ただそれでいてカーボンの良さをデザインに生かし切れてないようで、以前あったFXの金色、Sの銀色と何となく違和感が、シマノの閃光ではレインボーのチタンコートで近未来的ですがももう少し工夫されても良いように感じます。
HERA S
閃光L
未だにフラッグシップのダイワ枯法師は段撒きを採用し、普天元 獅子吼は作り節まで付くって竹に似せる涙ぐましい努力をして、どうにか竹竿に近づけようとしています。
枯法師
獅子吼
そして今回の荒法師・武天は紋竹模様となっているのです。
メーカーも竹竿に近づけるのは、まだまだ竹竿には劣ることを自覚しているのではと思ったりしてしまいます。私的にはとっくにカーボンが勝っていると思うのですが、まだまだ竹竿でなければとするヘラ師もいるのは間違いないところで、高級竿は竹竿であり芸術性を含んでいるのですから、道具としての優秀さに加えてその芸術性の高さを求められているのでしょうか。だからといって優秀なカーボンロッドが竹竿の真似をしてどうすると思ったりします。
まぁこればっかりは個人の感覚の違いですから、特に問題視するようなものではないのですが、竹竿の優秀さは理解していますし、私自身ことある毎に使いたいと思うのも間違いないところですが、だからといってカーボンロッドに竹竿模様を求めるかとなると、また違うように思うのですが・・・古き良き趣味性としておきましょう。
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