ヘラブナ釣り ヘラ竿 好みの変遷
不思議なものでヘラ竿の好みが徐々に変わって行きます。これはいったいどうしたことなんでしょう。
元々竹竿が好きで多数揃えていたのですが、中長竿のカーボンロッドを使い出してから、その尺数に見合う竹竿を使うには流石に負担があり、徐々に手放して行き今では数本残すのみとなっています。
その中長竿ロッドも初期はやはり軽量系が良いだろうと西村カーボンを使っていたのですが、竹竿の釣り味とは比べものにならず、特にカンカンと伝わるヘラブナの動きが、肘に対する負担となって、1年間利き腕が使えなくなるほどでした。
その後シマノ閃光Xを使ったときに感じたのが、軽量竿でありながら柔軟性があることで、とても使いよかったのです。平行してダイワのHERA Fを使うと、やはり閃光の方が胴調子の感じがして良かったのです。ただ今は改善されているかも知れませんが、釣友が胴を折ることが多発して、閃光Xは早々と手放してしまいました。
その後HERA Fを主に使っていたのですが、ただやはり釣り味に納得がいかず、かといって竹竿に戻すのも億劫となっていたときに、ダイワの兆が発売されたのですが、どうもあの派手さ故になかなか手がだなかったのですが、前後しての発売だったと思いますが、もう少し硬めの竿としてダイワのFXの17尺を手に入れて使っていたのです。暫く使って派手な金色に慣れた頃に、同じ派手系の兆を手に入れました。
すると軽量竿にはないとても良い釣り味を感じさせてくれて、これば良いと17尺に引き続いて16尺を手に入れます。その後シマノの本式を手に入れたのですが、兆と同じように胴調子でしたが、本式の方がとても先が軽くて兆より使い勝手が良いのです。
やっと良いものを見つけたと思って、本式の18尺以下8尺まで尺数違いを揃えることにしたのです。それはそれは気持ちの良い曲がりでとんでもなく気に入っていたのです。
本来であればそれで終了となるはずが、次に手を出したのが月影です。実は月影は14尺と9尺を持っていたのですが、14尺でヘラブナを単に寄せているだけで、穂持ちがポキッと折れてしまったのです。何じゃこれは!!と・・・9尺はお蔵入りに。
数年経って9尺を持ち出したのですが、大助を釣り上げてもその重量や引きに全く負けない、とても良い調子でこれば良い!!と・・・
その前にHERA Sの15尺と14尺を手に入れて、Fとの違いを確認していたのですが、実際のところ大きな違いは無く、それ程遜色はないと感じていたのでしたが、メインロッドにするほどの惚れ込みはしなかったのです。
月影に戻りますが、一度21尺を手に入れたのですが、私には全く手に負えないと1度も使う事なく直ぐに手放した記憶があるのですが、皆さんに月影を勧めようとインプレッションを書いている最中に、なんと!シマノのカタログから消えてしまったのです。
手に負えない竿して手放したのは月影の21尺だけでなく、神威の17尺も腕力のない私には、胴が固すぎてヘラブナを掛けてから竿が立てられず、何度も伸されるようになりこれは無理!ってことで早々に手放してしまいました。
同じような理由でシマノの煉の16尺も使いこなせず手放すことに、そうそうHERA Xの16尺と17尺も使いこなせず手放してしまいました。やはり私自身が軟弱でしたから使いこなせなかったのです。
実際今のメインロッドは13尺・11尺・9尺・8尺は月影です。この竿で大助も簡単に引き寄せられ、使い心地もとても良いのです。が残念ながらもう手に入りません。バージョンアップされた月影が出るかとみているのですが、今のところその気配は全く感じません。
自裁のところとしてヘラ竿の売れ行きが良くないためでしょう。1.5尺単位になったのもアイテム数を減らすことで、企業として在庫を減らす狙いがあったと思いますが、シマノ製で用意されていたアイテムは減る一方です。
今残っているHERA Xは大助竿専用竿として使っていますが、15.14.11.9.8.7尺を用意していますが、7尺で鯉ベラの54.7㎝を釣り上げることが出来たのでは、腰の強いXならではでしょう。
今は月影で十分勝負が出来ることがわかり、7尺以外のXは予備竿となってしまいました。
しかし他の尺数が手に入らないので、月影より1ランク胴調子の景仙 桔梗を手に入れました。この竿は思った以上に腰が強くて、月影とは比べものにならない程しっかりしていて、それでいて価格的にも手頃ですから、大型狙いをされる方には超お薦めの竿です。
価格的にもとても手頃ですから、野池での乗っ込み狙いにも最適ではと思います。実際野池で鯉を掛けても大丈夫ではと思いますし、鯉の釣り堀でも通用するのではと感じるほどです。
実は景仙 桔梗を購入する前にダイワのHERA Vの16.5尺と13尺とシマノの紅月の12尺を手に入れましたが、景仙 桔梗はダイワHERA Vのような硬い棒状の竿でなく、シマノの紅月より胴がしっかりしていますので、大型狙いとしてはとても使い易いと感じています。
とても硬い印象だったVは購入早々手に負えないと即手放してしまいました。紅月はVと同価格帯ですがこちらは使いやすくて15尺や16.5尺も使えてお薦めです。
これら3種は同じような低価格の硬調子としては景仙 桔梗が超お薦めです。HERA Xはワンランク高価になりますが、景仙 桔梗で十分というか積極的にお薦めできると感じています。
景仙 桔梗のインプレッション②はまた改めて取り上げますが、取り上げるまでに発売中止にならないか少し心配しています。それは最近のシマノは1.5尺刻みでアイテム数を減らしているのですが、景仙 桔梗は以前のまま1尺刻みのアイテム数ですから、在庫負担があるため、早々と発売中止に追い込むのではないかと心配しているのです。
反対にいうと釣り人側からは1尺刻みで手に入れることが出来るのですから、使い勝手は間違いなく良いはずです。
ということで・・・何故かヘラ竿の好みが変わっていったのです。色々と試して自分好みを探すのも面白いと思いますので、是非今のまま満足せずに新しい竿を手に取られると、またリセットされてヘラブナ釣りが楽しくなるでしょう。
我が天釣会の最長老は御年80有余歳ですが、私以上に新しい竿を次々と購入されて楽しまれています。新しい竿を使う時って何となくウキウキしますからね。なんたって畳とOOは新しい方が良いっていいますからね(笑)。あっ!!これは今時は禁句ですからここだけの話で・・Wives and tatami are best when they’re new.
対義語に女房と味噌は古いほどよいって言葉もあります。こちらを採用しましょう!!
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。