両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 天釣会 大会ルール

 釣り大会では、それぞれローカルルールがあると思いますが、その中でも普遍的大会ルールもあると思います。
 ルールの王道は間違いなくスレ禁止でしょうか。紳士協定的に自己申告でスマートに決められると良いのですが、見せれていないとついつい・・・良くないですね。
 釣り座移動は間違いなく禁止でしょうね。そしてスレ禁止と同時に竿1本規定、そして2本針は捨てがたいルールと思います。棚規定のない場合は、浮きからオモリまで1m以上などのルールが付いたりしますし、竿尻から下針まで60㎝以内との規定が付く場合もあります。
 縦誘いを掛け続ける事も禁止事項となる場合も多いと思いますが、いずれにしてもスマートさに欠ける行為は、基本禁止とされていると思います。


 天釣会の釣り方としては、両うどんの底釣りが基本ですので、中層の釣り自体が元々禁止となっているのですが、ある意味スレ禁止以外は、常識の範囲内の釣り規定としています。ただ池の大助賞は、スレokとなっていますので通常の日曜大会は、釣り座の抽選をしませんので、取り敢えずokとしていますが、スレでは釣れた気がしませんし何となく恥ずかしいですよね。


 さて、釣り方の規定としては、多くの大会と変わらないと思っていますが、ヘラブナの件寸方法が違っています。関西の釣りらしく重量ではなくてサイズ、長寸を争う方法を採っています。通常の日曜大助大会では、最低サイズを決めましてそれ以上であれば、1枚長寸大会としています。冬場であれば33㎝以上でサイズアップの更新可能規定としているのですが、月初めは独特なルールでしています。


 それが3枚長寸のルールです。


1枚目は、検寸義務と自動登録です。
 10㎝以下は検寸しなく体のですが、10㎝を超えるサイズであれば、勿論スレは駄目ですが、1枚目は登録義務があります。
 こりはまさに運次第で、どんなサイズが釣れて来るか全くわかりません。今月初めの大会で優勝された方は、1枚目に43㎝余りの大助を釣り上げてしまいましたので、ダントツに有利なスタートが切れました。私は反対に28㎝と尺にも届かない可愛らしさで、半分以上今日は負けと諦めていたものです。


2の枚目は、冬期は33㎝以上それ以外は35㎝以上で、釣り人の自由意思による登録します。
 33㎝以上釣れたからといって無理に登録する必要はありません。38㎝40㎝が来てから登録しても良いわけです。このルールには、2枚目サイズの更新禁止規定があるためで、登録後大きなサイズが釣れたとしても、2枚目の登録を変更出来ません。このように最低サイズを超え尚かつ釣り人自身が登録を自由に決定出来る事になります。
 この場合も、良く釣れる日ならまだ良いのですが、激渋の場合は、次に大きなサイズが釣れると登録しようと、登録を遅らせてしまった結果2枚目登録が出来ずに、3枚規定に届かずに完敗となりかねません。


3枚目は、更新可能です。
 3枚目はサイズ規定と更新禁止規定がありませんので、取り敢えず3枚目が釣れると登録をして、その後サイズの更新があれば随時更新出来ます。
 次こそ次こそとサイズアップを狙うのですが、得てしてサイズアップ出来ないまま終了することも多々あります。
 取り敢えず2枚目まで登録が出来ると、うんと気が楽になって楽しい釣りに打ち込めるのですが、その苦しさも楽しみだと感じられるような、大会中の雰囲気作りも大切だと思っています。


 このようにその日の運と釣り人の感そして釣り技を合わせた協議内容としています。1枚長寸だけでは、誰かが尺半を釣り上げてしまうともう意欲を失ってしまい、釣りに身が入らないなんてことが怒りかねないため、最後の最後まで順位がわからないので真剣に釣り続けることが出来るのです。


 重量制の場合は、ヘラブナをフラシに入れて次々と溜めていき、最後に重量を量って決定することをしていますが、決してヘラブナに優しい取り扱いではないと思っています。また同時に関西では重量よりサイズを重んじる傾向がありますので、仮に35㎝で太って重量のあるヘラブナより、痩せていても40㎝の大助の方が重んじられるのです。


 海の魚でもその傾向は強くて、海近くの餌屋さんには何枚もの魚拓が張られていますが、重量よりサイズが大きく書かれている方が多いです。
 釣り人達もそんなビッグサイズを釣りたいと目を輝かせているのですが(笑)。なんていうか関西人の方が子供っぽいのかも知れませんね。


 色々な大会ルールがあると思いますが、1度3枚長寸の大会をしてみて下さい。なかなか面白いと思うのですが如何でしょうか。