両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 厳寒期のグルテン餌の使い方2

 冬期の餌や新ベラにはグルテン餌というのが定番だったと思うのですが、最近私自身が良い釣りが出来なくなってしまって、グルテン餌を使うことが極端に減ってしまったのですが、多数ある餌の中でどうしてグルテン餌を使うのでしょう。


 私の知る限りというか単なる想像的産物かも知れないのですが、まことしやかに語られていたのはうどんのように団子餌で作るにはどうすれば良いかから始まったとのことです。餌メーカーに確認したわけでもないのでここでは想像って事にして置いて下さい。


 冬期に団子餌では釣れないとされています。なぜだか知りませんが温かい時期に両団子が成立するが、水温が下がり出すと両団子の季節ではないとされているようです。この点もなぜだか私は詳しいことは知りませんが、ここも1つの想像力を働かせますと次のような組み立てが出来ます。


 カッツケや浅棚の釣りをされていた場合ですが、当然両団子でバラケの早いタイプを使われているのではないでしょうか。私はこの両方の釣り方をしたことがありませんのでこの部分も想像ですが、水温が下がり出すとヘラブナが浮いたり湧いたりすることはなくなりますので、カッツケや浅棚が成立しないので両団子の季節ではないとなるのではないかです。


 もしカッツケや浅棚の釣りをしていた方が、そのままの餌でチョウチン釣りをすると当然水中の深くまでは餌が保ちませんので、カッツケ用や早くバラケる団子餌は使えなくなります。


 ただ元々チョウチンや深宙の釣りをされていた方は餌を変更する必要はないのですが、それでも盛期のような早い当たりが期待できないために、ある程度保つ餌が必要になったのではないかと思うのです。
 大きな武器点として団子餌で寄せて食わせるにはある程度の水温が必要なことです。その水温の目安はまだ解っていませんが、1週間前までは両団子で釣れて板のに今日は駄目なんて事が起きてしまいます。


 元々マッシュは餌として使われていたのですが、そのマッシュに小麦を混ぜることで団子状にする事が出来るのですが、もっと手軽にまとまりやすい性質のある小麦グルテンだけを混ぜることで、針保ちする餌を作ることが出来たのではないかと思うのです。


 いわゆる団子餌でもある程度は待ちの釣りが出来る餌の誕生です。


 実際グルテン餌はいつまでも針保ちをした方が良いのか、それとも時間経過と共に開いて針から落ちるような餌が良いのかです。この点も実は水温と相関関係にあります。


 元々針保ちのする餌として作られたと思いますので、いつまでも保ってくれている方が良いわけで、まさにうどん餌は決して開くことがありませんので、うどん餌のように使える事になります。


 確かにうどんにまぶし粉を着けないで釣る方法もあります。余計に集め過ぎないための方法であり、早当たりをするためには素うどんが適しているのです。ただ冬期で素うどんだけでは成立しにくい釣り方だと思っていますが、両グルテンも同じ理屈でただ白い塊が針に着いていても簡単には食ってくれないのではないか。そうなると冬期の待ちの釣りが待ち続ける釣りとなってしまって、釣果が見込めない餌で釣っているのではないかと思えてきます。


 そこで通常集魚効果の見込める手法がバラグルセットと称する、上針にバラケ餌を付けて下針にグルテン餌を付ける方法です。確かに集魚効果を狙いながらグルテン餌を食わせる事になるのですが、以前にも少し書きましたが集魚材で寄せているのですから、そのまま集魚材を食わせた方が手っ取り早いのではないかと思うのです。
 反対にいいますと冬期の特に水温低下の起きている状態で、バラグルセットをしても集魚効果は殆ど見込めませんので、無駄に餌打ちを繰り返してしまい、仮に餌を食いに来たヘラブナがいたとしても分散している餌を食ってしまって、肝心の針に着いた餌を食わないことが起きてしまいます。


 やはりグルテン餌で釣るためには両グルテンの方が食ってくれそうな気になります。同じ冬期でも水温が高めの日には、開きのいいグルテン餌が適していて、極端な水温低下が起きてしまうと、反対に全くといって良いほど開かないグルテン餌を使って、両うどんのように待ちの釣りをすべきだろうと思うのです。


 ただその水温低下が起きたとしても低い水温で安定していればいいのですが、前日より1度2度下がるだけで食わなくなってしまい、そんな日に出くわすと待ちの釣りとして開きの悪い両グルテンにすべきで、反対に少しでも水温の上昇が見込まれた場合は、上針に開きのいいグルテンでしたばりには開きの遅いグルテンと使い分けるのも方法と思っています。


 しかし厳寒期は温かいコタツに潜り込んでいる方が良いような気もするのですが、釣れないと解っていても出かけたくなるのはもう殆ど病気ですね(笑)。