ヘラブナ釣り 水深の浅いポイントを選ぶ理由
水温の高い時期は、湧きに湧いて始末に負えないのですが、水温が上がりすぎると、流石のヘラブナも食欲が落ちるのか、集魚効果どころか当たりすら出ないこともあります。
それでもなんとか集めて当たりを出そうとすると、今度は盛り上がるように湧き上がるというか、飼い付け状態に陥ってしまって釣りになりません。
そこで究極の選択をするのです。それは湧いてもいいというポイントを選ぶ事です。
そんなポイントなんてあるはずが無いと思うのが普通のことですが、透明度の高い池は別として、一般的な釣り堀であれば、その池の最浅部・・・浅層部・・・。どちらでも良いですが(笑)、その池で1m程度の浅いところをポイントとして選ぶのです。
私の釣り方は底釣りですから、水深に拘わらず底を釣ります。1mでも3mでも餌は底に着底せます。そうすることで底釣りが成立するのですが、ヘラブナが湧く時期に底を釣るのはとても難しいのです。
それが水深1m程度の浅いポイントであれば、湧くいたとしても底にも間違いなくいますので、底釣りが成立するのです。
また良くあることですが、餌が着底するまでに餌を食って走られる場合もありますが、水深が浅いのでその危険も少なくなります。
そういう意味では安心して餌打ちを繰り返し、集魚効果を発揮して釣果を伸ばすことが出来るのです。
高密度に放流されている池では、ヘラブナの浴層は中層とは限らず、上層中層下層と3段階に分かれています。そのため振り切りで餌打ちをしても、水面近くに上ずるヘラブナがいたとしても、底にも必ずいて、底にいるヘラブナは不思議と上ずらないのです。
その証拠といいますか、泳層の違いが魚体に現れるのです。水面近くにいるヘラブナは真っ黒です。それが底に居るヘラブナは明らかに色が白いのです。これは鯛の養殖と似ているのですが、養殖場の鯛は色が黒くなってしまうため、寒冷紗で覆って日焼けを防ぐ工夫がされています。
その昔は日焼けを防がなかったので、養殖の鯛はとても色が悪かったのですが、今の鯛はとても綺麗に仕上がっています。それは全て日焼け防止をしているからです。
同じ事がヘラブナにも起きていて、足下に浮いてくる与太ベラも真っ黒、餌打ちポイントに上ずってくるヘラブナも、色黒がしても多いのです。
魚ほど環境によって色が変わるのも少ないと思いますが、金魚でも飼育環境下では色の変化を来します。水槽の底を白くすると金魚の色はオレンジ色に、底を黒くすると赤色になります。もう一つが太陽光を当てると色が濃く、遮ると色が抜けていきます。
ヘラブナを釣り上げる事で、そのヘラブナの好む泳層が解ります。底釣りでは色白が釣れてきますが、色黒が混ざると底への誘導が上手く出来ていることが解ります。
何れにしても水深の浅いポイント。上ずる時期には最適!!と思うのですが、湧かしすぎると底釣り師たちから白い目で見られますので、水深の浅いポイントでも、底釣り用の餌を使うのが基本です。