両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 淀の釣り天狗池 5月19日(日)晴れ一時曇り

 今日もとんでもない強風の中での釣行となりました。後ろから風を受けるポイントに入ったのですが、身体が前に押されるほどの強風のため、スコープも揺れに揺れてとても見難い状態、輪を掛けて水面も波立つという最悪のコンディションでした。


 いつものように水温測定から始めます。20度強の高い水温でしたが、先行者はヘラブナが少し浮き気味だと話されています。風だけでなく池の状態もなんとなく釣り難い様相を示しています。


 今日は竹竿を使って見ようと思っていましたので、取り敢えずはいつものように始めて見ます。触りが出たのは3投めからでしたが、綺麗なツン当たりは出ません。その後数投目で釣れ出すのですが、集まっているヘラブナの数が多いように思います。そのためスレ当たりが頻発してしまい、決め当たりを上手く出す事が出来ません。これが結局今日一日悩ます結果となってしまいました。


 カラツンも多くはスレ当たりだと思いますが、浮きが落ち着いてから30秒までに当たりが出ます。早い当たりは10秒以内です。その為、竹竿ではこの頻発する当たりには不適当と感じましたので、同尺のカーボンに取替ます。
 さすがカーボン竿では、圧倒的軽さで頻発する当たりに反応することが出来ます。頻発する当たりに反応を続けているのですから、余計にヘラの寄りも多くて当然カラツンが減るわけはなく、同じような早い当たりを返してくるのですが、カラツンもお構いなしに誰よりも多く打ち返します。
 カラツンばかりでは当然なくて上唇センターで綺麗に掛かってきますので、今日の釣果は59枚を数えることが出来ました。
 ただ圧倒的な当たりの中から、的確な食い当たりに反応出来ていたとすると、この倍は軽くは釣り上げる事が出来たのではないかと思われるほど、活発な当たりを返してくれる状況でした。


 実は、今日もいくつかの実験をしています。
 先ずは初春まで有効だった少しハリスを長めで釣りを開始します。長めのハリスは、ヘラブナに対するアピール度が高く、食い渋り時期だけでなく、ある程度の数を稼ごうとするのには適していると思っています。
 ただ寄り過ぎていたため、ヘラブナに触りに翻弄されてしまい、綺麗な当たりを貰うことが出来ませんでした。


 次は、同じように長めのハリスですが、これだけ水温が上がったため、少し硬めのハリスを使ったらどうなるか確かめてみました。
 カラツンは多発するのですが、ハリスのせいなのか今日の池やヘラブナの状態のせいなのかわかりませんので、我慢して使い続けます。結論としてはもやはり硬いハリスでは、綺麗なツン当たりでも吸い込みが悪く、カラツンの連続を演じてしまいました。


 そこでハリスの長さはそのままで、柔軟性に富んだハリスに交換しますと、面白いように連続で掛かるようになりました。ただやはり始めに感じた通り、長めのハリスではハリスのスレが多発してしまいます。このままではカラ針ばかり引いてしまいますので、ハリスを短くしてみました。今日はコレが正解!
 柔軟性のあるハリスで、短目が針に乗る率は上がってきましたが、それでもカラツンが多い状況に変わりはありません。


 次にとった方法は、うどんを小さくしてみました。ハリスを短くした時と同じように、明らかに違いを感じます。一時期入れポンを演じることが出来るほどです。
 ただ力強い動きのためと私の腕が下手くそなために、何度かハリス切れを起こしてしまいました。そこで0.1号だけ太くしてみましたが、柔軟性があるハリスの種類で、少し太目にしても特に変わらず綺麗に乗って来ますが、それでもカラツンが出てしまいます。


 同時にまぶし粉も3種類使ってみました。やはり最終的には細かい目のまぶし粉が正解でしたが、そこにたどり着くまで時間が掛かってしまい、今日の正解が確認出来たのは午後2時頃になってしまいました。
 ということで次からの釣行は、最終的に組み立てた仕掛けと餌とまぶし粉の組み合わせでスタートすることとします。


 盛夏になるともう一段階ハリスを短くします。そうすることでヘラブナにもまれる事が減りますので、綺麗なツン当たりが期待出来るからです。ただ、ハリスを短くすればするほど、大助が出ないような気がします。
 数が出る日は大助が出にくいように思いますが、今日は終了15分ほど前になってやっと42.1㎝が上がり、池の日曜大助大会で1位となりました。ただ2位が42.0㎝ですので1mm差で優勝とギリギリでトップを取ることが出来たラッキーな日となりました。


 次の日曜日は、どんな反応を示してくれるのでしょうね。
 初めから正解だったら苦労しなくて良いのですが・・・ボケ防止のためには、これからも色々と考える必要があるのでしょうかねぇ。