ヘラブナ釣り 釣れない原因をキャッチする
今回もいつものように両うどんの底釣り場合のお話ですが、団子の底釣りなどいわゆる底釣りに共通した話題となります。
ヘラブナ釣りをしていて、1投目から当たりが出る場合がありますが、往々にして1投目から当たりが出る事はありません。それが2投3投と餌を打ち返していても、食い当たりがなかなか出ない時があります。
そんな時何をしていますか?
私的な対策としては、間違いなく餌の打ち返しを早めることです。それによって集魚効果と食欲を持たせて、食い当たりに繋げる方法を取ります。
たったこれだけでポンポンと釣り上げる事が出来るのですが、その調子が良い時間は短くて、カラツンになったり良い当たりが出なくなって、ピタッと釣果が伸びなくなるのです。それもまた案外長く続くるですが、その時はどんな対策をすべきでしょう。
今のところ取り敢えず我慢して、ある程度の時間を掛けて餌打ちとカラツンを繰り返すのですが、その中でまた釣れてくることもあり、我慢の時間をやり過ごします。
そしてお茶を飲んだりトイレに行ったりと、少し床休めをしてからまた再開すると、良い食い当たりが出る場合もあります。
その他まぶし粉の附着量を加減したり、素うどんを混ぜてみたりと、まぶし粉の調整で改善することが多々ありますので、時折織り交ぜて対応を試して行きます。
その後数時間経った段階で、当たりが出なくなったり、極端にカラツンが増える場合があります。その時は首をかしげるのではなくて、即床の取り直しをしてみます。案外水位の変化が起きている場合があるのですが、その変化の見定めは、池の周辺部の水位位置を確認することである程度判断出来ますが、ポイントが掘れていく場合も多々ありますので、自分の釣っているところだけ掘れると、当然浮き下に変化が起きてしまいますので、当たりが出なかったりカラツンに繋がります。
この床の取り直しは案外重要ではあるので、試されているかたも多いと思うのですが、実はもう一つ試す必要があるのが、浮きの浮力変化です。浮きそのものが吸水してしまう場合もありますが、仕掛け糸がナイロンですからどうしても吸水します。その吸水のために、浮きを余分に沈めている可能性があるのです。
高価な道糸などは、吸水性を抑える加工がされているのですが、私の使うような安価な仕掛け糸では、簡単に吸水してしまいますので、釣っている途中でも餌落ちメモリの変化を確認する必要があるのです。
とくに中長尺になると道糸も長くなりますのでその変化は大きく、浮きトップの節の間隔にもよりますが、1節程度沈める場合がありますので注意が必要です。
その道糸が吸水したかどうかは、道糸の沈み加減で判断が出来ます。釣り始めは浮いていた道糸が、時間の経過と共に簡単に沈み出します。明らかに吸水した証拠でもありますので、気がついたときに確認する事で、止まっていた当たりが再開するなんてことも多々起きるのです。
オモリバランスを取った浮きの足に、前回使用したオモリを巻き付けている場合があると思うのですが、前回理想的な餌落ちメモリが出ていたのに、なぜか思ったよりトップが出ている場合があります。それは時間の経過と共に吸水して、オモリを減らした事によるものですが、その変化が起きる浮きは吸水性があるか、道糸などの吸水による変化が起きる浮きたと理解することが出来ます。
また長尺にフロロカーボンを使用すると、その重さのために一節程度余分に浮きを沈めてしまいます。宙釣りの場合はそれでも良いのですが、底釣りの場合は床を取った位置より、余分に沈めている可能性がありますので、時間を掛けた浮きのバランスと床取りをして、その道糸の重さを加味したバランスを取る必要があります。
まぁ短竿では殆ど気にする必要のない程度ですから、水位や底の掘れを気にしていれば良いのですが、底が掘れているかどうかは、実は浮きが変化する前に解るのです。
よく泡づけが出ている事がありますが、釣り堀の場合の泡づけは、ヘラブナが泡を吐いているのではなくて、底の餌を漁ることで、底に溜まっているメタンガスが出てきているのです。つまりヘラブナが底を掘り返しているので、徐々に水深が変わる前兆として捉える事が出来ます。
浮きの周りで泡が出ているのに当たらないと嘆くことがありますが、そこで考える事は、底のヘドロに餌が沈んでいるのではないか。または穴に落ち込んでいるのではないかと考えて対策を取ります。
1つはポイントを少しずらして餌打ちをしてみることで、綺麗な食い当たりを出すことが出来ます。また目立つ餌にするのも方法で、団子餌なら軽くて白いグルテンに変更するのも方法です。うどんの場合もまぶし粉を着けずに、素うどんで打ち込むことで目立たせることが出来ます。
ある程度泡が出て静かになると、底がしっかり掘れた事を意味しますので、床の取り直しをして水位の変化を確認するのですが、ヘドロが減ったことで餌が食いやすくなり、釣果が一気に好転する切っ掛けとなります。
釣れる釣れないの情報をどこでキャッチするか、またはキャッチが出来るか出来ないかで、その日の釣果に直結してきます。
でもねぇ。。。いつもいつもキャッチ出来るとは限らないんですよねぇ。その証拠に1度の当たりを出すことなく、ボーズでスゴスゴと帰った事も度々ですから(T-T)・・・トホホです。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。