最近ヘラブナ釣りから離れた話題も多く取り上げていますが、ついつい気になったものについては知りたくなり取り上げたてしまいます。但しあくまでも私の勝手で根拠のない話ですから、信用なんて全くしないで下さい。それはヘラブナ釣りに於いても同じですから宜しくです。

　世の中には健康をうたったいわゆる健康食品やサプリメントなるものが氾濫しています。ここで問題なのは健康食品という食品はないということです。何となくそれを摂取していると健康になると思いがちですが、現実的健康は全ての食品をバランスよく食べ続けることであって、特定の食品を食べて健康になることはないと思っています。

　その中でも何となくの機能を歌ったいわゆる健康食品やサプリメントなるものは、実際に機能があるかどうかは不確かで、国が認可している保健機能食品とは全くべつものだということです。

　この保健機能食品はトクホや機能性表示食品ですが、決して医薬品ではないので、その機能が保証されるものでもないのです。死亡事故まで起きた紅麹サプリも、頃ステロールを下げるとされる機能性食品でしたが、トクホほど厳格なものではなかったので、事故が起きたともいえるのですが、所詮機能性食品であったとしてもこの体たらくですから、一般的な健康食品なんてものは信用するに値しないともいえます。

　健康食品を販売する場合に必要な資格は、実は全くないのです！！。いわゆる食品衛生法の範囲で健康食品を扱うことが出来ます。その食品衛生法としては、街の食堂や喫茶店を開業するのに必要な資格は、営業許可を保健所に届けるだけで済みます。

　例えばマルチビタミンと称するビタミン剤がありますが、各種ビタミンを極少量ずつ含ませているものですが、これも薬品ではないので何の機能もないと思って良く、例えばビタミンB誘導体が1㎎以下だったりしますが、有名なアリナミンでは3錠（1日分）に100㎎も入っているので、薬品としての効果を発揮します。如何にマルチビタミン剤の効果が疑わしいかわかるというものです。

　アメリカの調査で、40万人に対して20年間の調査結果として、マルチビタミンの効果は何もないと結論付けられたとされています。この発表は、米国国立衛生研究所の研究機関である米国国立がん研究所によるものです。この研究の成果は、「JAMA Network Open」に発表されたものです。

　勿論全く効果が無いとは思えませんが、期待するほどではないと思うのは、ビタミンBだけを取り上げると豚肉100g食べると2㎎近く摂取する事が出来るのです。とはいっても豚肉が健康食品かというとそうとは言い切れず、脂身の多さが弊害になる事もあるのですから、何か特定の食品を食べると健康になる事はないともいえます。

　ただ高齢者の認知リスクを軽減するとの発表もありますので、全く信用に値しないとまでは言いませんが、必要なら不確かな健康食品ではなくて、確かな薬を利用すべきでしょう。その方がセルフメディケーション税制を受けることが出来ますからね。

　よくコマーシャルで自然素材をつかっているので安心とか、オーガニックだから安全とか、これは何の根拠もないうたい文句で、毒キノコやトリカブトでも自然素材ですがとても危険です。特にアレルギーのある方にとれば、自然素材なんて全く無意味で、蕎麦アレルギーや小麦アレルギーに代表させるように、一般食品ですら命を落とすほどの危険物質となります。

　カルシウムは取りすぎることはないとされる場合が多いのですが、実はカルシウムも取りすぎには弊害があり、高カルシウム血漿や高カルシウム尿症があげられますが、男の場合には前立腺癌の要因になりかねないのです。

　反対にカルシウム不足になると特に女性は骨粗鬆症に陥りやすく、意識してカルシウムを摂取する必要がありますが、他にも多くの疾病を引き起こす可能性があるので、カルシウム不足に陥らないようにしなければなりません。

　この例が示すようになんだって過ぎたるは及ばざるごとしで、これを取っているから大丈夫なんて事は決して思わないことです。紅麹ではないある有名な健康食品を食べ続けたことで体調不良に陥った方がいます。医師にその健康食品はどうして摂っているのですか？と聞かれ、勿論健康に良いと思っているからだと。それはそうでしょうが、そのいわゆる健康食品を摂らなくなったことで、体調が元通りに改善したとのことです。

　何れにしてもバランスの良い食事を如何に続けるかですが、釣り場などではそうも行かないのが現実です。最低限夕食で足らないところを補充して、1日の食事でバランスを保つ。1日で無理なら2日で、2日で無理なら1週間掛けてバランスの良い食事にすべきでしょう。

　健康食品なんてうたい文句は程々にして、自己管理をしっかりする事を強くお勧めします。これは不摂生がたたって薬漬けになっている私からの提案です（笑）。