両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ワラビうどん 高温時に気をつけること

 両うどんのヘラブナ釣りに於いて、当然のように気をつけなければならない事があります。
 何と言ってもうどんの保存方法です。春の陽気の間はまだ良かったのですが、いや一時期は真夏思わせる陽気になっていたときもそうでしたが、ワラビうどんの老化をいかに防ぐかがポイントになります。
 ワラビうどんは言わずと知れたデンプン質で出来ています。釣りの世界ではうどんがダレると表現し、安定剤を使う方が多いのですが、デンプン業界では糊化や老化と表現します。
水を加えて温度を上げていくとデンプンはやがて糊化します。つまり透明感を持った糊状に変化します。1度糊化したデンプンもやがてデンプンの鎖が崩れて元に戻ろうとします。これを老化と表現します。


 つまり、デンプンで作られたうどんは、時間の経過や温度変化で老化してしまうのですが、それを遅らせるようにするために安定剤が売られています。私自身は安定剤は全く使わないのですが、それでも真夏であっても老化することはありません。


 まずデンプンの種類によって老化速度に違いがあることです。一番著しい変化を起こすのが片栗粉です。片栗粉は少量で糊化しますので、うどんを作るに於いても量が少なくて良いのですが、簡単に老化してしまいますので、うどん状態を維持するのがとても難しいです。その他ワラビ粉(サツマイモ)、コーンスターチ、米デンプン、タピオカなど多数の種類がありますが、その性質を理解しながらブレンドしてみたり、単品で糊化温度の調整や濃度などの工夫をすることで、自分なりのうどんを作ることが出来るのですが、難しい人は市販のワラビうどんの素を使われる事です。


 安定剤を使わないで1日釣り餌として変化をさせない方法は、クーラーボックスや発砲スチロルの箱に氷を入れて、その上にうどんを保存しておくと安定して使い続けることが出来ます。但し冷えすぎると硬くなる場合もありますので、直接氷の上に乗せないで、間にタオルを挟むなどして冷気のコントロールをすることで、安定したうどんを維持することが出来ます。


 気温の上昇と共にうどんの管理がいかに大事か、老化(ダレ)すると針に刺すことも難しくなってしまい、その日の釣りを諦めなければならないことになってしまいます。
 そこでもう一つ用意すべきうどんが、尿素で煮たうどんです。尿素うどんは、温度変化が起きませんので、高温時や真夏には欠かせないうどんでもあります。またジャミが多い釣り場では、ワラビうどんでは浮きが安定しないのですが、尿素うどんでは安定した浮きの動きとなって、綺麗な当たりを取ることが出来ます。


 1.ワラビうどん:クーラーボックスに入れる
          氷を入れて間にタオルを挟む
          日陰に置いて温度の上昇を防ぐ
 2.尿素うどんを用意する


 この二つを守って梅雨時期以降の両うどんの釣りを満喫しましょう。


 団子釣りのような、ヘラブナが湧きすぎを抑えて釣り続けることが可能ですので、1度挑戦してみて下さい。


アウトドア&スポーツ ナチュラム

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