両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

ヘラブナ釣りを楽しむ天釣会の記録
及び個人の記録と感想です。

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 両うどんの底釣り うどんは底で切る?それとも

管理人

 両うどんの底釣りにかかわらずヘラブナ釣りに於いては、同ポイントに餌を打ち続けてヘラブナを一カ所に集める事から始まりますよね。ヘラブナ釣りをしている釣り師にとっては、誰でも知っている至極当然な釣り方だと思うのですが、あるとき両うどんの場合は、底にうどんを残さない方が良いとの指摘を見聞きした事があります。


 団子餌やグルテンは、餌そのものはばらけて分散してしまいます。ヘラブナもその分散して浮遊した餌を確認してというより、無意識に匂いに反応してパクパクとしているように思えます。
 両うどんの底釣りの場合は、まぶし粉の匂いによって餌打ちポイントに集まってきます。まぶし粉がなければ偶然通りかかったヘラブナにうどんを見つけて貰うまで当たりは送ってくれませんね。
 まぶし粉によって集まったヘラブナは、今度は偶然ではなくて確実にうどんを視認して、餌として食いついてくれます。その点が団子餌やグルテンとは違うように感じるのですが、事実水中映像を見る限り団子の塊より浮遊している餌に興味を持ち、いつまで経っても団子状態の餌を食ってはくれません。これはある意味不思議な現象ではあるのですが、残念ながら解明出来てていませんので横に置くとして、うどん餌だけは間違って食ったとは言えないでしょう。その点は団子餌の煙幕に隠して釣る、うどんセットの釣りとも違うと思っていますが、意識して食ってくれるうどんを、釣りポイントに落とし続けるのが良いのか、それとも出来るだけ落とさないでそーっと回収して、ポイントにはまぶし粉の臭いだけ漂わせ、食わせ餌は極力少なくした方が、針の付いたうどんを食ってくれるのかどちらなんでしょう。


 先ずは現実問題としてうどん餌で釣り続けて、底にうどんが溜まっているのかどうか。ヘラブナに限らずジャミなどにも見向きもされず、底に沈んでしまって腐っているのでしょうか。


 個人的な感覚でしかありませんが、水温みヘラブナに限らずジャミも活発に動き出している時期は、ポイトンに落とすうどんの数など全く気にしなくて良いと思っていますが、事実針に着いているうどんすら、放置しているとジャミかヘラブナかは別として食われてなくなっています。針に着いている違和感満載の餌ですら食ってくれるのですから、針から外れた餌を無視しているとは到底思えないのです。


 食ってくれるかくれないかの前に、実はワラビうどんはとても分解しにくいという事実があります。人間がわらび餅を食べても分解が出来るのですが、それは唾液由来のアミラーゼによる分解反応が起きるからです。*勿論胃・腸からも分解酵素がでています。
 あんかけうどんや、麻婆豆腐を食べていると粘度が落ちてくると思いますが、あの作用こそ箸に着いた唾液によって分解し、粘度が落ちてしまっている状態となります。
 最近のタピオカドリンクブームは実は少しばかり危険で、大量に水分と共にとり続けると、分解酵素が薄まり分解速度が間に合わず腸を詰まらせてしまいます。


 ではヘラブナはどうなっているのだろうとなるのですが、実はヘラブナや鯉には胃が存在しません、そのために全てが腸に直接入り込むのですが、腸管には特別にデンプンが分解出来るα-グルコ シダーゼが分泌しています。胃の8倍の分解能力があるとされていますので、多数食べても腸を詰まらせることはないと思います。また同時に胃が無いために満腹感が感じないのか、いつまでも食べ続けることが出来るのです。
 実際飼っていると口からはみ出すまで食べ続けていますが、満腹感のために食べない様子は見せません。


 では、殆ど口の使わなくなる厳寒期はどうでしょう。食べ残った餌は、水底に残るのですが、実は水中・土中にいる微生物によって分解してくれるのです。絶対量にもよるのですが、遅くても4日以内に全て分解して無くなってしまいます。
 微生物の存在しない水に入れておくと、14日経っても変化が起きないと実験データーででていますので、微生物の反応は素晴らしいですよね。


 ここで元に戻りまして、うどんは水底においてくる方が良いのか、回収する方が良いのかですが、余程の厳寒期でない限りおいてくる方が良いと私的には思っています。事実釣り続けて多数ウドンが積もりだしたために食い気が落ちたとは感じないのです。
 これは厳寒期も同じ事で、それ程口を使わないであろう時期ですら、打ち続けてやっと口を使うようになるのですから、餌を打ち続けないで待ちの釣りをするより、まぶし粉による食い気の活発さを誘引する方が良いと思いますし、回収できるほどのウドンを硬くするよりも、吸い込みやすいように柔らかく作った方が良いのではないかと思います。


 事実厳寒期でも食い気を起こさせると、10枚や20枚ではなく40枚50枚と数を稼げますからね。少々ポイントにウドンが残ったとしても気にしなくて良いと思うのですが、今冬には真剣になって実験をしてみるのも良いかも知れませんね。


 そうそううどんを底に置くかどうかではなくて、うどんをそーっと回収してまぶし粉が着いてない状態でそのまま打ち込むと、即当たりをしてくれますよ。お試しアレ!

ヘラブナ釣り愛好会 天釣会

 両うどんの底釣り ヘラブナ釣りのハリスの段差

管理人

 ここで書く内容は、あくまでも両うどんの底釣りの話ですので、宙釣りには全く当てはまりません。その前提に於いて話を進めて参ります。


 ハリスの段差上針と下針の段差は何㎝でしょうか。平均6㎝が多いように思うのですが、3㎝でも10㎝でも良いと私は思っています。
 仮に上針トントンで釣っていたとしますと、餌の位置は6センチ段差の場合は4㎝程度のズレしかありません。3㎝のズレだとすると上針の直ぐ横に下針があります。
 これは下針が先に着底してから上針が着底しますのでどうしてもその差は縮まってしまうのです。


 また上針の短スはある程度ピンと張っているのですが、下針の長スは多くの場合ピンと張った状態では着底しません。
 仮に振り切りで仕掛けを振り込んだとして、餌が一番遠くに飛んでいる状態ですよね。その次の動きはオモリが沈んでいきます。
 仕掛けは穂先に括り付けてあるのですから、仕掛けが前方に引っ張られることは起きません。当然浮きが立つための条件としては、オモリが沈んで仕掛けが浮側に戻ってきて浮きの浮力と釣り合った状態で浮きが立っているはずです。
 つまり両うどんの底釣りの場合は、宙で釣っているわけではありませんので、餌が着底した段階で浮きが立っているはずです。


 もう一度動きとして追っていきますと、一直線になった仕掛けからオモリの沈下が開始します。その場合浮きが支点となって仕掛けが扇状に竿先側に戻ってくるのですが、オモリが浮きの真下になってから浮きが立ち出すのではなくて、オモリの沈下途中に浮きに対して重量が伝わった段階で浮きは立ち始めます。
 ある一定の位置に達すると浮きの浮力によってオモリの沈下は遅くなります。その時の針の状態は、オモリに引かれながら落ちていきますが、オモリの沈下が遅くなった段階で、餌の付いているハリスが孔を描いて沈下して行きます。
 オモリに引かれた餌はオモリの引っ張りから解放されて、次は餌と針の重さで沈下を開始しますが、オモリに近い短スから先に沈下します。但し短スの餌とオモリの重さでもまだ浮きの浮力が勝っているので、釣り合った段階で一旦止まってしまいます。今度は長ス側が短スを追い越して着底しその重さが浮きに伝わり最後に短スが着底します。
 浮きの浮力とバランスが取れていたはずのオモリですが、そこがまさに餌落ち位置での床取りだったはずですから、餌と針の重さが加わって浮きになじみ巾として現れることになります。


 文章で書くとややこしい随分長文になってしまいますが、至極簡単な動作理論となります。その動作を再度認識することで、長ス短スの位置関係が理解出来てくるはずです。


 長ス短スの段差は、水深と餌と針の重さによって着底する位置巾が違っているという事です。


 長スの孔を描くそのカーブの深さによって位置がズレるということです。また同時に孔の出方つまりハリスの太さによって着底位置が変わってしまうのですが、ハリスに弛みが多くが出てしまうことがあり、当たりを消したり小さくなってしまうことがあるということです。


 そうなるとやはり段差はそれ程付けない方が安全だとの理論が成り立つはずです。


 単純に段差は小さい方が良いのかとなると、そうは行かないのがヘラブナ釣りではないでしょうか。
 その証拠に短スでも釣れますが圧倒的に長スの方に食ってくるはずです。ということは、ヘラブナにとっては、短スより長スの方が食いやすい餌の状態であることを意味するはずです。


 ではどうして長ス側の餌が食いやすいのでしょうか。


 1つは安定した位置にあることではないでしょうか。ここで段差の底釣りとの違いを少し継ぎ足す必要があるでしょう。
 段差の底釣りは言わずと知れた長ストントンの位置にあり、短スが宙に浮いている状態ですよね。その短スの団子餌がばらけて落ちることで、底にある食わせ餌を食わせようとする釣り方です。そういう意味ではバラケ餌に重点が置かれていると思うのですが、両うどんの底釣りの場合は、そのバラケ餌は存在しませんので、両うどんのまぶし粉による誘因以外ないはずです。
 両うどんですから長スの餌と短スの餌は同じうどんですし、基本的に同じまぶし粉を使っています。そうなるとヘラブナにとってはどちらを食っても良いはずです。にもかかわらず長ス側に食ってくるのですから、そこにはヘラブナなりの意味があると考えるのが妥当ではないでしょうか。


 その答えの1つが、長スの餌は短スのように餌がハリスに引かれることなく、安定した状態で底に横たわっている事だと思うのです。この状態を意識して作り出す釣り方としてあるのが浮き下を伸ばしてズラシ巾を取る方法です。いわゆる共ズラシ状態ですよね。カラツンだったりすると一番にする対処方法が共ズラシですが、これこそヘラブナに食いやすい状態を作っていることになります。


 そういう意味で長スと短スの段差が極端に短いのは釣れ難いとの結論に達します。


 では極力離した方が良いのかとなるのですが、先の書きましたように弛みがでる可能性が高いために、結果として当たりが多かったとしても浮きに出る反応が極端に小さくなったり消えてしまう事となるのです。


 難しくなってきましたね(笑)。段差は少ないと食ってくれないし段差が長いと当たりが出ないのですから、いったいどうすれば良いのだ!となるのですが、実は答えは無い!ってのが結論となってしまいます。それこそなんのこっちゃ!ですが(笑)。


 その釣り場の水流の有る無し、波除けバイブなどが設置されているかどうかで、浮きの安定度合いも違ってきます。


 つまり釣り場によって的確な段差には違いがあるということになるはずです。また同時に食い気があるのか無いのかによっても違ってきます。今日の釣り場の今日の食い気はどの程度の段差が正解なのかを、実は両うどんの底釣りでも確かめる必要があると思っています。


 これは宙釣りをされるヘラ師なら当たり前のことで、同じ釣り場でも日々確かめながら釣っておられるはずですが、両うどんの底釣りの場合は、案外無頓着に1年を通して同じ段差で釣っておられたりします。


 夏場と冬場とハリスの太さを変えていたとすると、その着底位置も違っているのです。勿論長スと短スの位置関係も違ってしまいます。


 とはいえ、そんなひち面倒臭いことはしてられないのも事実でしょう(笑)。ってことで自分の釣り方に合った段差巾を決めることしかないのです。
 ただ餌のサイズ、ハリスの太さ、針の大きさで違いが出ることだけは意識して、ある程度柔軟性のある段差の決め方も、どこか頭の片隅に置いておくことで、釣れない当たりが出ないと嘆く前に対処の1つとなると思うのですが如何でしょうか。

ヘラブナ釣り愛好会 天釣会

 ヘラブナ釣り 食い気を起こす餌は釣れるのか

管理人

 根本的にどんな釣りであったとしても、魚自身に食い気があるかないかで釣果は違ってくるはずです。特に海では潮が悪いと表現しますが、晴れや曇り、風や雨、朝や夜と、対象魚の好む条件がどんなに合っていたとしても、潮が悪い日に当たるとそれこそ餌取りすら現れることなく終わってしまうことがあります。
 その点、淡水域の魚の場合は、それ程極端な状態の悪い現象に出くわす事は殆どないと思っていますが、その日によって釣果の良い日悪い日があるのは間違いない事でしょう。


 ではどうして魚は食い気が起きないのでしょう。


 1つは水温の影響でしょうか。誰しも思い浮かべるのは厳寒期の低水温でしょう。ヘラブナは基本的に温帯域が生息条件となっていますので、極端な低水温には活動を止めてしまいます。餌が目の前に落ちてきたとしても興味を示さないことも起きるのですが、低水温が続いた日よりも、実は前日より水温が下がった場合に食いが落ちてしまいます。
 連日25度の適水温だとしましても、雨などの気象条件によって水温が急に低下すると、ヘラブナは活動を止めてしまいます。反対に30度を超えるような高水温が続くと動くが緩慢になってしまい、活発な餌食い活動はしなくなってしまいます。
 こんな条件の時は、余程で無ければ良い釣果には恵まれないものですよね。それこそもう手の打ちようがないとベテラン釣り師がサジを投げてしまう瞬間です。
 こんな条件の悪い日でも釣る人はいるもので、いったいどうしているのだろうとなるのですが、そのような場面に出くわすとどんなことをしますか?
 天を仰いで降参してしまいますか?それともひたすら餌を打ち替えて当たりを待ち続けますか?



 そこで考える必要があるのは、人間の思っているヘラブナの好む餌は案外違っているのではないかという部分です。


 餌メーカーが費用と時間を掛けて、ヘラブナの好むであろう餌を研究開発し続けていますが、コレで釣れる!というような決まった餌が存在しないことに気がつきませんか?
 餌の有名メーカーからは、それこそどれを使ったら良いのかわからない程発売されていますし、尚かつそれを数種類ブレンドするようにメーカーでは教えていますよね。これってとても不思議だと思いませんか?
 確かに季節要因がありますので、その季節にあった餌があるのは間違いないとは思うのですが、夏はコレ、冬はコレ、底釣りはコレで深宙はコレとの決め打ちがなされていません。
 ただこれが両うどんの底釣りだとすると、誰しもが使っているのはペレットの顆粒か粉末です。


 私はこのペレットも数種類実験してみました。鯉用からウナギ、ニジマス、モロコ、そして鮒用と、淡水魚用のペレットには数種類存在しているのですが、同じ鯉用でも親魚用から稚魚用と種類があります。また養殖餌のメーカー違いによっても、また随分と違っているのです。
 この内で釣具店ではまぶし粉として売られている専用のものもあるのですが、どの釣具店でも手に入りやすいのは団子餌に混ぜるためのペレットでしょうか。


 ペレットの主成分は魚粉です。そこで問題なのがヘラブナは肉食か?という疑問です。


 誰しも思っているはずのヘラブナは植物性プランクトン食だとの事実です。現実的に植物性プランクトン食かどうかは横に置くとして、誰しもが植物性食と認識しているはずのヘラ棚の餌に、どうして魚粉を使うのでしょう。そこに不思議は感じませんか?


 養殖業者がどのペレットを使っているかは全く知りませんが、まぶし粉として淡水魚用の魚粉配合のペレットを使うとしても、あなたの使っているペレットはヘラブナ用ですか?それとも鯉用ですか?


 ペレットによっては内容量が書かれているものがあります。魚粉率が何パーセントかです。実際には粗タンパク何%以上、粗脂肪何%以上、粗灰分何%以上、炭水化物何%以上と書かれているはずでが、この粗タンパクの割合が多い程肉食系のペレットとなります。
 一般的に高い方からウナギ用、ニジマス用、鯉用、モロコ用、鮒用となります。


 私が手に入るペレットとして実験した結果は、この粗タンパクが一番低いペレットに食いが立った経験が多いのです。
 ただここで注意すべきは、実は厳寒期に於いては粗タンパクが高い方が良い結果が出ています。


 つまりその時々によってヘラブナが興味を示す餌に違いがあることが裏付けられたのです。
 だったらどうしてメーカーは決め打ちしないのかですが、当然確実な裏付けが無い事が第一です。
 それは水温が何度になればコレで何度になればコレというような科学的根拠が乏しいことです。単に冬はコレだと決めたとしても、その日その日によって状況は違いますし、日本全国全てが同じなわけがないからです。
 そして商業主義としては、寄り多くの餌を売る必要があるからでしょう。



 結果として当然なことがわかってくる事があります。
 ヘラブナの好む餌の傾向はあったとしても、コレが釣れる餌だとは指摘出来ないことになります。
 なんのこっちゃ!ですが(笑)。その迷いの裏付けというか結果として多品種の餌の発売にも現れているのですが、今のまぶし粉は、今の時期に合っているヘラブナが好む餌になっているのかがとても重要な事と思うのですが如何でしょう。


 季節要因としてヘラブナの好むペレットに違いがある事実を知っておく必要があるのです。


 そこで以前にも書きましたが、今使っているペレットにウナギ用を添加してみたり、モロコ用を添加するとヘラブナの動きが全く違ってくるのです。その添加する時期は、今のまぶし粉で反応が薄いと感じた時がタイミングです。
 それを的確に掴めている人とそうでない人とでは、餌を打ち込んでからじーっと当たりを待っている釣り人と直ぐに当たりが出る釣り人の違いとなって現れていると思うのです。



 食い気が起きなければ餌に興味が湧かないので口を使おうとしないでしょう。また食べにくい棚や場所にあれば食ってはくれないでしょう。また食わせ餌より漂っている餌に興味が湧いてしまっている場合も食わせ餌を食ってくれません。


 熟々と書いてきましたが、食い気を起こす事が出来たとして、湧きすぎてしまうととても釣り難くなってしまいます。また底釣りでまぶし粉に興味を持たせすぎると、浮かせてしまいますので釣り難いですよね。


 ヘラブナの興味を湧かせすぎるまぶし粉は、実は間違った餌だとの反対論が成立してしまうのです。


 さぁ困りました。どのまぶし粉が興味を持たせることが出来るかは、実験である程度わかるのですが、程々に興味を持たせるまぶし粉はいったいどれなのかは、、、、さぁ。


 何でも程々ってことで宜しくです。

ヘラブナ釣り愛好会 天釣会

 ヘラブナ釣り 両うどんの底釣り 釣れる釣れないは何故

管理人

 ヘラブナ釣りの当たりの出方としては、宙釣りより底釣りの方がハッキリとした当たりが出ると思うのですが、同じ底釣りだとしても両うどんと団子やグルテンの当たり方とは違っていると思うんです。
 両うどんの場合はとても綺麗にツン当たりが出る事が多くて、まさに教科書通りの当たり方が出るのですが、団子池に浮気して両うどん専門池に釣行すると、当たり方の違いが記憶として残ってしまって、上手く当たりを拾う事が出来ない事も多々経験しています。
 そんな事も含めまして最近迷いに迷っている私ですが、両うどんだとしてもツン当たり以外にも食い当たりがあるはずと思って、というか現実にそうなってしまっています。
 これにはキット原因があると思いますので探っていくこととしましょう。


 私の釣行先は基本的に釣り堀ですから、その水域にヘラブナは間違いなく居るはずです。若干の密度の差があるとしても、概ね万遍なくそれもある程度高密度でヘラブナはいます。
 ではどうして多く釣れる日と釣れない日、また多く釣り上げる人とそれほど釣れない人との差が出てしまうのでしょう。



 先ず手始めにする事はヘラブナにより多くの食い気を起こさせること。


 表現が合っているかどうかわかりませんが、食い気を持たせるという程度の生やさしい事では無くて、狂ったかのように食い気を持たせる事で釣りやすくなるはずです。ただ食い気が旺盛になればなるほど水面に湧きに湧いてしまって、底釣りとしてはとても釣り難い状態になってしまいます。
 これがカッツケなら願ったり叶ったりで、それこそバンバン釣れてしまって100枚の束釣りになってしまうのではないでしょうか。ただ両うどんの底釣りをしている人達にとっては、失礼ながらカッツケ釣りをして何が面白いねん!とやっかみ半分かも知れませんが、全否定されてしまうでしょう。
 いつものように横道に逸れましたが、食い気旺盛になったとしても、底を向いて餌を追い求めてくれる状態の演出が出来ると、浮きが馴染んで一瞬の静寂の後にツンと落としてくれる当たりを出し、それを的確に拾い上げパシッと合わせ気が利いた瞬間のなんと心地良いことか(笑)。正直日夜追い求めている当たり方そのものですが、何故かそうは上手くいかないのです。



 釣れない原因は何だろうと想像してみました。


 床が取れてない


 ハッキリ言って床取りは初歩の初歩であるはずの両うどんの底釣りです。それこそ食わせ餌のうどんの状態以上に重要な床取りが出来ていなければ、当然食い当たりが出ないでしょう。床の取り方も多数ありますが、その床の取り方に個性があり結果として食い当たりが殺されてしまっている事があると思います。
 床取りの方法は色々とあります。正直言いましてどの床取りであっても良いのです。自分の釣り方に合った床の取り方であれば良いはずです。但し自分の釣り方と床の取り方に違いがあったとすると、結果として正確に床が取れていないことになります。
 では自分の床取りは正確に出来ていると思いますか?間違いなく取れているとして、その結果としてですが。
 浮きに出るなじみ巾は大きくないですか?
 なじみ巾がとても小さい事はないですか?
 いつも同じなじみ巾が出ていますか?
 


 単純に床取りとは水深の計り方でしかないはずです。


 正直申し上げて床を正確に取ったつもりでは駄目です。確実に正確に計っていなければなりません。とはいえ重い餌でムクトップだと案外融通範囲は広いのですが(笑)。
 もし正確に取れていなければ黒線程度の小当たりは消してしまいます。冬場のこの黒線以下と言えるほどの小さな当たりを取って釣り上げるのが好きなのですが、まさにしてやったりと思いませんか。
 上針トントンの状態で正確に床が取れているつもりでも、その差が1㎝もあれば大きいズレとなってしまいます。
 ここで不思議なのですが、スタートはズラシ2㎝からとか3㎝ズラシが基本なんて事を聞きませんか?
 だったらそこまで正確に計る必要はないように感じるのですが、意識してズラした場合と、浮きが勝手にズレた場合とでは当たりの出方が違うのも不思議ですが。


 ある人の床の取り方は、餌を振り切って釣るのだからと床取りも振り切って取っておられます。
 水深にもよるでしょうし糸の張り方にも違いが出るでしょうが、概ね斜め前方に着底しているはずですから、水深は斜めに測っていることになります。ただ一概にその計り方は間違いではないのです。その計り方で浮きを徐々に上げていきトップの何節かを出したところにトンボを付けることで、その後も斜めアンカー状態で釣りと続けることが出来れば、共ズラシのような釣り方が成立しているはずです。といって私には絶対に出来ない釣り方です。何故なら誘いも一切掛ける事が出来ないのですから、じーっと待ち続ける釣りは出来ません。また箱池といえども水流が必ずあるのですから、アンカーの計り方をしていると当然道糸に弛みも生じてきますので、多くの当たりを消してしまうことになってしまいます。これでは数は釣れないのも道理ですよね。


  次に必要以上に集まった弊害が上げられます。


 集まりすぎてしまって我先に餌を貪り食う状態になってしまうと、固形のウドンよりもまぶし粉の方を求めてしまいます。
 その結果として上ずり現象が起きるのですが、それだけなら上層を何とか通り過ぎることで釣りになるのですが、中層から底までヘラブナが集まってしまうと、それこそいつになったら浮きが落ち着くのかと思う程、ずーっと上下動が続いてしまって、静かになった段階では既にウドンが落とされてしまっているので、当然食い当たりが出ないままウドンが取られる事になってしまいます。
 興味を持たせる餌はなにかを考えなければならないのと同時に、興味を持たせすぎない餌は何かと工夫する必要があるということです。
 但しこれはあくまでも湧く程にヘラブナが集まる季節の話であって、厳寒期は少々の事をしても集まってくれません。ただ困ったことに冬期の浮き現象で、針から30㎝程度上層に集まってしまって、餌のある床に向いてくれない事がありますので注意が必要です。


 床が取れ食欲旺盛になるまぶし粉を用意出来たとすると次は食いやすい餌と食いやすい位置です


 食い気旺盛になったヘラブナは、少々食べにくい餌であったとしても、棚もそれ程合っていなかったとしても、数は減りますがなんとか釣りは成立するでしょう。
 その時、ヘラブナはツン当たりを出すものと思うのは間違っていると思います。あくまでも経験則ではあるでしょうが、食い当たりはツンと一節落とすと決め込んでいることです。一節落とす食い方はまさに教科書道りでしょうが、食い気が旺盛になっているとしても床が取れていなければ綺麗なツン当たりなんて送ってこないはずです。
 当たり方としては次のようになるはずですが、どの当たりで合わせますか?
 1節のツン当たり
 黒線程度のツン当たり
 2節のツン当たり
 消し込み当たり
 2段3段のキザミ当たり
 ゆっくりともたれたようなモタレ当たり
 食い上げ当たり
 モゾ当たり


 私は思っているのです。何れかの浮きの変化は全て食い当たりだと・・・

 そんなバカな!と言われてしまうでしょうが、事実確実に今のはスレ当たりだと決め込む程の統計的経験値をどれだけの人が積んでいるでしょう。勿論横揺れするような変化はスレでしょうが、床に餌が付いている状態でそれ以上底に沈む事のない餌をアンカーとして、それでも浮きになにがしかの変化をもたらすのですから、食い当たりの可能性は否定出来ないのではないでしょうか。
 反対に綺麗なツン当たりなのに着いてこないと嘆くベテラン釣り師のなんと多いことか。そうなんです。コレが食い当たりと断定出来る当たりか存在しないと言えないでしょうか。
 単純に合わせ遅れもあるでしょう。ひょっとしたらジャミかも知れませんが、今見逃した当たりは本当にスレでしたか?ジャミだったのですが?
 その当たり方を決めてしまっているのは釣り師の思い込みでしかないのではないでしょうか。
 色々な当たり方があるとしてもその日によって当たり方は違いますので、今日の食い当たりはどれだろうと探るのも方法だと思うのです。
 勿論ツン当たりを全く否定しませんが、底釣りの典型的当たりとして有名な戻してツンあたりは、1日にいったい何回あるでしょう。それを待っていては一向に釣果は上がりませんよね。


 色々な当たり方があるといいましたが、実はその当たり方の変化が起きるのは、食わせ餌の状態もおおいに関係があると思っています。
 食用うどんの多くは綺麗なツン当たりが出ますが、ワラビうどんはとても変化が多いと感じてします。
 それはワラビうどんは作った状態によって柔らかさの違いが大きいからです。硬く仕上げればツン当たりが増えますがカラツンも多くなります。これは食用うどんも同じで硬いウドンはカラツンが増えてしまいますが、比較的柔らかく作った場合には、もたれや食い上げなど変化球的当たり方が多くなります。
 またサイズを大きくすればする程、この当たり方の変化は大きくなってしまいますので、当たりに迷い出したら極力小さな食わせ餌にすることと思っています。


 まぶし粉・食わせ餌で出来たとすると次は食い気が起きる所に餌があるかどうか


 食い気があるにも拘わらず、側に寄っていることが泡付けなどで確認出来たとしても、いつまで経ってもツン当たりを送ってこない場合がありますよね。
 それは食わせ餌が食べにくい状態にあると考えるのは如何でしょう。野池然とした管理池では、釣り堀のように底が平らに整備されていることはないでしょう。斜め傾斜になっている場合もあれば、何かの障害物の近くに餌が落ちている場合もあるでしょう。そんな時は、数十㎝でも良いのでズラして確認するのも良い方法と思っています。案外それだけでツン当たりがでる場合があります。
 ある池では13尺のところには昔に葦が茂っていたために底が荒いとか、16尺以上でなければ底が平にならず食いが悪いなんて聞きませんか?


 今回は浮きや仕掛けを度外視して、餌とまぶし粉に焦点を当てて書いてみました。水温の高い時期は、どうしても落ち着きのないヘラブナの動きをしますが、それに惑わされずに対処して気持ちの良い釣りが出来ると良いですね。


 なんて書いていますが、とても不思議な光景を良く目にします。それはまだまだ水温の高いこの時期でも当たりをじーっと待っている釣り人がいることです。私などは1分も待つことなく当たりが出て合わせていますが、それ以上待っていても餌が取られてしまっているのですから待ちようがないはずです。それでもずーっと待ち続けられている不思議があります。いったいどんな餌を使われているのでしょうね。
 両うどんに限らず両団子でも同じなので余計に不思議なんです。全くばらけない餌で釣りになるのでしょうか。。。。。不思議です


 またまたいつものように愚痴というか、自分の釣り方の整理をしてみました。日々反省と勉強を繰り返し、コレが正解なんて答えが導き出されると良いのですが、生き物相手ですからそれはないですよね。
 やはり人間はヘラブナにまだまだ負けていると思いませんか?

ヘラブナ釣り愛好会 天釣会

今日のブログはお休みです

管理人

 今朝から脇腹が痛み出して、その痛みが徐々に増幅していきます。これはまたまた、いつもの尿管結石と予測。
 先週の2日に手術を受けたとこなのに、今度は反対側です。困ったことに今年は次から次と襲ってくるのは一体どうしたことでしょうね。


 今この時間は病院の待合にいます。診察も終わってこの後でまたまた緊急手術を受けますので、今日のブログはお休みです。


 また回復しましたら独断と偏見のブログを続けますので宜しくお願いします。


 次のブログのテーマは、底釣りの当たりについてです。


 さて、どんなは話になるかは書き出してみないとわからないのが私のブログ(笑)
いつも取り敢えず書き出して初めて文章になるのですから、良い加減な話ですよね


 ではまた後ほど

ヘラブナ釣り愛好会 天釣会