両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 冬場の道糸とハリスの関係 糸その5ー4

 ヘラブナ釣りの場合、道糸とハリスと別れている場合が多いでしょう。その昔は0.2号通しなんてのもあったと思いますが、現代のサイズアップされたヘラブナ相手にする場合は、やはり道糸とハリスを変えて釣るのが正解でしょう。
 その場合、道糸とハリスはどのように連結されているでしょうか。案外無頓着というか気にされない方が多いのではないでしょうか。
 フライやテンカラ釣りの場合、ラインとリーダーと表現しますが、リーダーの結び方はとても重要で、結束力が強いのは勿論ですがラインとリーダーとが違和感なく結ばれている必要があります。それはとても透明度の高い湖や渓流などで、如何に自然な状態を演出かによって釣果に差が出てしまうからです。
 その為にリーダーの結び方も色々と工夫されていて、手間がかかりますがブラッドノットは最強でしょう。楽なのがサージェンスノットと輪に2回くぐらせる結び方ですが案外弱くて、ラインとリーダーを二重にして8の字結びをすると楽に結べて程ほどに強いのですが、ヘラブナ釣りでそのような方法は採りませんね。
 簡単な話、ハリス切れや縺れが起きたときにハリスの交換がし難いからであり、ヘラブナ釣りの場合は、濁り水のためにそこまで気を遣う必要はないのでしょう。ですがこの結び方をすると間違いなくハリス切れが極端に減ります。それは途中にヨリモドシや丸カンなど伸びのない連結器を使わないので弾力が仕掛け全体で受け止めることが出来るからです。
 海釣りでは、ハリス切れや魚のアジのようにコチビルの弱い魚の口が切れるのを防ぐために、よりクッション性を高めるためにヨリモドシ付きのクッションゴムで連結する場合があるほどですが、細い糸を使うヘラブナ釣りでは使わないですよね。その為に少し伸されただけでハリスが飛んでしまいます。まぁ伸される方が下手って事ではあるのですが、私のように非力なものが、淺棚で長竿を使っていると良くある事でもあるのです。


 そのつもりで思い返してみると、子供の頃道糸とハリスを繋ぐ方法としては、道糸の先を八の字結びで輪を作り、ハリス側も八の字で輪を作り、その輪同士をくぐらせて連結していました。
 実は今でもこの方法を採られている釣り師がいます。サージェンスノットに比べると弾力性は低下しますが、ヨリモドシを使うより遙かに弾力が利用出来ます。ただこれも案外ハリスの交換が面倒で、キツく締まっていると輪に押し込んだ痕が出来るので、ラインブレークの原因にもなってしまいます。


 極々普通にヘラブナ釣りを考えるなら、「道糸の号数の半分の号数のハリスを使う」が当たり前になっています。それはヘラブナに走られた場合や障害物を釣ってしまった場合など、道糸が切れないようにハリスを細くするのが普通になっているからでしょう。
 となると0.4号のハリスに対して0.8号の道糸が常識の範囲となるのですが、実際の太さは号数が示すほどの差がないのです。


 メーカーによっても違いますが、
 0.4号は0.104mm
 0.8号は0.148mmとなんとたった0.044mmの差でしかないのです。


 極々僅差といわざる得ないのですが、人間の指の感触は素晴らしく、この0.044どころか0.5号の0.117mmと0.4号とは0.013mmの差しかないのですがそれを感じ取れるのですから凄いですよねぇ。
 ではその差をヘラブナは感じ取れているのか!ですが、個人的には全く感じていないと思っています。
 0.5のハリスを0.4に替えると釣れた!のは単なる誤解か思い込みでしかないのではないか。
 確かに管理釣り場では、日夜いじめられているので警戒心は強いでしょう。ですが何度も針掛かりするのもヘラブナの性でしょうか。0.4だから食ったとはならないのではないか。
 野釣りではどうでしょう。0.8のハリスでも細いでしょう。1.0や1.2のハリスも当たり前のように使っていないでしょうか。それでも食ってくるのがヘラブナだとしたら、ハリスの細さは程ほどで良いように思えてきます。


 では冬場の北西の風が強くなり、風による水面近くの流れによって道糸が流され、結果として当たりが出難い釣りになっている事が多いと思います。
 ヘラブナにはキット感じ取れないであろうラインの太さの差が、風流れでは明らかに影響を与えてしまいます。
 その風流れを受けにくくするためには道糸を細くするのが1番手っ取り早いのです。だとすると余計にハリスとの結束力や仕掛け全体が伸びることによるラインブレークを防ぐ。その方法を考えるのが良いのではないかとなるのです。


 そこで元に戻って道糸とハリスをどのように結束するかが重要になるのではないかと思うのです。


 な~んて小難しいことを書きましたが、私はいたって個性的な結束をしていますので、ここではご紹介することが出来ないのです。ザンネ~ン!


追加記事として
 道糸とハリスを直接結ぶ場合に気をつけることは、空針を引いただけでも仕掛け全体が捻れてきます。その結果穂先に絡んでしまうことがあります。竹竿などでは致命的に状態で穂先を折りかねません。となるとヨリモドシを利用するのが安全なのは間違いない事だけは敢えてお知らせ致します。仕掛けに捻れがかかるのは丸カンも同じ事ですのでご注意下さい。丸カンがよく使われていたのは短竿全盛時代でしょうか。長竿には是非ヨリモドシを使って下さい。
 また冬場に0.3号のハリスに対して0.4か0.5の道糸を使うと変に伸びが出てしまい、床が狂ってしまう事もありますので、信頼の置ける道糸にハリスを是非お使い戴きまして、ヘラブナライフを楽しんで戴きたいと思います。
 経験上ハリスと表示されている商品は伸びる製品が多いですが、道糸は伸びにくいものが作られていると思います。ただ細い道糸は構造上伸びやすいので注意が必要です。


 冬場こそ目指せ尺半!



 1日に仕掛けを何度も交換するのであれば、全体をハリス素材で作ると竿の弾力だけでなく仕掛けも伸びがありますので、大物に対してラインブレークが減ります。ただ伸びてしまった仕掛けは弱くなりますので、はっきり言って細仕掛けで見栄を張るよりも太字掛けで確実に釣り上げる方が、釣り場を荒らさずに良いと思っています。
 私は太字掛け派です。だって安いハリスしか使わないので・・。ハイ

 両うどんの底釣りでハリス段差は何㎝

 管理釣り場では、底釣りをしている人も多いことと思いますが、特に関西は基本底釣りだと思うんです。


 団子釣りが可能な釣り堀も増えて来たので、宙釣りも可能にはなってきましたが、野武士的な静の釣りを愛する私にとっては、やはり底釣りこそヘラブナ釣り!と思っています。


 まっ、ですがついつい落ち込みで食ってくることもあるので、エイヤ!と合わせてしまう似非(エセ)底釣り師でもあるのは間違いなく、底釣りこそヘラブナ釣りなんて気取って見たところで、やはり心の卑しい釣り人には違いないと情けなくも思っていたりするのですが、それを自覚した上でも尚如何に底で食わすかを腐心するのであります。




 大助大会などでは余計にその間は強く、最低40㎝を超えなければトップが取れないので必死になってしまうのですが、大会のない釣りの場合は、ホントに心穏やかでヘラブナの引きを楽しむ事が出来るのです。


 そんな時こそ竹竿を出し竿の曲がりを眺める余裕も出てきますので優雅な1日を過ごせた自覚があるのですが、如何せんまだまだ仙人になることも出来ずにいます。




 底釣りでは、長スと短スの段差をどのように決めるかによって釣果に差が出る場合があります。長年ヘラブナ師をしている長老や40年50年選手の皆様は、段差は何㎝と決めている人が多いものです。


 見聞きしている限りでは、バランスの底釣りでは6㎝の段差がアベレージではないでしょうか。段差の底釣りでは極端な場合短スは5㎝長スは80㎝なんて事もあるのではないでしょうか。ここではあくまでも両うどんの底釣りとして話を進めますが・・・




 他の情報と同じくコレが正解とは書きませんのでお許し願いたいのですが、活性が高いとき低いときなど、毎釣行時には状況が違う場合があります。特に余り釣れないとき、当たらないとき、結果に結びつかないときは、この段差も変えた方が良いのではないかと思うんです。


 ジャミ当たりどうかわかりませんがカラツンになる場合、ズラシ巾を広く取ることがあると思いますが、小当たりを捨てるとしてもアタは小さくなっていきます。


 物理の法則で水圧がかかっていると当たりが出ると書きましたが、弛んでいては当たりか出ても小さくなってしまいます。


 底釣りでは棚取りが重要と口を酸っぱくするほど注意されますよね。それがどうしてズラシ巾を増やして当たりを出そうとするのかが私にはわかりません。もしズラシ巾を増やしても当たり方が同じだとすれば、棚なんていい加減に計っても良いはずです。ですが棚がズレると明らかに当たりが減ってしまいます。


 結果として私のように素人には手が出せない、ズラシ巾を広げる釣りは、まさにベテランしか出来ないのではないかとも思うのですが、そんな素人の私でもズラシ効果と同じように有効な方法が1つあります。




 段差を最大10㎝まで広げる




 元々の段差が6㎝だとして、カラツンなど出だした場合は1㎝ずつズラシを増やしていくと思うんです。そうすると当然短スもズレていますので、針からウキまでのハリスと道糸に弛みが出来てしまいます。誘いを掛けようものならどんな状態でたるみが出ているかわからず、その結果当たりが拾えなかったり出なかったり小さくなったりしますが、もし短スは丁度底についている状態だとしたら、つまり上針トントンのままで長スだけズラシ巾を増やすことが出来れば、どんなに誘いを掛けようが緩みが出ずに当たりが鈍ることがなくしっかりとしたツン当たりが出るはずです。


 但し何でもかんでも10㎝もの段差をつけて良いわけがなく、どんなことにも程ほどって言葉がありますので、その日は何㎝が有効なのかを確認する必要があります。なんでも程よい段差があるはずですから、何㎝の段差が良いかは実際に試してみて見極める必要があります。




 逆に段差を2㎝や3㎝に縮めた方が良い場合があります。それは活性が高い低いに関係なく上針に食ってくる確率が高い日です。


 本来なら長スで釣れる確率の方が断然高く、短スに食ってくるのは1日に1回もない事は良く経験されていると思います。それが不思議と短ス側で良く釣れる日があるのです。短スで釣れるのはやはり何かがおかしいのですから、その状況を釣り人が変えることは無理でしょう。だったらその状況に釣り人側が合わせるのが良いのではないでしょうか。つまり一気に段差を2~3㎝に縮めてしまい、食い当たりを増やす方法を試してみるのも良いと思うんです。




 底釣りの段差はこれ!と決めないで色々と試してみる。その優柔不断さが釣果に繋がると思うんですが、やはりまだまだ素人の私だからこそ、そんな迷いがあるのでしょうかねぇ。


 段差など変えなくとも釣果は伸びる!釣り方が下手くそや!とベテランの人達には怒られそうですが、でも実際段差を変えることで釣果は伸びますのでお試し下さい。




 あっ!私の標準は決して




 10㎝の段差でも2㎝の段差でもないですから・・ザンネーン!




 ヘラブナ斬り~!!、、、、って古すぎるなぁ(笑)




 先ずはお試しあれ

 当たりが出ない その時

 管理釣り場のヘラブナ釣りに於いて当たりが出ない日があります。厳寒期は口そのものを使わないので当たりが出なくても不思議ではありませんが、最盛期とはいわないまでも、程ほどは釣れてもおかしくない時期にすら当たりが出ないことがあります。
 池全体が不調な場合は、池の水温が急変したとか、風が強いや流れが有るとか、それこそ池周辺で工事をしているなど外的要因も考えられるでしょうが、釣れている人がいるにもかかわらず自分だけが釣れないのだとしたら、その時何をすれば良いのでしょう。


 誰でもすることとしては、先ずは誘いを掛ける。これは間違いのない方法でしょう。ですが疑問に思ったことはないですか?
 ヘラブナの食性は「植物性食」とされていることです。もし「動物性食」だとするならば、餌の逃げる動作とはいいませんが、動きに反応するのは間違いない事で、ブラックバスを例に挙げるまでもなく、ルアー釣りのように渓流釣りや海釣りでも動きに反応してきます。エビでタイを釣るなんてのは昔の話で、今や鯛ですら鯛ラバという鉛とビニールヒモの組み合わせである一種のルアーで釣るようになりました。つまり動きに反応する習性を利用したものです。
 ヘラブナも動きに反応するのだとしたら、野池でブラックバス釣りをしていて鯉やニゴイがルアーで釣れることは多々ありますが、ヘラブナが釣れたなんてことは聞こえて来ないのでやはり違いがあるはずです。私が知らないだけで釣られた経験のある方はいるのでしょうか。


 団子ならどうでしょう。誘いは餌そのものの動きもあるでしょうが、それだけでなくて団子を揺すって溶かせ散らせる事も多いことでしょう。
 海釣りで籠に入れたオキアミやミンチを竿を揺すって撒き餌を散らせて魚を集めたり食欲を増して食い気を指そいますが、ヘラブナの団子釣りでの誘いはそれと同じ意味も含まれていると思います。
 では、うどんの底釣りではどうでしょう。まぶし粉が剥がれたうどんを動かしても何も変わりませんよね。でも誘いを掛けると浮きに反応が出るのです。不思議ですねぇ。魚の気持ちになって考えてみたら、うどんが動くから食ってみようなんて思うわけがないと思うんですよ。でも食ってくる・・・


 良く誘いを掛けるとハリスの張りが緩んで、違和感なくヘラブナが食うことが出来るので、浮きが戻りきるまでに当たれが出ると紹介されていたりしますが、何となく疑問に思ったりします。もしハリスに緊張感があるために食わないのだとしたら、どうしてハリスがまたは道糸が緩んで違和感がなくなったとヘラブナは認識するのでしょう。
 また緩むかどうかは底釣りでは考えられることだとしても、宙釣りやタテ誘いには当てはまらないのではないかと思うんです。勿論タテ誘いとしても緩みは出ますが、それより落下している餌の動きそのものが重要なのではないでしょうか。


  それは餌を目立たせた!に過ぎないのではないか


 両うどんの場合、どうしても陥ってしまう行為として、当たりが出ないためにヘラブナにアピールしようとして、今まで以上にいっぱいのまぶし粉を着けてしまう行為です。それはまぶし粉が剥がれずに余計にヘラブナにアピール出来ていないのです。
 以前にも書きましたが、うどんにまぶし粉が着いている間は、ヘラブナは食ってこないのです。反応の少ないときに沢山まぶし粉を着ける行為は、全く反対で食い気を鈍らせているだけと断言出来ると思っています。
 つまり当たりが少ないとき、まぶし粉を沢山着けていては、ヘラブナが集まったとしてもヘラブナに対するアピール度が減って、余計に食い当たりを減らしていることになります。


 では誘いを掛けても反応が鈍い場合はどうするでしょう。宙釣りの場合はハリスの長さの調整、団子のタッチを変える、断固の種類を変えたりグルテンに変更でしょうか。
 両うどんの底釣りでは、餌を代えることは出来ません。まぶし粉をペレット系から白に変える程度でしょうか。匂い物質やアミノ酸を添加したりと苦労される方もいますが、それで変わった記憶はありませんから、余計な努力とも言えると思っていますが、何かせずに1日を終わらせるのは勿体ないし短気な釣り人としては我慢出来ないでしょう。
 やはりハリスの細さを変えるのも手です。底釣りだとしてもハリスの長さを変更するのも方法ですし、色を変えるのも方法でしょうか。
 ただそれより浮きを変えて餌の沈下速度を変える方がアピール度は高いと思っています。
 自然落下する餌にはヘラブナといえどもアピール度が高いのです。これは宙釣りでも大いに取り入れられていることと思いますが、両うどんの底釣りと宙釣りの圧倒的な違いは、


 落とし込み釣りより振りきりの方が反応度が高いことです。


 これは餌が所詮うどんであることが原因と考えます。まぶし粉の量も少なく上ずりを押さえるためにも、まぶし粉は底で剥がれるようにコントロールしますので、落とし込み効果は極端に少なく、振り切りによる長い餌の沈下時間によって視認性を高め、よりアピールする機会を増やすことで、ヘラ分を底まで導こうとする方法が最適だと思っています。


 その為に、当たりが少ないときは、浮きを軽くしてハリスを伸ばす


 先ずは試してみるのが良いのではないでしょうか。厳寒期でも同じ事で、ヘラブナの動きが悪い時期に向かい同士に釣っていても、向かい側は全く当たりがでていなくても、私だけが入れパクを演じるなんてことが起きるのです。
 といって1日中続くことはないので、それ以外にも工夫する余地があるには間違いないと思っているのですが、次の一手はもう竿の長さを変えるしかないのではと思ったりします。


 居着き三匹


 なんて言葉を聞いたことがありませんか?竿の長さを変えたり、餌を打つポイントを変えると直ぐに釣れてくる。でも後が続き難くて3匹釣ったらお終い。
 まさに居着き三匹で後はシーンと静まりかえる経験はあると思うんです。不思議ですねぇ。でもここにもヘラブナの習性が隠されているのです。


 どんなに餌を打ち込んでもヘラブナを寄せられる範囲は小さい事です。


 実際に釣っていて、隣と1mも離れてないのに釣果の差が大きく違うことがあります。寄っているヘラブナのサイズも違うことがあります。これはいったいどうしたことなんでしょう。
 魚はアミノ酸に反応する事は以前にも書いたと思いますが、25mプールにアミノ酸を100gも入れるとヘラブナには違いがわかるのですが、これは1000万分の1の濃度しかありません。実際はもっと少なくても反応するはずです。鮭が母川に還れるのも川に含まれるアミノ酸の違いといわれていますので、大海原での希釈率はとんでもないほど薄いはずですが判断出来ます。
 釣り用の餌には全てアミノ酸が添加されていますが、そこに少し他の人と違うアミノ酸を混ぜると、ヘラブナは違いを認識出来るはずなのですが、それでも近寄ってきたりはしません。それこそ打ち込んだポイントの半径1mが関の山でそれ以上離れたところからは寄ってこないのではないかと思っています。
 そこでポイントを変えるとするなら1m以上離れた場所にすること。竿の長さを変えるなら少なくとも2尺の差を付けることで、また違うヘラブナたちを集められると思うのです。今まで反応の良い魚は釣りきってしまったのですから、いつまでも固守せずに違うポイントを作り出す。


 つまり反応が良いヘラブナを新しく集めることで当たりを出す



 これも1つの方法ではないかと思うのですが、色々と考えて苦労しその答えが見つけられるとそれこそ有頂天(笑)
 まさに鼻高々の天狗となってほくそ笑むことが出来るのではないでしょうか。但し決して人に対して自慢しては駄目です。総スカン食ってしまいますからね(爆)

 淀の釣り天狗池 紹介その5 どこがポイント?

 釣り池は、案外釣れるポイントは決まっていたりします。勿論満遍なく釣れる事も多々ありますが、池のクセみたいなものもあるも間違いのない事実ではないでしょうか。
 では下記釣り天狗池の場合はどうでしょう。

 左側が小池で右側が大池ですが、途中の仕切りの水は通りますが魚は入れません。完全にコンクリートで仕切られていると思って良いです。
 この状態を見てどこに入りたいと思いますか?どこが釣れると思いますか?


 魚は障害物の周りにいるは、1つの鉄則のはずですが本当にそうなんでしょうか。


 透明度の高い澄み切っている池を覗いたことがあると思いますが、その時魚は何か障害物に身を寄せているでしょうか。そんな光景を見たことがありますか?
 小川などでは、水草の中に入り込んで身を隠している魚は多々います。悠然と泳ぎ回ってはいませんね。ですが鳥などの外敵や人の影が映るような透明な池で身を隠している魚を見たことがないのです。これはいったいどうしてなんでしょう。


 釣り池は、どこも透明ではありません。竿が汚れて汚い水や!!って怒っている人がいますが、水が濁っているからこそ釣れるとは思われないようです。
 もし釣り池が澄んだ水をしていたらどうなっていたか。どこに魚がいるか一目瞭然ですし当然魚からも人がよくわかり、仕掛けを振り込んでいる竿の影や仕掛けなど全てがよく見えて釣れっこないのです。
 見えている魚は釣れないも格言の1つでしたが、ブラックバスのルアー釣り世界では、
見えている魚を狙います。但しルアーを飛ばしてそれもアピール度を高めたルアーを音を鳴らしながら引いて食わせてしまうのですが、ヘラ分ではそうも行かないでしょう。
 野池のヘラブナ釣りの経験が多い人はわかると思いますが、風向きで水が澄んでしまうと全く釣れなくなりますよね。反対に濁りが回り出すと釣れるようになる。
 やはり見えている魚は釣れないと思うのですが、話を元に戻して澄んだ池ですら障害物に身を寄せている魚がいないのですから、釣り堀で増して水が濁っている環境でも障害物に身を隠しているとは思えないのです。

岐阜のモネの池(鯉)自然の池では物陰にも隠れていません。悠然と泳いでいます。



 それでもついつい障害物を狙いたくなるのも人情ですから狙いたい人は狙うべきで、それは釣れるとの確信を持って釣っているからいいのです。
 確信がなければ迷いが出て結果として釣れないですよね。それは浮きや針、仕掛けに竿と道具に対する不安があれば、落ち着いて釣っていられないのと同じで、結果として釣果に結びつかないのです。


 ただここで1つの答えを私は用意しています!


 ヘラブナは影に隠れる!


 ヘラぶなは障害物に潜んではいないとの話と矛盾していると思うでしょうが、これも事実なのです。
 今年の夏は異常なほど暑かったですよね。パラソルなしでは一瞬でも我慢出来ない。それこそ命の危険があったほどですからね
 昔の小型のパラソルではなく、半径100㎝の大型パラソルを出して日陰を作っていました。その時ヘラブナが取った行動が面白いのです。
 ヘラブナは池のヘチを悠然とお湯酔いでいるのは見たことがあると思います。天狗池では、大池小池の区別なくヘチを泳いでいます。

これは出流原弁天池で釣りは出来ません!(鯉)はヘチを巡回するように泳ぐ



 その為ヘチ(通称ションベン)で釣りをするのは恥ずかしい行為として、池も予約してくれませんし釣魚のサイズも1㎝マイナス規定がありますし、足下はルンペン釣りとしてどの池でも禁止されていますよね。


 その悠然と泳ぎ回るヘラブナがなんと!!


 パラソルの影の中にいた


 半円形の影が出来ていたのですが、その形に添ってヘラブナが集まっていたのです。まさか水中でも暑いからはないでしょうから、影に隠れるのはヘラブナの習性と思った方が良いでしょう。


 障害物には寄り添わない


 これも1つの答えだと思っています。
 ついついハタキの時期に葦際などに寄ってくるので障害物の近くを狙いたくなるのでしょうが、産卵期でなければ関係ないと思っています。だからこそ全く障害物など関係ないところで釣れてくるのです。
 では天狗池で釣れるポイントはどこかとなるのですが、ヘチは論外として答えは決まっています。


 波除けバイブの下にいる


 ヘラブナの回遊はヘチばかりではなく、ヘチと波除け際を泳ぎ回り続けています。何もないところにも当然いるのですが、数はどうしても少ないでしょう。その回遊しているヘラブナを自分で作り上げたポイントに如何に足止めするかにかかっていると思うんです。
 どの池でも竿の長さにも制限がありますし、増して波除けの下は釣ることは出来ませんが、結果として正面のパイプではなくて横のパイプ近くを釣るのが正解となるでしょう。ですが答えがそうも簡単ではないから面白いのです(笑)
 パイプ際さえ釣れば誰でも連れるのかの質問に対しては、当然ノー!としか言えませんが、コレもまた間違いのない事として影に関係なく釣れてくる事実です。


 アチァ!身も蓋もない話になってしまいましたねぇ。


 ただ、釣り天狗池には釣れるポイントがいくつかあることです。但しそれは固定的に釣れるという意味でもないのですが、おおよその大助ポイントが存在するって事です。まぁ数釣りに関しては腕次第としておきましょう。
 小池ならここ、大池ならこことあるのですが。日によっての違いはあるとしても、やはりここで釣れたなぁって記憶が残っているのでやはり確率は高いと思っています。それが個人的な思い込みだとしてもですが、それはどこか・・・・。
 ただ、同じ魚が決まった場所で釣れることです。同じ魚かどうかわかるわけない!って声も聞こえてきそうですが(笑)、赤ヘラを何度も釣っている私としては、同じ赤ヘラをほぼ同じ場所で釣り上げる事実です。ってことは、他のヘラブナも個性があって居心地の良い場所は決まっているのではないかとなるのです。


 さぁみんなで確認するためにも行ってみよう!(笑)


 ヒント、小池は7カ所。大池は11カ所が大助ポイントとの思い込みをしているポイントがあります。竿の尺数は一概に言えないです。8尺がいい場合もあれば15尺がピッタリの場合もありますからね。

 ヘラブナ 我慢の釣りは出来るか

 個人的に短気な私、人に対して怒りを露わにすることはないし、怒りそのものを感じる事も少ないのですが、ことヘラブナ釣りについては短気がそのままに出てしまう。その短気さに打ち勝つ方法はあるのでしょうか。短気は釣果を伸ばす1つの方法でもあるのですが、反対に地獄の苦しみを味わうことにも繋がっていると思うのです。


 「釣りの世界は短気が有利」が一種の格言となっているはず。気を長くしていつ釣れても良いような、太公望的仙人でない限りじーっと浮きを見つめ続けることは出来ないと思うのですが、釣りの世界は広く私のような短気ばかりではないようで、動きもしない浮きをじーっと見つめて、いつ当たりが出ても良いようには気構えながらも、じっと正視している姿は仙人そのもの、俗世間に浸りすぎている私にとっては神の存在、到底打ち勝つことは出来ないのです。


 待ちの釣りはまさしく大助を釣る方法の1つと考えます。


 私は全く待てないので、数が釣れてもサイズに繋がらず、一枚長寸大会では恨めしそうに見つめるばかりです(笑)。次こそは待って待って大助当たりを待とうとするのですが、そうは簡単ではないのです。皆さんはいったいどの程度待たれているのでしょう。


 打ち込んで底に落ち着き浮きが制止してから当たりが出だすまで何分待てますか?いや何秒待っていられますでしょうか。
 団子の場合は、ヘラが寄りだしてしまえば釣れる釣れないにかかわらず、触りは続くものと思っているのですが、うどんの場合は、当たらない場合全く動きを止めてしまいます。まさに浮きの見本市の有様でトップの横線模様だけを見続けることになってしまいます。
 短いヘラ歴の経験値でしかないのですがジャミが少ない池では、打ち込んで浮きが静止して当たりが出なければ、何分そのままにしていられるでしょうか。私的には30秒が限度で、だいたい15秒近辺で初めの当たりが出て、次の当たりは30秒くらいに出ます。
 そのタイミングで当たらない場合は、今日は当たりが少ない日と決めつけているのですが、40枚50枚と釣れる日は、間違いなくこのタイミングで触りが出ているはずです


 触りが出ても食い当たりに繋がらないことは多々あります。合わせられる当たりが出なければ、誘いを掛けて当たりを誘発するようにするのですが、2度誘っても当たらない場合は打ち返します。この間長くても1分半程度でしょうか。
 浮きの周りに泡づけが出てヘラブナが寄っているのは間違いない!にも関わらず食いに繋がらない、宙釣りなら浮き下を調整して当たらせるところでしょうが、底釣りでは底を着ることは出来ず、ズラシ巾を広げるのが関の山で対処が難しく、それでついつい誘いを掛けてしまうのです。
 ただ大助を釣りたければ誘わないこと!コレが鉄則なんですよねぇ。でも大助を待っているより数多く釣りたいのが人情というもので、じーっと待っている人に対して尊敬の念すら抱くほど、私には待ち釣りなんて出来ないのです。


 この頻繁に当たりを合わせる作業を減らす方法の1つとして竹竿を使う事です。ハァ?って事でしょうが(笑)。竹竿はカーボンに比べて重い!これは間違いのない事実です。となると重い竿を上げ下げするのは面倒とになって来ます。勿論短竿はその限りではありませんが、15尺を超える長竿になるとそれはそれはしっかりした重量があり、合わせをくれるには、単に持ち上げる動作ではなく、一瞬に力を加えるのですから余計に重く腕に負担となってしまいます。
 ですが釣れたらそれは面白くて、カーボンのように早く釣り上げようとは思わず、釣れたヘラの引きを楽しむそんな境地になるのですから人って面白い。ただ幾ら面白くても重いことには変わりがないので、小当たりや紛らわしい当たりは無視して、しっかりした食い当たりを待つようになります。
 その結果、ポイントを荒らすこと無く静かに釣れる環境が出来上がります。まさに大助を釣り上げる環境が整ったと言えるのです。その時大助タイムの訪れとなり40㎝オーバーを釣り上げる事が出来るのですが、私にはなかなか待っていられないのが現実なので、いつまで経っても大助なんて釣れないのであります。(笑)


 今度こそ大助を釣って優勝だぁ!!
 とは思っているのですが、、、待ちの釣りなんてまっぴらごめん!


 じーっと待っていられる人は偉い!と思いますが、私的には数多く釣りたいのですから、待ってなんかいられるわけがなく長くて2分が関の山。
 それ以上待っていたらイライラしてしまいます(笑)
 それでも1日の内で1番多く待っている時間があります。釣り初めてから最初の数投だけは流石に待っています。それ以外は待ってなんかいられない。
 人は反対に釣り初めこそ多く打ち込んでヘラを誘おうとするでしょう。ですが釣り堀なので必ずそこには居ると思って釣り始めます。余計な集め方をすると当たりがぼやけてしまいますので、釣り初めのしっかりした食い当たりを狙って釣り出します。



 それこそヘラブナの食い付く時間すら待ってなんかいられないのが現状(爆)


 そんなことで調子の悪い日に釣果を伸ばそうとすること事態が間違っているのでしょうね。
 でも、悪あがきは辞められないのであります。