両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 悩ましい大助狙い

 いつもの淀の釣り天狗池がコロナ騒ぎで休業されていたのですが、やっと緊急事態宣言地域から解除されて再開の運びとなりました。早速訪問していつもの両うどんで釣り開始をしたのですが、それこそいつものように尺前後のヘラブナばかりで、全くといって良いほど大型サイズが釣れてきません。これはいったいどうしたことなんでしょう。


 淀の釣り天狗池は、その昔40㎝オーバーの大助が良く釣れる池としてその名を馳せたのですが、近年その放流量も減ってしまったのと一時期何を思ったのか、尺程度ばかりを放流してしまったために、一気に大助が釣れる確率が落ちてしまったのです。
 それこそ大助が良く釣れた時は1人で6枚7枚と40㎝オーバーを釣り上げる猛者もいたほどで、50㎝を2回も釣り上げて月間タテに優勝する人まで出ていたのです。ところが今では44㎝~47㎝台が関の山で1人で多くて3枚でしょうか。全体で10枚程度釣れれば良く釣れた日といって良いほどになってしまいました。
 私自身も過去に48.3㎝がトップサイズであり大助サイズを1日に3枚釣り上げたのが最多で、今では2ヶ月に1枚釣れれば良い方の感覚を持っています。


 ところが毎回大助サイズを釣り上げる猛者がいるのです。我が天釣会の大助名人こと大西名誉顧問と川久保師匠です。この川久保師匠には昨年度の連続大助を釣り上げる快挙から川久保名人の称号となっています。
 このお二人は何故か大助を釣り上げてしまうのです。見ている限り特別釣果が多いとは思えないのですが、何故か良いサイズを釣り上げてしまうのです。この二人に追随しているのが松本若衆こと淀の松本さんです。松本さんもなかなか良いサイズを釣り上げて肉薄するのですが、トンビに油揚げをさらわれる如く大西名誉顧問か川久保師匠に足下をすくわれる確率が高いのです。
 そしてダークホース的に松本伯父貴こと伏見の松本さんです。この人も数は多くありませんがポンと大助を釣り上げて行くのですから困ったもので(笑)、いったい何がどうなっているのだろうと思うのです。


 自慢では無いのですが数では決して負けないと自負しているのですが、サイズは何故かこてんぱんに負けてしまいます。その前までは数釣ったとしても1枚や2枚大助が混ざってきたのですが、何故か数釣れば釣るほど大助が混ざってきません。決まって小粒が揃ってしまうのです。


 では数釣れなければ大助が釣れるのか!ですが、残念ながらそうではない事がわかっています。
 感覚的に多く寄せれば寄せるほど小ベラが集まりやすいと思いたいのですが、それ程寄せなければ大助の確率が高いのかとなるはずですが、現実的にはそうでもなさそうですから何が違うのだろうと思うのです。
 ある方はそんなに多く釣っているのを見たことがないのですが、では大助を良く釣り上げているかといえば決してそんなこともなく、いってみれば小助の方が断然多いのです。


 私の釣り方はテンポを保って一定の餌打ち回数を保っています。その為に一旦集まったヘラブナは散りにくいのです。見えるヘラブナだけの現象かも知れませんが、集団で移動しているように見受けられます。その移動は何が原因しているか解りませんが、その集団のヘラブナも何かの切っ掛けで足止めする事が出来るようです。ただ元々回遊性を持っているのかいつしかまた移動していってしまいます。一旦散ってしまうとなかなか寄らないなんて事も経験しています。
 そんな集団を見ている限りサイズが揃っているようで、同じようなサイズ同士が回遊しているように見受けられますので、私が調子良く釣れだした時の集団が小さいサイズばかりだとすると、いつまで経っても大型サイズが釣れてこないようです。


 では一旦釣るのを辞めてその小型の集団を他に追いやって、再度集め直した場合大型に変わるのかです。
 また実験していないので解らないのですが、なんたって調子良く釣れ出すとついつい調子に乗ってポンポンと釣り上げたい欲求が勝ってしまうのです。そんな時にポイント休めを出来るほど人間が出来ていないので、なかなかやってみることが出来ないのですが、先日は小さな抵抗宜しく竿の尺数を変えて対応してみました。


 今回は15尺でスタートです。基本17尺で釣る場合が多いのですが少し短くすることでヘラブナの寄りが少し少ないポイントとして見ました。が!やはりサイズが伸びません。そこで16尺17尺と1尺ずつ伸ばしていったのです。1尺伸ばすということは仕掛けも1尺伸びますので、ポイントを60㎝ずつ沖へとなったのですが、考えたらわかる通り60㎝程度のズレは全く意に介すことなく、同じ小ベラばかりが釣れてくる結果となりました。正直尺数を伸ばす方が釣果が増えたのですが、サイズは全く変わらなかったというお粗末さでした。


 次はいったい何をしようか。何をすれば大助集団を寄せることが出来るのか。釣果を半分にまで落として大型サイズを狙うか、それともヘラブナ釣りは数釣りだ!と数を釣り上げるか、とはいえ数を減らしたから大助が来る保障は全くないのですから、何をすれば良いのでしょうねぇ。


 そうそうハリスの長さはヘラブナのサイズに比例するはまったくのデタラメです。ハリスを伸ばしたところで小ベラが大助に変わることはなく、いったい誰が言い出したことなんでしょうねぇ。
 あっ!餌のサイズもヘラブナのサイズには全く無関係ですから~残念!!