両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 淡竹とヘラブナ釣り

 淡竹?と疑問に思われ方科の多いと思います。ヘラ竿に使われる竹は、なんといっても高野竹でしょうか。細い割には肉厚で張りがありますがなかなか高価な素材で、基本的には矢竹が使われているはずです。では何故淡竹なのかです。


 実は5月中旬から6月の初め頃に掛けてニョキニョキと出てくるのが淡竹(ハチク)の竹の子のお話しです(笑)。


 孟宗竹はとても有名ですが基本栽培されている竹林であり簡単に掘り出す事は出来ませんが、淡竹は釣り池の周辺にも多数生えていて簡単に採取することが出来ます。勿論池主の許可が必要ですが、孟宗竹のように土中から掘り起こすのではなくて、地上部に出ている部分をボキっと折れるところから食することが出来ます。そのためこの時期とても楽しみにしているのですが、ステイホームでもありなかなか外出することが出来ませんでした。


 全国で非常事態宣言の解除がされましたので、イソイソと出かけて採取となったのですが、実際問題ヘラブナ釣りより優先したいほどで(笑)、釣っていても気が気ではありません。
 日本全国には多くの釣り堀があると思いますが、直径8㎝程度の細めの竹藪はキット淡竹だと思いますので、その周りを見ると30㎝から50㎝程度地上に出ている竹の子を見つけてボキっと採取してしまいましょう。


 この淡竹は孟宗竹のように神経の使う茹で方は必要ありません。4分の1程度穂先を斜めにカットして縦に包丁を入れ皮を剥いてしまいます。そのままでも良いのですが早く茹でるためには竹の子も縦半分に切り分けてしまいます。アクが少ないので糠を入れる必要もなく竹の子が浸る程度に水を入れて、浮かないように落としぶたをして20分程度茹で上げます。湯で加減は箸などを突き刺して硬さを確認します。
 茹で上がるとそのままカットして酢味噌で食べられるのですが、孟宗竹と同じように若竹煮も出来ますし竹の子ご飯も作れます。下部の少し硬めのところは細く縦長にカットして、ラーメンに入れるようなシナチク風に煮てしまうと美味しく食べられます。
 保存方法は茹でた状態で落としぶたをして水没させておきます。その後毎日水を交換することで1週間程度日持ちするのですが、出来れば冷蔵庫で保管をするか竹の子の佃煮を作ってしまいましょう。
 淡竹も10本程度採取したところで竹の皮を外すと半分以下と、それ程多くの量の竹の子ではありませんので無駄にすることはないと思いますが、食べきれないほど独り占めしないように釣友と分けて持ち帰るようにしましょう。


 ヘラブナも程々釣れてお土産に淡竹を採取出来れば、なかなか楽しい休日となると思います。ただ手袋をして手を切らないように注意することと、決して竹藪に深入りしないようにしましょう。案外水場の近くの竹藪にはマムシが潜んでいますので、出来れば長靴を履いて採取するようにして下さい。


 淡竹は年に1度のこの時期の楽しみです。ヘラブナのような食べない魚ばかり釣っているのですが、釣行して食べられるお土産があると家人にも喜ばれると思います。出来れば家人の手を煩わせることなく自分で下処理から仕上げまでしてしまいましょう。余計な仕事を増やして!!と怒られないように注意しましょうね。


 今回は小大会で1枚長寸大会をしました。登録採寸最低サイズを38㎝としてスタートです。余りにも小さなサイズでスタートしますと、何度も採寸する必要がありヘラブナを傷めてしまいますので、結果的に38㎝以上が当落ラインと思いましたのでハードルを高めに設定致しました。
 9時に大会スタートしましたが、何と9時2分という開始早々菱田規定委員長が39.0を釣り上げてしまいます。今日は菱田委員長がトップかとも内心思っていたのです。皆も釣れども釣れども38㎝を超えることが出来ません。特に淀の松本若衆は測れど測れど37㎝台で38㎝を超すことが出来ません。

 午後のスタート早々私が39.4㎝を釣り上げてトップに立ちますが、何と続けて釣り上げたのが今日のトップで43.9㎝ありました。少し血が滲んでいるような魚体です。何か病気でしょうか。

 私が釣り上げて直ぐにあの大助名人の大西名誉顧問が40.5㎝を釣り上げてきます。

 これはまだまだ油断が出来ません。やはり最近良いサイズを釣り上げる竹藤副会長が39.5㎝を釣り上げて来ます。これは3時までうかうかしてられないと思ったのですが、その後釣れてくるサイズは35㎝止まりでした。
 結果、運良く私がトップ、2位に大西名誉顧問、3位の設定はなくブービーを設けていたのですが、登録は4人だけでしたので竹藤副会長がブービーとなりました。


 今回は20枚しか釣れなかったのですが、1位と淡竹のお土産付きと満足のいく釣行となりました(笑)。淡竹はまだ暫くは楽しめますので、見つけては採取したいものですね。


 コロナ対策として皆さん手洗いにマスクは欠かさないように、また釣り人同士出来るだけ距離を取って感染防止に心がけましょう。多分コロナはある程度の収束はしても終息はないと思います。今後も油断することなく我が身の安全と人に感染させないように心がけたヘラブナ釣行をしましょう。