両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 春の底釣り

 春は気温水温共に安定しにくい時期と思うのですが、その為に狙う棚によって釣れる釣れないの分かれ道があるような気がします。


 一般的に水温が引くまたは安定し辛い時期には、深場の底が良いと言われているようですが、確かに理屈としては成り立つと思うのですが、現実的に深場が良いとは感じていないのです。
 それは1つに水温が低すぎる場合があることですが、もう1つは底が故にヘラブナの動きが鈍い場合もあることです。


 そこで考えるべき点としましては、底釣りだとしても深すぎないことが1つの目安となるのですが、それは絶対的深場という意味ではなく、その池の他の場所と比較して落ち込んでいるような窪み的深場は避けるほうが良いと思っています。
 すり鉢状に徐々に深くなっていたとしても、ある部分の範囲だけもう一段深くなっている場合は、水の入れ替わりが悪いためにいつまでも水温が上がらないことが考えられます。そうなると少し浅い底付近には居たとしても、一段下がった深場には全く居ないこともあると考えられます。その証拠として当たりが全く出なかったとしても、そのポイント周辺で20㎝程度でも浅くなっているところに打つと当たりが出る事が多々あるからです。


 いつも行き慣れている池であれば池の状態もわかっているので、その時期その時期に合ったポイント選びが出来て、それなりの対応が出来ると思うのですが、知らない釣り場に入ると大失敗をやらかす場合があります。
 そこで1つの方法としては、池に水深表が掲示されている場合はしっかりと確認して、どの水深の場所に入るかをその時期に合わせて選ぶ事が、その日の釣果が左右されると思うのです。
 仮は水深表が掲示されていなかった場合は、池周辺の見えている部分を見て傾斜角度などで池の形状を想像する以外ないのですが、そんなことも案外ポイント選びを養う目になるような気がします。


 池でどこに入っても同じように見えていますが、実際は相当な違いがあるはずです。勿論、人工的な箱池では底の形状はある程度一定になっているはずですが、排水装置の設置場所等で確認出来ると思うのです。


 そんな底の形状がある程度解ったとすると、どこをポイントと選ぶべきかとなるのですが、掛け上がりが1つのポイントでしょう。また少し浅めが良いような気がしています。
 それは1つに春の時期として浅い場所ほど水温が上がりやすい事です。0.5度でも水温の高い場所を選ぶのが今の時期としては正解と思うのですが、その水温帯をヘラブナは回遊するはずで、当たりが出ない場合は少し浅場を狙うために尺数の変更も1つの方法であると思います。


 ここまでの話の重要ポイントは、春だからこそ底釣りが良いと思っているからです。


 水温が高くなることで宙釣りも活発な動きとなるはずですが、気温が上がったとしても水温が上がるまではまだまだ先です。暖かさに騙されないように対応することで、良い釣果に恵まれると思うのですが、まぁそれもやってみなければ解りませんけでね(笑)。