ヘラブナ釣り 長尺の釣り味と短竿の釣果
長尺でも超長尺のような、実際のところ扱えないほどの長尺は、面白さはどの程度なのでしょう。最近では30尺なんてとんでもない長尺がありますが、たとえ軽量系の竿だとしても、私には到底扱える代物ではありません。
増してシュチエーションなど限られた環境下で使用するような、例え軽量だとしてもシマノの閃光Ⅱでは30尺で193gで、ダイワのHERA Rでは32尺ですが211gもありあます。竿単体の重量よりモーメントはとても重く、持ち手から距離が遠くなればなるほど、その力は倍増していきます。つまり200gの竿を持ち上げるには、モーメント≠200g×30尺となるので、簡単には持ち上げられません。ただ竿の場合は先ほど細くなりますので、単純にかけ算では計算できません。
がまかつの製品だけモーメントが表示されていて、軽量系のロッドである幻将天では、16尺では12.1ですが、23尺では29.0と頓手もなく扱い難い事が解ります。この推知だけでは理解しにくいのですが、我楽が16尺で12.6ですからほぼ同じだとすると、我楽の8尺では3.1ととても軽快に扱えることが解ります。
私が所有していた最長がシマノの月影で21尺でしたが119gでしたが、がまかつの幻将天は118gですから、竿の調子を除くとほぼ同じ重量ですから、モーメントもそんなに変わらないとすると、幻将天の21尺が23.2ですから、この数値では私には使えないことがわかります。
その後もHERA Fの18尺や17尺、閃光Xの17尺や神威の17尺と所有していましたが、全てを手放してしまい、今では軽量系のダイワのHERA Rの16尺とFの16尺が最長となっています。
この両者もRは71gでFでは76gととても軽量ですが、SとFでは重量差よりも調子の差で、Fが重く感じてしまいます。最近1日釣り続けるのが負担に感じてしまいました。Fの16尺からSの15尺に変更するだけでとても扱いが楽なんです。実はFの16尺は76gでSの15尺は75gと重量的には殆ど変わらないのです。しかし1尺短くなるだけで、持ち重りか軽減されて扱いが楽になるのです。
但し楽になったと同時に釣り味が損なわれてしまいます。実際には同じようなのですが、取り込みに時間が掛かる分、楽しむ時間が増えるのです。反対にいえば取り込み時間が掛かるのですから、扱いが面倒になったとも指摘できてしまいます。
この釣り味を長時間味わうことの歓びと、面倒との相反した感覚をどこで妥協するかです。16尺と15尺と1尺違いで扱いが楽になるのですから、15尺より14尺、14尺より13尺が楽に感じるはずです。
その楽さがどの尺数になると、釣り味が面白くないと感じ出すかです。
何となくの感覚でしかないのですが、11尺より短くなったところで半減するのではと思えてきます。何となくの妥協点としては10尺程度までかと思うのですが、9尺より短くなると、やはり釣り味は随分とスポイルされてしまうと感じています。
但し!!このところの私の感覚でしかないのですが、短竿になればなるほど釣果が良いのです。竿操作の軽快感からか、餌打ち回数が増えるのも間違いなく、その結果として当たりも多く釣果が良くなっている気がします。同じようにポンポンと餌打ちをするには、中長尺はとても面倒というか、そんなに回転良く餌打ちが出来ないのです。
短竿ほど手返しが良いのですから、当然といえば当然の結果です。手返しが良いのですから、餌打ちの回数にも違いが出てきます。やはり餌打ち回数=釣果になっていると思うのです。元論浮きまでの距離も近づきますので、視認性が良くなりますので、当たりの判別がつきやすいのもあるはずです。
では短竿でも釣り味が良いと感じるためにはどうすれば良いのかです。簡単な話としては、胴調子や本調子を使う事ではないでしょうか。短竿ほど胴がしっかりしている場合がありますが、綺麗に胴から曲がる竿が楽しさを味合わせてくれます。
1つの例としてはダイワの兆や枯法師、シマノでは本式や獅子吼でしょうか。やはりフラッグシップの竿は、釣り味重視に設計されています。ただ獅子吼なんて高価な竿は使えないのが泣き所です。
以前所有していた本式や兆は、残念ながら終活もあり手放しましたので、今は発売中止となったしまいましたが、月影が良い調子で使っています。月影は先調子の部類ではあるので、サイズの小さいヘラブナをかけると、簡単に寄せることが出来るのですが、少し良いサイズになるとしっかりと胴が曲がって、なかなか良い調子を味わうことが出来るのです
しかし・・・短竿は良く釣れるから良いのですが、やはり釣り味としてはもう少し長めが良いように感じます。イメージとしては13尺が最適なような・・・。でもねぇ・・・釣果も追求したいとの欲深い感覚も捨てきれないんでいます。
ということで妥協点を10尺か11尺と見ているのですが、これも人それぞれですからなんとも言えませんね。
ところで、釣り場について最初に何尺の竿を繋ぎますか。多分最初に繋ぐ尺数が、その日に使いたい尺数だと思うのです。その後尺数の変更をするのは、当たりが出ないとかサイズが小さいとか、現状を打開したいためのものですから、釣果優先に変わっていくのでしょう。
私の場合は長めの竿からスタートして、徐々に短くしていきます。その方が竿が軽く扱えるのです。反対に短竿からスタートすると、尺数を伸ばす毎に重く感じて、とても負担感が増えてしまいます。1日釣り続けて疲れないためにも、長めの竿から徐々に短くしていくと、楽に釣り続けられることが出来ますのでお薦めです。
1日釣り終わって疲労困憊なんて嫌ですからね。でも釣りに楽さを求めるのは、やはり歳ってことですかねぇ・・・。