両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

ヘラブナ釣りを楽しむ天釣会と個人の記録であり個人的感想です。

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 ヘラブナ釣り 竿の長さと道糸の強度

 ヘラブナ釣り用の道糸は、どの程度の太さが適しているのでしょう。ある時期までは短竿を使うことが殆どなくて、少なくとも13尺以上でメインが17尺を使っていました。


 17尺となるとその竿に特徴避けられている性能が手に取るように解り、硬式でも胴調子と先調子では随分と違いがあり、胴調子でも本調子のような良くしなるタイプもあれば、ある程度の強い引きで始めて、やっと胴から曲がるタイプなど、その差を楽しむには最適な尺数だったのです。


 それが9尺以下になると、その性殆ど感じられません。確かに胴調子のタイプは良く曲がりますので、U字型のように極端な曲がりを見せますが、硬調子と先調子の差は、17尺よりは随分と感じられなかったのです。


 ただ竿は基本的にバネですから、合わせショックや魚の突進など、ブレーキを掛けるためにはとても重要で、長ければ長いほどバネ機能が発揮されるので、少々細仕掛けでも切れることはなかったのです。


 ところが最近7尺のような極端に短い竿を使う事で、竿の柔軟度がそれ程期待出来ず、特に大型魚を相手にすると、余計に竿のバネ機能の恩恵を受けにくいと感じたのです。


 まぁ1つは腕の差ではあるのですが、どうしても短竿になればなるほど、竿先近くに浮きが来る関係か、浮きに道糸が絡む事故が多発したのです。


 これは短竿に限らずチョウチン釣りをすると起きうる事故ですが、何となくではあるのですが、7尺のチョウチンと15尺のチョウチンでは、7尺の方が事故が起きやすいイメージがあります。まぁこれは振込時の竿操作によるものと思いますが、結果として短竿ほど事故が起きやすいと感じました。


 当然浮きに絡むのですから、道糸に傷が付くのも当たり前で、それを勿体ないからと使い続けると、浮き止め近くで破断してしまいます。


 中長竿で沖の底釣りをする場合であれば、水流や風流によって仕掛が流されないためには、道糸は細い方が良いに決まっています。また中長竿になると竿の柔軟性も上がりますので、簡単に道糸が破断するなんて事はないのです。

 *道糸が水面上に出ていると、長竿だとしてそもの部分で破断します。


 それが短竿による竿の柔軟性の少なさと、浮き近くに絡む事故対策としては、道糸をやや太めにすることで防げるのではないかと思うのです。勿論池の規定もありますので、太ければ太い方が良いとはいいませんが、尺数の違いによって道糸の号数を変えるのも1つの方法だろうと思うのです。


 私の使用する道糸は、とても安価なタイプですが0.8号と決めていました。冬季に0.6号まで落としたことがありますが、それによってハリスも細くしたのですが、特に釣果に差が出るとは感じなかったので、0.8号の道糸に0.5号のハリスで通していたのです。


 ところが先にお話ししましたように、短竿を使うようになってからは、浮き近くや穂先のリリアン近くで破断することが起き出したのです。1番の理由は私の釣技の未熟さによるものではあるのですが、ついついうっかりしていると破断してしまいます。特に良いサイズになればなるほど、その危険度が増してきます。


 私たち天釣会はサイズ競争をしていますので、100枚釣り上げるより50枚でいいので、良いサイズを釣り上げたいのです。そのためには掛かったヘラブナは確実に取り込みたいのでせす。50枚はなかなか釣れませんけどね。見栄です(笑)


 そこでいったい何号が適しているのだろうと思うのですが、ハリスは0.5号から0.6号にしたとしても、釣り堀ですから障害物もありませんので、ハリスの倍の太さにする必要はないのですが、それでも1.0号が最低号数だとして、1.2号まで太くするのはどうだろうと考えています。


 ただ・・・私の使用している道糸は安価な製品ですから、1.2号を使ったとしても、高価な道糸の1.0号の強度があるのかどうか。残念ながら引っ張り強度の確認はしていませんので、号数から受ける強度感は、どこまで正確なのかは全く解りません。


 実際のところは少しの傷があるだけで、号数に関係なく簡単に切れてしまいますので、確認は必要には違いありません。油断大敵って言葉がありますからね。


 しかしか短竿を使い出してから、竿操作も身体全体を使うことが多くなりました。中長尺では竿に仕事をして貰うだけで良かったのですが、短竿ではその補助が必要ですから、案外良い運動になっているのかも知れないですね。