岩田池 釣行記 5月25日(日)
今日もまた岩田池です。今日は北風が強いとの予報がありましたので、北桟橋にズラリと並んでいました。ところが中桟橋に1人陣取ったのが淀の松本さんで、このあと快挙が・・・。
また北風なんて何のそのと、いつもの南桟橋のヘチに陣取った菱田さん。そして菱田さん一人では寂しいだろうと、心優しい松本の御大が菱田さんの隣に陣取ります。実はこのあと松本の御大にもドラマが待っていたのです。
このところまたまた50㎝級が釣れなくなっていましたが、先週松本の御大が56.2㎝を釣り上げて、今年に入って2度目の50㎝オーバーです。やはり50㎝オーバーを釣り上げると1日無料券をいただけますので、ついつい力が入ってしまうのですが、残念ながら岩田池の50㎝級は鯉ベラですから、うれしさも半分ってところでしょうか。
ヘラブナ釣りは本来は数釣りであって、サイズ競争は関西のヘラブナ釣りでの特徴でもあります。元々は本釣りでしたので、1㎏20円や30円で買い戻して貰い、40㎝を超えると何円と、賞金が頂けたのです。今でもサイズによって賞金が出る池がありますが、どうしても博打的要素が強くなり、純粋なヘラブナ釣りを楽しむ事とは離れているような印象を受けます。
まぁ人の欲と言いますが、1㎝でも大きなサイズを釣り上げたとの人間心理によってでしょうか。大型サイズを釣り上げると自然と顔が綻びますので、反対にサイズが小さいとガッカリしてしまいます。
釣り人の間では、釣り上げたサイズによって呼び名を設けています。ヘラブナは大助ですが、黒鯛は年なしですし、カレイは座布団です。アイナメはビールビンで、キスは肘叩きなどと表現しています。
これらの表現は簡単に釣れないけれど、確実に居るサイズ感でもありますで、そのサイズを釣り上げた歓びは、まさに釣り人だけが感じられる歓びでしょう。
しかし他の魚の表現は変わらないのですが、ヘラブナだけは変わっているのです。その昔は30㎝を超えると大助でした。何となくのイメージは33㎝を超えると大助とされていましたので、天狗池では33㎝を超えると日曜大助大会に参加出来たのです。
それが今では40㎝を超えて始めて大助と呼びますので、放流サイズの大型化から変化が起きているのかも知れません。ただ40㎝オーバーは珍しくなくなっていますので、今は50㎝級を狙いとして夢50との言葉があります。
ってことて今日も少なくとも大助、理想的には50㎝級を釣り上げるべく、目の痛みをこらえながら浮きを凝視するのであります。
スタートして間もなく、中桟橋で一人陣取っていた淀も津本さんが、竿を大きくしならせています。
釣り上げるやいなや検寸台を水に浸けて早々と計る準備です。
最近余り出ていなかった40.1㎝と大助サイズです。
微笑みをグッと我慢しながらも、内からわき出る嬉しさを隠しきれずにハイポーズ。このサイズが今日の小大会で1位となったのです。
私は鉄柵があることで使い難い月影の13尺を出して粘るも、どうも調子が良くなりません。食い当たりをうまく出せなくて、素針ばかり引いてしまいます。
私の隣では藤田さんが短竿でポンポンと釣り上げているではないですか・・・なんと憎たらしいことでしょう(笑)。実はその隣の竹藤さんは、それ以上に圧倒的な釣果をあげておられたのです。まさに脱帽ものでした。
今日は最初に入ったポイントではHERA Xの12尺を出していたのですが、どうしても竿が重くて使い辛く、月影の13尺へと竿交換したのですが、竿は軽くなっても上手く合わせる事が出来ず、同じ北桟橋の西側に入っていた斉藤さん達が、午前で帰宅さたので、午後からそのポイントに移動して釣り開始です。最初はポンポンと釣れたのですが、その後はまた上手く食い当たりを出すことが出来ません。
移動先では月影の13尺からHERA Sの14尺へ変更するも、食い当たりが上手く出せず、月光の7尺に変更してみますが、今日はどのサイズを出しても、良い食い当たりを出せず、サイズも伸びないまま25枚の釣果で終了してしまいました。
何というか・・・今日は消化不良のようなスッキリしない、どちらかというともやもや感が残る釣行だったのです。
一番の原因は、理想的な食い当たりを出すことが出来なかったことです。多分に水温が1度ですが下がったことで、ヘラブナの動きが変わったのではと思いますが、最終的にどこに原因があるのか、また対処方法を見つけることが出来ず、ずっとイライラに似た感情を持ち続けていたのです。そうなるともう早く帰りたい。そんな思いがするほど、落ち着かずに納得が出来ない1日だったのです。
一人に悩んでいるのに竹藤さんだけが、調子よくポンポンと取り上げられていますので、余計に腹立たしいというか(笑)、自分の不甲斐なさに落胆する今日でした。
ということで、今日の小大会は淀の松本さんが1位で松本の御大が2位となりました。







