両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

ヘラブナ釣りを楽しむ天釣会と個人の記録であり個人的感想です。

*ブログ内容の二次使用は禁止します*

 ヘラブナ釣り 選ばれる釣り堀

 ヘラブナ釣り場は、比較的環境の良い地域にあります。都市部ではビルの谷間にもあるようですが、基本的には郊外にあることが多いのではないでしょうか。

 そのため釣り場までの距離も問題になるのですが、概ね1時間以内が1つの目安になるようです。


 休日など高速道路を使って移動すると、大渋滞に捕まってしまうなんて事もありますので、余計に近場の釣り場を選ぶ傾向があると思うのですが、そこで設備も選択基準として重要な位置を占めています。


 先ずはなんと言っても衛生面であるトイレと水くみ場の整備です。これが遅れているとやはり敬遠しがちになりますが、お年寄りたちに取れば、昔のトイレ事情も知っていますので、案外おおらかな基準となっているようですが、若者たちや女性には敬遠されてしまいます。


 この釣り場の選択基準として研究された論文があるのですが、岩田大学と山形大学の共同論文に発表されています。


 そこで面白い内容が書かれていましたので、一部紹介したいと思います。


 釣り堀の選択基準として、立地や環境と設備が含まれるのですが、それ以外に釣り人としてはとても重要な選択基準が、良く釣れて大型サイズが釣れる事です。


 この良く釣れるとは何枚釣り上げる事でしょう。私の場合は50枚を目標としているのですが、人それぞれ違いがあるはずです。

 また大型サイズとなると、やはり関西でいうところの大助サイズが基準で、40㎝が1つの目安となります。


 この研究論文は、同じ釣り場に通われる釣り人にアンケートを取られたようですが、良く釣れるとした平均枚数は30枚だったようです。30枚は良く釣れたと感じるかどうかは、日頃の釣果が30枚に届かない事を意味するのか、それとも日常的に30枚を釣り上げているので、その数に達すれば良く釣れたとするのかは、それぞれの感覚だとは思うのですが、私的には30枚は良く釣れたとは感じず、単に平均的な釣果だろうと思う程度です。


 そしてサイズについては、大型と感じるサイズが30㎝だったとのことです。昨今放流されているヘラブナのサイズは、大型傾向があると思うので、30㎝程度では、あまり大きいとは感じないのですが、調査された池では小型主体の池だったのかも知れません。


 サイズと釣果は人それぞれの感覚でしかないのですから、一概に多い少ないとは言えないのですが、大型サイズが釣れて、なおかつ良く釣れる池を選択するのは間違いないようです。


 まさに釣り人心理そのものだとは思うのですが、良く出るパチンコ屋さんが流行るのも同じ理屈でしょう。反対に出玉が少ないパチンコ屋さんは客が減ってしまいます。ただ釣り堀の場合は少し事情が違うようです。


 釣果が良くない池、小型ばかりしか釣れない池を、積極的に選ぶ事はないはずで、そんな池でも釣り人が通う理由があります。池までが近い、釣り料金が安い、環境が良い、設備が整っているなどでしょうか。


 釣り人の減少に伴って、設備にお金を掛けることは難しくなっていくでしょうから、放流量を少し増やすだけでも、釣果の良い池との評判となり、釣り人が多数釣行されるでしょうから、これからも共存共栄が出来ると思うのです。


 今後とも末永く楽しませていただけるために、釣り人も釣果が落ちたから行かないではなくて、放流をしても良いかと思っていただけるには、釣行回数を増やすことも必要ではないかと思あのです。


 釣れない池だとしても、それでも釣果を上げるにはどうすべきか、釣れないからこそ、釣技を磨くことにもなると思うのですが如何でしょう。