岩田池 釣行記 5月5日(月)
今日は岩田池です。
岩田池はうどん専門池ですから、うどん餌に親しんでいる関西人としては、貴重な池として訪問させていただいているのですが、昨年は酷く調子を落としていましたのですが、釣果はそれなりにあったのです。
ところが今年になってあまり良い結果が出ていません。まだ昨年の影響が続いているのか、それとも単なる時期の問題なのかは解りませんが、釣り座の違いも出ているのです。それ程広い池ではないので、違いが出にくいはずですが不思議なことです。
運良く当たりが出るポイントに入ることが出来れば、サイズは別として数釣りが可能なのですが、いつもいつもゆっくりと訪問している私としては、空いているポイントに入るしかないんですよねぇ。
でもうどん池は気持ちの良い当たりが出るので、あの当たりを的確に合わせる楽しさは、それこそ宙釣りや団子餌では味わえないものです。これも一種の中毒症状かもと思えるほど、突然現れるツンとした当たりを、間髪入れずに合わせる。そして合わせた瞬間に襲ってくる重量感、大助サイズが釣れると竿が途中でゴンと止まりますので、それこそ至高の歓びと感じてしまいます。
その歓びをまた味わいたいと、毎週毎週懲りずに釣り堀に通うようになっています。野池組は釣れるかどうか解らない、当たりが出るかどうか解らないにも拘わらず、運良く当たりが出て釣り上げる事が出来ると、その瞬間襲ってくる強烈な引きを味わいたくて、1日に数度の当たりを求めて通われているのではないでしょうか。
まぁその中でも放流量の多いダム湖等は、果たして野池といえるのかどうか難しいところで、実際には管理池と表現すべきかも知れません。釣り堀と野池の両面を補填するのですから、それなりに楽しさがあるとは思いますが、やはり軟弱な私としては、間違いなく目の前のポイントにはヘラブナが居る。この安易な思が性に合っているのでしょうね。
釣り堀組はすれっからしのヘラブナを釣り上げる難しさを説きますが、居るか居ないかわかせない野池より、間違いなくそこにはヘラブナが居るのですから、安心して釣れるのも間違いない事で、それでいて釣れなければなんで?と悩むのも、釣り堀の楽しみでもあります。
ツン当たりを見いだす中毒性と同時に、当たりを出すための悩みすら中毒だとすると、ヘラブナ釣りは依存症になる可能性がある釣りとなるのでしょうか。その昔は鉄砲と鮎釣りはするなといわれたもので、仕事そっちのけで通うような中毒性があるとされていたのですが、鉄砲はまだしも鮎釣りをしていた頃は、毎週毎週休みなく通っていたものです。といって釣れた鮎は食べないのですから・・・。
そんな中毒性のある遊びに、ヘラブナ釣りも仲間入りしているのかも知れませんね。
今日の岩田池はとても良い天気で、天釣会の皆さんは南桟橋にズラリと並びます。
いつものように遅れて到着した私は、空いている手前のポイントに紅と共に入ることとしました。
南桟橋の有力ポイントは、真ん中付近の水がチョロチョロと出ているところです。実はあの場所から井戸水が給水されているのです。そのポイントに福谷さんと長尾さんが入っています。釣り台だけが見える場所が長尾さんのポイントで、今日は一人舞台を演じる程の釣果が出ていました。
私と長尾さんの間にはなんと!!!前川さんが来られているではないですか!!。正直ビックリしました。まさか2日連続釣行されるとは思いもしませんでした。お元気そのものですね!!
そして遅れて到着した淀の松本さんは、私と前川さんの間に入ります。竿を曲げるとまた大助か!!と思うのですが、今日は良いサイズが上がらずだったようです。
そして西の端には松本の御大が入ります。松本さんはどうも西側がお好きなようで、中桟橋に入られたときも、決まって西の端に陣取られています。しかし天釣会最長老の御大も元気いっぱいに連釣です。見習いたい元気さですね。
昨日は天狗池で皆さん苦労していましたので、今日は岩田池で精進落としの様相で、竿をしならせています。特に長尾さんは1人爆釣を演じられていたのです。私たちはカラツンで随分と悩まされていたのですが、合わせる度に釣り上げるのですから脱帽ものです。残念ながらサイズは恵まれなかったようで、今日の小大会では入賞サイズが釣れずじまいだったようです。
私も当たりは出るもののタイミング良く合わせる事が出来ません。最初はHERA Rの16尺を出していたのですが、カラツンが多く腕が疲れるだけで良いところなしでした。そこでいつものように月光の7尺を出すと、1投目から触りが出ます。7尺ですからカラツンでも楽に操作ができます。
しかしカラツンばかりでダレてきますが、ふと見上げると遠くに高速道路が見えます。GWの終盤ですが大渋滞が起きていました。渋滞は別としてはこの景色を見るのは好きなんですよねぇ。田舎の畑の中にぽつんとある岩田池ですが、高速道路は人の営みを何となく感じるのです。
近くの畑ではネギ坊主が一面に・・・。ネギ坊主はネギの花ですが、1つ1つがとってもネギの香りがして美味しいんです。薬味には最適でその昔祇園の割烹で、薬味として使われていたのですが、ネギの香りが強くて驚いたことがあります。
今日は皆さん良い調子で釣り上げていました。いつもは釣果を確認していないのですが、お聞きすると次のような釣果で小大会も成立です。
松本御大 15枚
福谷さん 18枚 35㎝ 2位
長尾さん 47枚 34㎝
前川さん 10枚 34.2㎝
松本淀さん 23枚
村田 37枚 35.7㎝ 1位
紅 12枚
今日はヘラブナらしい良い形のヘラブナが釣れていました。









