ヘラブナ釣り 冬仕掛け
10月の末頃に冬仕掛けにしてみたのですが、まだまだ活性が高くジャミも多く反応して大失敗したので、またまた盛期仕掛けに変更をしていたのですが、12月に入ることでそろそろ冬仕掛けの方が良いかと、全体を交換することにしました。
といって特別な事をするわけでもないのですが、冬仕掛けとして取られる方法としては、仕掛け糸を全体に細仕掛けに変更されます。
例えば道糸は1.0号から0.8号にするとか、0.8号から0.6号にする。ハリスは0.6号から0.5号に、0.5号から0.4号へと、場合によっては0.3号まで落とされる方がいます。
私的には冬期だからと基本仕掛け糸の変更をする事はないのですが、今のところ他の釣り人がどのような細さで釣られているかは確認していませんが、話の所々で聞こえてくる内容は、冬期のハリスは0.3号を使っているとのことです。
では0.3号にすることで飛躍的に釣果が良くなっているのかどうかです。私的にはその差を余り感じないのです。あまり・・・であって絶対ではないところが悩ましいのですが、確かにカラツン率が一気に減るのです。やはり吸い込みの良さに差が出るためだろうと思うのですが、せっかく釣れたヘラブナをハリス切れで逃がしたくない。そんな思いの方が強く働いてしまいます。
実際のところ0.3号を使って大助でも難なく釣り上げる事は出来ます。しかしチョットしたトラブルが起きていたとすると、それも気がつかない程度のトラブルであったり、これくらいは大丈夫との思い込みによって、簡単に切れることも起きています。
その一例がヨレです。どうしてもハリス同士が絡まったり、オモリに引っかかったりと、仕掛けそのものが絡む事があります。丁重に解いたとしても少しのクセがついたことで、その部分が他より弱くなるのでしょう、その部分が合わせショックや急な反転で切れることがあるので、勿体ないと思わずに針の取り替えはするようにしていますが、道糸側のヨレだとすると、簡単な作業でもないというか億劫なために、交換する事を渋た結果ヨレのあった部分で簡単に切れた事もあります。
ヨレがなくともサイズが良くなればなるほど事故が起きるのですから、信頼というかズボラな性格を補填するためにも、ハリスに関しては0.5号より細くすることはまずないのです。
また道糸についても基本は0.8号を使用していますが、中長尺は0.8号だとして、道糸0.8号ハリス0.5号の組合せとしているのですが、7尺や8尺の短竿の場合は、竿の柔軟性の範囲が少ないので、ラインブレイクが起きる可能性が高いので、最近は1.0号にしてハリスも0.6号を基準としています。この組合せも尺数の差だけでなく、竿の特性にも関係していて、短竿ほど硬調子を使用していためでもあります。
また冬期に吹く北西の風をどのように感じているかです。当然北西の風は強く吹きますので、風による影響を直接浮きに与えてしまいますが、水面近くの水も流れが生じて、中長尺の場合に仕掛けが流される事も起きてしまいます。それが短竿の場合はその心配が少ないので、冬期といえども仕掛け糸を細くする必要はないと思うのです。
仕掛け糸全般については、このような考え方になるのですが、仕掛け糸以外の冬期仕掛けの要は何かですが、それは浮きの感度を高めることに尽きます。
1本の浮きで感度を高めるなんて事は出来ませんので、元々感度の良い浮きを使う以外ないのですが、工夫する事で感度に違いが出るとするとどうでしょう。その場合にオモリ量を増やすと感度が良くなるのか、減らすと感度が良くなるのかです。
先ず浮きそのものの水圧に対する抵抗を考える必要があるのですが、浮きに与えるエネルギーがロスしていたとするとどうでしょう。当然当たりは極端に小さくなるか消してしまいます。反対に浮きに的確な当たりを伝えることが出来た場合は、浮力の高い浮きにも当たりとして伝える可能性が高くなります。
つまりオモリを増やすと仕掛け全体の重量が増えますので、実際は感度が悪くなってしまうのです。それは重くなったオモリもヘラブナの吸い込みで、動かす必要があるからで、反対にオモリを減らすことで、仕掛け全体としては軽くなりますので、弱い当たりでも浮きを動かすことが出来ると考えられます。
とはいえ元々の浮きの浮力が高か過ぎる場合は、元々使用するオモリの量が多く、水圧に対する抵抗が強いので、工夫が出来る範囲はとても少なくなりますので、やはり元々感度の良い浮きを選ぶ事になります。
私の仕掛けはヨリモドシを利用しているのですが、形状は軸の長いタイプで、その軸にオモリを巻き付けます。そうすることで道糸に傷が付かないので、ティッシュを巻いたりパイプを使う必要もないのですが、感度が良い浮きとはオモリ負荷の少ない浮きですから、軸に巻く板オモリも極小となってしまいます。
そのため微妙な浮きバランス取るのにひと苦労するのですが、時間掛けてオモリバランスを取るだけの価値があると思っています。
ここで誤解を生むと思いますので改めて説明しますが、感度の良い浮きを使うことで、当たりが大きく出るのではないということてです。弱い吸い込み力の極小の弱い当たりも、感度が良い浮きですから表現出来るってことです。
反対にいうとジャミが活発に動く時期や、ヘラブナが活発に動く時期には、浮きが動きすぎてしまうので、食い当たりの判別が難しくなります。そのためオモリ負荷の大きくて感度が悪い浮きを使うことで、的確な食い当たりだけを取る事が出来ると考えています。
12月に入ることでジャミも減るはずです。ヘラブナの動きも大人しくなると思いますので、感度重視の浮きを使うようにしたのです。
そうそう針のサイズを1つか2つ下げるのも感度を良くする方法で、カラツンの減るのは間違いないのですが、私の場合は底釣りですから、餌を安定させることに重点を置いていますので、針サイズを小さくする事はしていません。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。