ヘラブナ釣り ドキドキとワクワクは相関関係
人の感情とは面白いもので、単なるワクワクだけではそれ程の興奮は感じないのですが、その前にドキドキがあることでワクワク感が倍増するそうです。
ヘラブナ釣りでは単に釣れているだけでもワクワクしますが、その中で目を見張るサイズが釣れるとそのワクワク感は倍増します。夢50なんてのはその典型ではないでしょうか。春の乗っ込みシーズンなどでは、釣れない事も多いとは思うのですが、その期待感と合わさったドキドキ感から、50㎝級が飛び出すとそれこそ興奮は収まらないでしょう。
大会などで釣果が良いかどうかなど、それなりの成績が残せるかなど、スタート前はドキドキするもので、それが思いがけず良い結果を導くことが出来ると、ワクワク感は倍増することになります。
上位入賞するような大助サイズなど、普通は釣れないであろうサイズで釣れると、当然ドキドキからのワクワクですから、その幸福感は倍増確実です。
実はヘラブナ釣りだけでなく、スポーツ観戦も同じ理屈で、贔屓するチームが勝てるかどうか、また好きな選手がホームランを打つとかも、ドキドキからワクワクを感じるのです。この場合のドキドキはヒヤヒヤ感と同じで、逆転されるかも知れない、良い点を入れられるかも知れないなど、負けたらどうしようと感じることで、結果的に勝てるとファン達は興奮すること確実です。
関西でのアルアルはですが、勝てもしない阪神が優勝でもしたなら、道頓堀川に飛び込むなんて事は当然のことで、誰が静止しようがどんどん飛び込んでしまうのです。それ程にワクワク感が高まるのは、始めから諦めている事によるのかも知れません。
ジェットコースターやお化け屋敷も理屈は同じで、ドキドキするようなスリルを感じ、そのスリルから解放される事で、気持ちが良いと感じるのですが、私のような小心者はそのドキドキ感に堪えられないので、決してジェットコースターには乗らないのであります。
想像力が豊かな私ですから、落ちたら大変との思いが強すぎて、少し高めの脚立にすら乗れないのです。ワクワク感よりドキドキ感の方が強すぎて、脚立の3段目にすら乗れないのです。
基本スポーツ観戦も苦手で、負けやしないかと思うだけで見ていられないのです。このドキドキ感には耐えられないので、結果がわかった状態では見る事が出来ます。この状態は、スポーツ観戦が好きな方に取れば、結果がわかっているスポーツを見て何が楽しいのだとなるのですが、私にはそれがちょぅどいいのです。
ってことでヘラブナ釣りも釣れなければどうしようとか、大会で成績が良くなかったらどうしようなんてことも考えないようにしています。釣れない事や成績が悪いのは当たり前だと思うことで、1日の釣り時間が耐えられることになります。
ただ余りにも当たりが出ないことには耐えられず、どうすれば当たりが出るだろうと考え続けています。我慢のレベルが低いのかも知れませんが、当たりが出ない浮きを見続けるなんて事は出来ないのです。
当たりが長く出ないときにツンと当たりが出ると、飛び上がるように合わせてしまいますが・・・これはまた別の現象でしょうか(笑)。
その昔はランチ時間すら惜しいと感じて、片手で食べられるおにぎりやサンドウィッチを食べていたのですが、今ではゆっくりとランチの時間を楽しめるようにしています。そしてリフレッシュした状態で、釣り座に戻ることで、改めて攻めの釣りが展開できるようになりました。
今でも釣り座から離れないで、片手でサンドウィッチや握り飯を頬張っている方がいますが、その時間に釣れる量もたかが知れています。特に底釣りではその傾向が強く、しっかりと床休めをした方が、結果的に良い結果に繋がりますので、ランチを楽しむ余裕が必要です。
ただ不思議なことに床休めそのものですが、尺数の変更を同時にしてしまうと、何故かもっと良い結果が導き出されます。多分ですが新たなポイントを新たな気持ちで攻めることで、良い成績に結びつくのではないでしょうか。
何でもそうですが何事も反比例するものです。良い結果を得るための苦しみがあり、苦しんだだけ良い結果に結びつきやすいのでしょう。
ただこんなに頑張ったのに・・・は、自分勝手な解釈でしかなく、その頑張りで良い結果にならないのであれば、頑張りが全く足りてなかった事になると思うのです。
ということで私的には、程々の結果で満足していますので、そんなに頑張ったりしないのであります(笑)。逆に釣れすぎると嫌になり早終いをしてしまいます。
同時にわくわく感も程々で十分で、興奮して寝られないなんて経験はしたくないのであります。そんな経験は少ないどころか全くありませんけどね。
ある方の話ですが、1枚の50㎝級大助を釣り上げるために、1年を通じて釣り場の整備をしているそうです。自らポイントを作り、そのポイントで50㎝級が釣れたときの歓びは、それはそれは興奮の絶頂を迎えることが出来るのではないでしょうか。
その方法で既に3枚の50㎝級を釣り上げたとのことで、針は18号でハリスもなんと!2号を使っているそうです。
でも私にとって、釣り堀で釣り上げる大助で感じるドキドキワクワク感程度で、丁度いいのかも知れません。野池で50㎝級を釣り上げたとすると、卒倒してしまうかも知れませんね(笑)。
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