両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り これは何?

 釣りを長年していますと、魚だけでなく海洋生物についてはある程度の知識が付くもので、一般の方達よりは多くを知っていると思うのですが、なんだこれ?と思うようなものもあるのは事実です。


 ただこれは流石に見たことがなく、こんな生物が本当にいるのだろうかと・・・。知っている方はいますか?


 とても異様で・・・


 勿論全てCG映像です(笑)。しかし上手く作るものですねぇ。

 過去にムラサキダコを見かけたことがある。夜のイカ釣りをしていた時に、表層に漂っていたものを網ですくて、船に上げようとすると漁師が上げるな!と(笑)。そのままお帰り戴いたが、とても気持ち悪い体型をしていましたが、先の動画とは比べものになりませんね。
 足の間に外套膜があるのですが、何のために必要だったのでしょう。

ムラサキダコ 青海島


 リュウグウノツカイは釣り人なら知っている方も多いはずですが、サケガシラは案外知らないのではないでしょうか。バット見た感じは殆ど同じですが、リュウグウノツカイはプランクトン食ですが、サケガシラは小魚などを食しています。
 映像は・・・ネット検索して下さい(笑)。


 アカマンボウは聞いたこともあるでしょう。このアカマンボウもリュウグウノツカイの仲間です。というよりアカマンボウの仲間がリュウグウノツカイで、アカマンボウ目リュウグウノツカイ科です。アカマンボウはアカマンボウ目アカマンボウ科ですからこちらが本家になりますね。
 写真はInstagramから拝借しました。



 もう何年か前ですが、回転寿司のマグロの代用としてアカマンボウが使われていたと、まことしやかに流れた時期がありました。ただどうもその話は眉唾物で、マクロほど大量に捕獲できない魚です。そのため少数の店舗で扱うならなんとかなるでしょうが、全国展開している店舗に供給するほど大量には捕れないんです。
 それこそ本マグロは高価で希少でしょうが、スーパーの鮮魚コーナーに並ぶような、メバチマグロやキハダマグロが使われていると考えるのが妥当でしょう。


 ところでヘラブナについてはどの程度知っていますか。改めてウィキペディアで検索してみますと、次のように書かれていました。


 条鰭綱コイ目コイ科フナ属に分類されるゲンゴロウブナと出てきます。そしてヘラブナはゲンゴロウブナの養殖魚の名称とのことです。

 つまりゲンゴロウブナとヘラブナは同一種であって、ゲンゴロウブナの改良品種ではないことになります。
 ところがTSURI HACKでは
「この2種では食性の違いがあり、ヘラブナは植物プランクトンが主食、ゲンゴロウブナは雑食性であるのが特徴です。」と書かれています


 私の知る限りヘラブナも雑食性があると思っています。そのため魚粉を原材料としたペレットで養殖され、集魚材としてペレットを利用するのが有効となっています。


 そういえばヘラブナ釣りに使われる針は、返しのないスレ針ですが、スレ針を使う理由として、ヘラブナは食べずに再放流するため、魚体を傷つけないようにするのが目的となっています。


 ところが私の知る限りですが、野池でマブナを対象に釣りをしていた頃は、餌は両うどんの底釣りと同じで、そのうどんもビン入りが具店で売られていたのです。それはそれはとても柔らかくて、へたに刺すと簡単に落ちてしまうものでした。


 そのうどんを餌にするのですから、返しが付いている針だと、うどんの刺し傷が大きくなり、余計にうどんが落ちやすくなるので、うどんに傷を少なくするためにスレ針を使っていたのです。つまり再放流するかどうかは後付け理由だったのではないでしょうか。


 そのため赤虫やミミズを使った場合は、針から虫餌が逃げ出さないために、返しの付いている針を使うようにしていたのです。まだ小学生の頃でもそのように使い分けていたのです。


 同じように針の使い分けをする釣りが渓流釣りです。渓流魚の餌は川虫やミミズそしてイクラを使いますが、渓流魚が見たことも食べたこともないイクラで釣れるのを不思議と感じないでしょうか。


 イクラで渓流魚を狙う場合の針は、ヘラブナと同じスレ針を利用します。ヘラブナ用との違いはとても細軸の針を使いますが、この場合もうどんと同じ理由で、返しのある針を使うとイクラが割れてしまうからです。


 川虫やミミズを餌にした場合は、餌が逃げないように返しのある針を使うのも、マブナ釣りと同じ理由ですね。


 イクラで渓流魚が釣れるのも、マッシュやうどんでヘラブナが釣れるのも、基本的にはアミノ酸に反応しているからです。魚の種類によって好みのアミノ酸が違いますので、その好みに合った餌を使うことになります。


 再放流が基本となりつつある渓流魚の管理釣り場では、ルアーに使うフック(針)もバーブレスフック(返しのない針)が使われるようになりました。またトリプルフックが当たり前のルアー釣りでしたが、最近はシングルフックになっています。


 これは淡水魚だけでなく海でのルアー釣りにも応用されるようになり、海水魚でも持ち帰らずに、その場で再放流するようになったことも原因の1つでしょう。
 というか持ち帰っても家人に怒られるだけですから、食べてみたいと思ってもダメなんでしょうね。昔は近所の鮨屋さんに持ち込んで、捌いて貰ったものですが、今では回転寿司店ばかりです。街の魚屋さんも見かけなくなりましたので、否応なしに自分で調理しようとしても、キッチンが魚臭くなる!!と怒られている図が目に浮かびます(笑)。


 あちこちと脱線を続けていますが、色々な変遷があり今があるわけで、人生色々魚も色々釣り方だって色々ってところでしょうか。