ヘラブナ釣り うどん餌の変遷
あまり人にヘラブナ釣りの方法を教えることはないのですが、周りにいるヘラ師達は圧倒的に先輩ばかりですし、経験も数倍の差がありますので、見てみて改善すべき点があったとしても、口出す事は失礼に当たりますので絶対にしていません。
ただチョットした工夫などは、簡単にできますのでヒントを差し上げたりします。
勿論そのヒントをそのまま使われているかどうかは確認しませんが、それでもし釣果が良くなっていたとすると、良かった良かったとなります。
その1つがワラビうどんの材料です。私自身ワラビうどんについては色々と研究史工夫を重ねました。それこそ澱粉の性質まで調べ上げて、何がどのように適しているかを確認し、それをまた実際に作って見て、釣り場での釣果の差や扱いやすさなどを確認していました。
結果市販のワラビうどんの素でも良いのですが、原材料がとても安く手に入るタピオカ粉100%に落ち着きましたが、それまではコーンスターチやサツマイモ澱粉など、色々位ブレンドしてはその比率を変えてと、なかなか時間の掛かる作業でしたが、それもまた面白かったのです。
その途中には加工澱粉なるものも見つめましたが、釣りで使う程度の量はなかなか手に入れることが出来ません。業務用の何十㎏なんてものはそれこと無用の長物で、釣りクラブでまとめて購入する以外は意味がないとなりましたが、加工澱粉の中にはとても良いものがあるのです。
釣り場で作れるワラビうどんとして市販されているマルキューの感嘆は、水で粘度がでるように加工されている澱粉の1つです。
市販されているパリパリの天ぷらも時間が経っても柔らかくならない加工澱粉ですし、衣が剥がれない揚げ物が作れるのも加工澱粉だったのです。そのため素人が食卓用に付くった揚げ物はどうしても剥がれますし、時間が経つとべちゃっとしてしまうのです。
タピオカ澱粉が最適だと決まると今度は水分量です。これもタピオカ粉に対してどの料が良いのかを色々と調べていきます。結果わかったことは、冬期と夏期と短竿と長竿と使い分けるのが良いことが解ります。
タピオカ100gに対して硬くする場合は水が240gの割合です。これから変化させると思い通りのうどん餌が作れるようになります。
ただこのタピオカうどんは透明になりますので、目立たせるためには色をつけた方が良いと、今度は色をつけて食いを確かめていきます。うどんに色をつけるのは色粉が混じっているペレットを利用しました。
色粉の入ったペレットでは、黄色・赤色・青色が作れたのですが、この段階で黄色が一番食い事がわかります。結果として目立つ色が良いのではと思い、今度は白色に染めたいのですが、白色の食紅は売られていません。
そこで利用したのがコーヒー用の粉ミルクです。ただ粉ミルクは混ざり方にムラが出来たので、ポーションタイプのコーヒーフレッシュを利用する事になるのですが、もっと白くしたいと調べると、生クリームを白く仕上げるためのものです。ただこれは少量で良いのですが高価ですから、結局コーヒーフレッシュに落ち着きました。
ここまでは皆さんにお伝えしましたので、多分天長会の皆さんは同じような作り方をされていると思いますが、楽に作るためには市販のワラビうどんの素を使う事で、軽量もとても楽なんですよね。
私のような小市民は如何に低価格で作れるかばかりを考えていますので、うどんの素は手が出せないでいます。
うどんが決まると今度はまぶし粉の研究に入ります。これもアレコレと試して行くのですが、やはり白色が目立つので食いが良いことが解ります。特に冬期には威力を発揮しますが、ペレットの匂いによる集魚効果も侮れません。
ペレットは今のところ菅原商会の激が良いと思いますが、私的にはサイズ違いを多く用意し対すので、ペレットを自分で砕くようにしています。勿論劇も粒の違いが用意されていて、1~5までの粗さ違いがありますか、今のところ粒サイズ4が良いのではと思いますが、これもまた水温によって違うのですから面白いですね。
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