両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ヘラ竿の特徴を使いこなす

 ヘラ竿はダイワで15アイテム、シマノが16アイテム販売されています。それらの竿にはそれぞれ特徴があり、その特徴あるヘラ竿の中から自分に合った竿を使う事になるのですが、その特徴をどのように使い分けて、どのようにヘラブナ釣りに活かすかで、面白さは倍増または半減してしまうのではないでしょうか。


 残念ながらこの2社のヘラ竿を全て試したことはありませんので、私の数少ない経験からしか語ることが出来ないのは残念ではあるのですが、量極端な竿は使えているのではと思うのです。その中からどのように使い分けるか。または好みの竿を選ぶ事が出来るのか。それについて参考になればと取り上げていきます。


 先ずはシマノの鉾です。煉からの後継アイテムですが、胴がしっかりしているので、野池から管理池など、引きが強いヘラブナを狙うに適していると感じます。またダイワの龍聖も同じ雰囲気ではないでしょうか。
 私的には腕力が無いため使いこなすことが出来ないのですが、竿そのものの重量というよりも、胴の強さから来る操作性に腕力が必要と感じています。特にチョウチン釣りに威力を発揮しそうです。


 軽量系としてはシマノの閃光シリーズでしょうか。軽量でありながら柔軟性を保持していて、それでいて少々良いサイズでも耐えて引き寄せることが出来ます。特に閃光Pはしっかりとした強さを感じることが出来るのですが、野池専用に感じてしまいます。その点Lは釣り堀で活躍できる柔軟性があり、とても使い易いタイプと感じます。長竿が超お薦めですね。


 同じように傾向としてダイワのHERA Fがありますが、閃光より先調子と感じますが、Sとの違いをそれ程大きくは感じる事が出来ませんでしたが、FとSのどちらかを迷う場合はSをお薦めします。操作性の違いが無くとも良いサイズを掛けたときにその差が現れます。


 ダイワのHERA Xのように硬式でも胴調子の竿はなかなか面白く、野池から釣り堀でも大型主体の池には最適です。同じような調子でありながら高少し腰の柔軟性が高い紅月は、女性でも扱いやすい先の軽さが特徴で、それでいて腰の粘りがありますので、大助対応には最適ではないでしょうか。特に手に入りやすい価格設定が喜ばしいところです。


 ダイワのHERA Vはこの硬式同調にの入門竿として登場しました。価格帯としては紅月と同程度になるのですが、もっと強い腰を実現させていて、大助から鯉でも大丈夫と感じるほどの硬調子ですから、春の乗っ込みには最適な竿かも知れません。ただ私的には先の重さと腰が強すぎたので、使いこなすことが出来ずに手放してしまいましたが、腕に自身のある方には価格的にも優しく、野池で竿を折られたとしてもそれ程のショックは・・・。


 そして最近手に入れてお気に入りが景仙 桔梗です。操作性は紅月よりはしっかりしていて、腰の強さもしっかりしているにも拘わらず、操作性も楽で使い易いタイプです。今のところ大型サイズ専用としていますが、やはりXやV、紅月そして景仙 桔梗は大型サイズ専用の竿と割り切るべきで、小型サイズでも釣り味を楽しむにはやや不向きと感じています。


 釣り味を求めるには各メーカーのフラッグシップ竿が最適でしょうが、残念ながら小市民の私には手が出せず、未だにインプレッションが出来ていません。そのワンランク下の竿ではダイワの兆とシマノの本式です。この両竿ともにとても釣り味が良く、イメージとしては竹竿にとても良く似た釣り味です。
 兆は竹竿でも穂先に合わせ穂が使われている竹竿で、本式は削り穂が使われている竹竿のイメージです。この穂先の差が竿の操作性や持ち重り感の差となるのですが、重い餌を使うには兆で軽い餌には本式が適していると感じます。


 この両竿はなんといっても小型サイズでもとても気持ちの良い引き味を感じることが出来るので、引き味重視にはこちらを超お薦めしますが、勿論腕力というか体力が必要で、引き味が良いということは簡単には寄せられない事を意味します。勿論突っ込まれて困る部類ではなくて、胴調子で釣り込むまでの時間を楽しむのですが、それが歳と共に負担と感じる場合もあるって事です。



 あくまでも私個人的な感覚では、日常使いとして中長竿には閃光LやHERA Rが竿の操作性が良くて、それでいて釣り味も損なわないのでお薦めです。


 中短竿は発売中止された月影がとても気に入っていますが、良く似た操作性のHERA Sと使い分けています。


 短竿も月影を主体としていますが、竿の余裕というか粘りが少ないので腰のあるHERA Xを使うようにしています。


 大型主体の池で使用する竿はHERA Xですが、そこに割り込んだのが景仙 桔梗です。両者を同時に使うと、その特徴差がとても良くわかります。超大型にはXが絶大な信頼感があり、強い引きにも安心して耐えることが出来ます。では景仙 桔梗に信頼感はないかというとそうでもないのですが、Xに比べるとホンの少し柔軟度があるイメージでしょうか。
 ただ景仙 桔梗方が先が軽いので、操作性が楽で付かれにくいと感じています。


 このように竿の特徴は大きくてそれぞれを使い分けていますので、竿ケースも2つ用意して入れている竿の内容を違えています。以前はこれに竹竿用のケースも用意していたのですが、竹竿の使用はめっきりと減ってしまいましたので、専用のアルミケースも手放してしまいました。


 アルミケースは竿を守るには最適ですが、ハッキリ言って重すぎて車への積み下ろしが大変なんです。見た目以上にとんでもなく重いのですが、アルミは枠と表面だけで、中は板で出来ています。レザー張りも内部構造は板ですから重くて・・・。さっさと手放してしまいました。



 やはり終活はすべきで、自分にとってはとても大事にしている道具類だったとしても、残された家人達には無用な物ばかりですから、早めにエイヤッと始末すべきしょう。


 しかし未だに使ったことがないフラッグシップ竿は、一度は使って見たいと思うのですが、その良さを知ってしまうとまたまた収集癖が頭をもたげてしまいますので、手を出さない方が賢明というところでしょうね。