両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 50枚は確実? 当たりの妄想!空想!決め付!

 ヘラブナ釣りの場合に浮きに出る当たり方の表現として、カチッとした強い当たりが出ると表現します。それ以外の浮きの動きはスレなど食い当たり以外の動きとなっています。


 その浮きの動きは食い当たりで正解であり不正解でもあると思うのです。


 先ずはうどん餌です。うどん餌は固形物ですからスッと吸い込むことでツンとした当たりが出るのですが、団子餌の場合も同じようなツンとした当たりも出るのですが、もっとフワッとした当たり方も食い当たりの傾向が強いと感じています。
 ただこのフワッとした当たりが出るのは、比較的柔らかい餌であり膨らんでいる場合に多くでる当たりで、少し締め気味の団子餌の場合は強いツン当たりが出る傾向にあるとお感じています。


 私の場合は両うどんの底釣りの方が圧倒的に多い釣り方ですが、そのうどん餌での教科書的当たり方は、一節または二節場合によって黒線程度の小さくツンと入る当たりが食い当たりです。これは先ず間違いなく正解の当たりだと思うのですが、最近アレ?と思う当たり方を良く見かけるようになったのです。


 そこで色々と浮きに出る当たり方を分析していたのですが、フワッと沈んだりズンやヌルっと入ったり、ツンやカツンにトンと言葉にすると色々な表現が出来ますが、当然どれも食い当たりの場合もあるのですが、全部食い当たり以外の動きでもあったのです。結果としてこれが食い当たりだと決めつけることが出来なかったのです。


 反対の言い方をすると今まではスレ当たりだと思うような浮きの動きが全てが食い当たりだった経験をしたのです。


 そんなバカな!って話ですが事実ですから仕方ありません。ただとても不思議なことですが尺数の違いで、食い当たりの場合とそうでない場合とが起きてしまったのです。これはいったいどうしたことなんでしょう。同じ釣り堀で同じヘラブナを相手にしていて違う当たり方を示すのですから困ってしまいます。


 その色々な当たり方も11尺以上と8尺以下では同じ動きでも、食い当たりであったりそうでない当たりだったのです。


 11尺以上ではしっかりとしたツン当たりでもカラツンを引くことが多く、それ以外の小さくチッとした当たり方でもフワッとした当たり方も当然のようにカラツンになりました。ところが8尺以下にすると小さくフワッとした当たり方やフッとした当たり方、フニュと入る当たり方もことごとく食い当たりで上唇センターで釣れてきました。勿論その中にはスレ当たりも混ざってはいるのですが、これが食い当たりだと決め付けるのではなくて、浮きが動けば食い当たりだというほどに多くの当たりで食わすことが出来たのです。


 まさにコレはいったいどうしたことだろうと思ったのです。


 実はこの経験は天狗池では2度・清風池ではもっと多くしているのです。同じ池での話ですが結果は同じ現象に出くわしたのです。これが単に尺数の違いなのか季節要因か解りません。同じうどん餌を使って同じまぶし粉を使っているにも拘わらず、短竿では同じ状態になったのですから驚きです。うどん餌に限らず団子餌でも同じ事でした。


 結果として同じような浮きの動きをしているにも拘わらず、中長尺ほどカラツン率が高く、中短竿ほど食い当たりに繋がったのです。これは一体どうしたことなんでしょう。


 根本的に団子餌の場合はフワッとした当たり方で乗る率が高いと思っていますが、うどん餌の場合は釣れる率はとても少ないのです。中長竿でフワッとした当たりで釣れることは先ず起こらないのです。しかし今回の実験でそのフワッとした当たりでも乗って来たのです。
 但し短竿限定の話です。短竿の場合は色々な当たりが出ても、ことごとく乗ってくるから不思議でなりません。いったい何が違っていたのでしょう。誰か解明された方はいますでしょうか。


 そこで解らないで済ましても仕方がないので色々と空想・妄想・決め付けをするのですが、今までは単純にツン当たりが食い当たりと決め付けていました。ただその決め付けた当たり方でもカラツンになることも多々あります。当たりの出方を見ただけで既に釣り上げたと思うほど、決め付けてその当たりを合わせていたのですが、結果カランとなるのも多い事でした。


 そツン当たりですがツンと入ってピタっと止まるような動き方を指します。ただその静止する状態を待って合わせていたのでは遅い場合がありますので、もう少し早めにツン当たりと決め付けて合わせ動作に入っています。結果としてカラツンになることも多いのですが、そのカラツンを防ぐためにはツンと入る初動が、仮に1節ツンと入ったとしてもその1節の動きの中で動き出しが早いほど食い当たりで、初動が早くても止まらずに流れるような当たり方はスレ当たりの傾向が強くなります。


 基本的にはこんな当たり方を見定めて合わせるのですが、不思議と中長尺ほどカラツン率が高いのです。短竿は目の前に浮きがありますので動きが見やすいのも事実ですが、私の場合は中長尺を使う場合はスコープを使っていますので、浮きは拡大されて目の前にあるように見えますので、浮きの位置が遠いから浮きの動きの判断が付けにくいなんて事はないのです。


 ではどうして中長竿でカラツンになる当たり方でも短竿では乗って来るのかです。これはいったいどうした事だろうとここで空想と妄想するのです。


 アレコレと考えるとそこで1つのヒントが浮かん出来ました。それは餌打ちポイントの差です。中長竿になると落とし込みだとしても底釣りの場合はやや沖目に打ち込みます。水深の浅い池では振り切りで打ち込んでいます。その方が浮きに馴染みを出す事が出来るからですが、短竿になると振り切りで打ち込むことはありません。
 落とし込みだとしても底釣りですから宙釣りのように真上ではなくて、20~30㎝程度沖へ打ち込んで馴染みを出すようにしますが、この打ち込み位置の差で変化が起きている野ではないかと思うのです。


 仮に水深2mの池だとしてます。浮き下は当然2mですから振り切った餌打ちポイントは浮きの立つ2m先です。上ズリはその2m先で起きてしまいますが、浮きが立つ位置まで餌が放物線を書いて沈んでいきます。厳密には打ち込んで餌は浮きの真下には来ませんので、結果として浮きは水深より深く馴染んでしまいます。
 この2m先から浮きの立つ位置まで餌がバラケながら沈んでいきますので、この間のどこかにヘラブナは集まってしまいます。つまり浮きから2m先まで広くヘラブナは集まっていることを意味します。


 では短竿の場合ですが浮きから2~30㎝先の位置に餌打ちしますので、ヘラブナの集まっている範囲は30㎝程度ですから、ヘラブナが分散した動き方はせずとても集中して集めることが出来ていると解釈できます。その結果としての一定の位置でヘラブナ達が留まり餌を争って食いますので、色々な当たり方をするのではないかと思うのです。


 反対に長竿で振り切ってい餌打ちした結果、広範囲に集めてしまいヘラブナの動きが活発化して、余計な動きを生んでしまってそれが浮きにも現れてしまい、結果としてカラツン率が増えるのではないかとの理屈です。


 いやいや知りませんよ!!キットこうではないかとの空想妄想の類いです(笑)。


 でも本当にそうなんです。短竿ではフッと入った当たり方から消し込み当たりまで、ことごとく食い当たりだったのです。決して中長竿ではカラを引いてしまう当たり方でも上唇センターで釣れてしまうのです。
 天狗池では7尺や8尺でこの傾向が強いのですが、清風池では水深の関係もあり9尺でこのような傾向が現れます。天狗池の平均水深は2mですが清風池は2.5m平均です。この30㎝の差が竿の尺数の差となっているように感じます。
 1度実験されるとその差が感じられると思います。今のところ数度の実験ですが同じ結果となっているのです。


 そこで中長竿でも食い当たり率を上げるためにどうすれば良いかです。それは間違いなく餌打ちポイントのズレを修正することです。短竿と同じように2~30㎝程度で離れたとしても50㎝程度浮きより沖に餌打ちポイントとすることです。それだけで一気にカラツンが減るばかりか当たりが一気に増えるのです。


 1度騙されたと思って試してみませんか?


 それともう一つのコツについてですが、釣り初めはしっかりとした強い当たりを待つのですが、ある程度集められた後になると打ち込んでからの10秒程度に1度当たりが出ます。その早当たりを積極的に取るとカラツン率が減ることも解りました。こちらも是非試されると面白いと思います。


 これで50枚は確実・・・かな?(笑)


 勿論結果責任は持ちませんからあしからず!!