両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 釣りにこうあるべき論は必要か

 ヘラブナ釣りに於いてハリスの長さはいわゆる普通はこの長さだと指摘されることがあります。この普通という言葉ほど曖昧なものはなくて、個人個人で全て違っているのですから困ってしまいます。反対にいうとその人にとっての普通は他の人にとっては非常識となる可能性があります。


 つまり慣れ親しんだ長さがその人にとっては普通であり、この長さを使うのは常識だとの判断になってしまいます。少なくともその人の周りでは常識であったとしても、それが普遍的ではないことを理解できてない方も多々見かけるのですが、その多くが長年ヘラブナ釣りに親しんでこられた方ですから、至極当然のように話されるのですから困ったものです。


 全く話は変わりますが最近どっちだろうと思った事があります。ヘラブナ釣りには自動車移動がつきものですが、長年車に乗り続けられている方にとれば常識が案外間違って覚えられていたりします。その1つが交差点での合流合図です。つまり方向指示器ウインカーの出し方です。


 法令では意思を示すためには30m手前または3秒前と決まっていますが、多くは直前に示されてしまいます。出来るだけ早めの意思表示が良いと思うのですが、そんなことよりも迷ってしまうのが合流点でのウインカーの出す方向です。


 直角に交わる十字路や三叉路であれば的確な方向指示が出来るでしょうが、斜めに合流する場合の交差点ではどちらに出すのが正解かです。


 実はいま表現しました斜めであろうが直角であろうが交差点では、曲がる方向に指示を出すのが正解です。この交差点という表現には意味があり、側道から本線に合流する場合でも停止線のある場合が交差点であり、仮にセンターラインに緑地帯が設置されていない場合などの対向1車線の場合には右折も可能ですから、たとえ本線に対して合流するのであったとしても左に曲がりたい場合は左に、右に曲がりたい場合は右に出すのが正解で、斜め合流でも十字路や三叉路など交差点の形状は特に関係がない事になります。


 それが高速道路のような反対車線には入れない形状で、本線に合流する前に停止しないで速度を上げて本線に入りますが、そんな合流の仕方をするカ所の形状を負荷車線といいますが、この負荷車線の場合は本線側つまり右方向に指示を出して合流するのが正解です。


 一見迷いそうな合流点でどちらにウインカーを出して良いのか解らない場合は、一旦停止が指定されているかどうかが1つの目安となります。


 ただ私も解らないのですが停止線がある交差点でありながら、中央分離帯にポールが立っていて反対車線には行けない合流点があります。この場合はどちららの方向に出すべきなのかですが、少なくとも左に出した方が良さそうな気がしますが、どちらであったとしても最低限方向指示を出さなかった場合は反則金を取られてしまいますので注意が必要です。


 ヘラブナ釣りとは随分と離れた話でしたが、自分で勝手に思い込んでいる事が実は違っているなんてこともあるはずで、先のハリス長なんてのはどちらでも良いのですが、細いハリスほど良く釣れると思い込んでいる方も多いのではと思います。


 案外その通りなのかも知れないのですが私の数少ない実験で、0.6号より0.3号の方が良く釣れたなんてことは殆どないんです。魚からどのように見えているかは解りませんが、どんなに細くても糸が垂れているとその糸を避けてしまいます。0.3号ではぶつかるけど0.6号では避けるなんて事はないんです。


 ただ浮きに出る糸ズレ当たりがあるように道糸は0.8号や1.0号が使われているにも拘わらず、ヘラブナは避けないでぶつかってきているのですが、何もないときには避けていた糸でも食い気が立つと気にしなくなってしまいます。
 特にヘラブナが活発に動く時期は食い気も旺盛ですから、警戒心より食い気が勝っていますので余計に浮きに糸ズレの当たりが出てしまうことになります。つまりハリスの太さは関係ない事になります。


 ここでもハリスの号数は0.4号のものだとかいやいや0.3号でしょうとか、0.6号?そんな太いのを使うなんて恥ずかしいなんて言葉が聞こえてきますが、その昔の全盛だった頃のヘラブナのサイズと現代では随分と違っています。30㎝を大助といっていた頃からは同じ大助でも10㎝も大きくなっているのですから、仕掛けの太さだけでなくハリス長に至っても昔の常識は通らないと思うんです。


 またバカ長・・・う~んと竿より仕掛けが長い分をバカといいますが、これは日本中同じ表現なんでしょうか。竿の長さより随分と長い仕掛けを作るとバカが長いなぁなんて表現をしますが、このバカ長についても竿の調子や釣れてくるヘラブナのサイズによって違っていますので、バカ長はこの程度なんていう決まりもないはずですが、竿尻から何㎝が常識なんて言葉も聞こえてきます。


 私なんか釣り池に合わせたバカ長を使っていますから常識なんてどこにもないんです。実際釣り座と水面までの距離や使用する竿の長さなどを考慮して長さを決めていますが、仮に竿尻から30㎝までなんてことが常識だとするならば、私はとても非常識な仕掛けを作っていることもある事になります。


 まぁ実際問題として交通ルールは他人に迷惑を掛けますので同じルールであるべきですが、ヘラブナ釣りの仕掛の常識なんて事はそれこそ狡いと指摘されない限り、個人の自由であってコレが常識なんてものは存在しないと思うのですが如何でしょう。
 勿論池のルールは守る必要がありますが、こうあるべき論はもう無視しても良いのではと思うのですが如何でしょう。


 オヤジ達が若者に嫌われるフレーズがあるのをご存じですか?。最後に若者に対して使う言葉として覚えておくと良いフレーズがあります。 


 昔は・・・だった
 私の若い頃は・・・だった
 今の若い者は・・・
 ・・・するのが常識だ


 これらは禁句ですが最後の・・・するのが常識だ・・・にヘラブナ釣りの個人的ルールも含まれると思います。