両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ヘラブナ刺激物質 ナイショですよ!!

 私が長年・・・ってほど長くないですが(笑)、秘密にしていた添加剤を公表したいと思います。これをブレンドすることで爆釣間違いなし・・・かどうかは責任が持てませんが、信頼のおける研究機関での研究結果ですから間違いのない事実ではあるのですが、好釣果の共有が出来るとすると嬉しいことです。


 ん?本来なら勝負勝負ですから秘密にしておくべき内容ですよね。でももう良いんです!大いに分かち合いましょう!!私も大人になりましたから・・・アレ?


 独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所の研究成果としてヘラブナに関する論文があります。この論文はもう何年前だったか忘れるほど以前のことですが、ヘラブナを如何に釣り上げるかを色々と調べていたころに出会った論文です。


 カワチブナ摂餌刺激物質の養殖餌料への添加効果


と題して発表された論文ですがなかなか魅力的な題名だと思いませんか?


 ホームグラウンドとして使わせていただいている釣天狗では数種のペレットが売られています。その中でも特に食いが良いとの評判があるペレットがあります。事務所の横で池主が色々と添加して作り上げているものですが、周りのヘラ釣り師の皆さんもこれを購入されて大助を釣り上げられるのを見ては指をくわえて羨ましいと感じていたのです。
 ある時期には「あの菱田さんが使われている餌です」と書かれていたほど菱田さんが大助を連釣されているまぶし粉だったのです。


 だったらその餌を購入して使えば良いのですが、そこは持って生まれた天邪鬼の性格ですから他人が作った餌で良い釣りが出来たとしても実力ではなくて、その餌によって釣らせていただいた感が強いので購入することは一度もなかったのです。


 その添加されている材料は何かですが、1つはビール酵母です。これはなかなか優秀なもので抗酸化作用がありますので人に対しても有効なのですが、良く餌を食うかというとなんとなく疑問には感じています。ただ入れすぎると簡単に上ずってしまいますので、ヘラブナの好む餌であるのは間違いなさそうです。


 もう一つがアミノ酸です。このアミノ酸も池で売られているのですがとても高価で私的には使いたくても使えないんです(笑)。実際は皆さんと同じことはしたくないという天邪鬼的なところの方が強いかも知れませんが使ったことはありません。
 このアミノ酸をコソッと店主に確認したのですが、池主曰く「お魚元気」との商品名とのことですが、色々と調べましたが残念ながら探し出すことが出来ませんでした。


 でも大助を釣りたい願望と数もそこそこ釣り上げたいとの思いもありますから、なんとか釣れる餌が作れないかと探していたところにこの論文に出会ったのです。


 それはもう一人有頂天になるほどの衝撃的な論文だったのです。この論文の目的は養殖による養殖池の水質悪化によって、アオコの発生や異臭を放つ事を防ぐなど景観と環境問題の解決のためでした。これは餌の食べ残しによる水質悪化が原因ですから、如何にヘラブナの味覚を刺激して摂餌を促進させる物質を、多数あるアミノ酸の中から探し出す研究がなされたのです。


 色々とアミノ酸を添加効率が研究されたのですが、ヘラブナの養殖に利用するだけでなく最終的結論の中に次の一文があるのです。


 摂餌刺激物質を添加した餌でヘラブナが初心者にも釣れるといった状況になる可能性もあります。今回開発したカワチブナの摂餌刺激物質の餌料への添加技術は、ため池の自家汚染防止とともに、身近なリクリエ-ションにも役立つ技術と考えられます。




 
こんな結論が書かれているとそのアミノ酸を使いたくなるではないですか。実は団子餌にはこのアミノ酸を添加した餌が売られていました。マルキューから出ていたのですが今は廃盤になってしまっているのがアミノバイタル含有の餌でした。
 ただグルテン餌に残っていました。それがこの野釣りグルテンです。ただこの餌にはガーリックパウダーも入っていますのでそこが疑問点です。


 そしてもう一つ海釣り用にあります。これが私は使ったことがないのでヘラブナに有効かどうかは知りませんが、興味のある方は実験されるのも良いと思います。


 またアミノバイタルαは味の素から人用に多数出されていますが、そこに書かれているアミノバイタルαの原材料名に今回ご紹介するヘラブナに有効とされているアミノ酸が含まれていないんです。
 グルタミン、ロイシン、イソロイシン、バリン、シスチン、酸味料、ショ糖脂肪酸エステル、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、貝Ca、香料、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.B6、V.B1、V.B2、V.A、調味料(アミノ酸等)、V.D、V.B12

 色々と書きましたが実はこの研究所の研究結果にはアミノ酸と書かれていますが、アミノ酸にはとんでもなく多数の種類がありますので、どのアミノ酸でも有効って事はないはずです。どんなに目をこらしてもどのアミノ酸が有効かまでは書かれていなかったのです。
 そこでこの論文を書いた研究者に直接問い合わせたのです。その結果たった2種類のアミノ酸が有効だと解ったのです。


 その結論の前に次のような論文も存在します。
ヘラブナに対する摂餌刺激評価法
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aquaculturesci/58/2/58_299/_pdf/-char/en
 
 ただこちらの論文では上手く読み取れませんでした。


 勿体を付けていますが(笑)、ここでそのアミノ酸について発表致しましょう。


 そればグリシンとアラニンです。


 使用量も確認していますが先の2種のアミノ酸を両方使うのではなくてどちらか片方で良いのですが、アミノ酸の必要とされる量は元の餌に対してなんとたったの3%との事です。それ以上増やしても効果に変化はなかったとのことです。100gの餌に対して大雑把に言うと3gを混ぜれば良いことになります。
 正確な3%とは元の餌97gに対して3gで決して100gに対して3gではないんです。つまり100gに3gを足すと103gになりますので、その場合の3%とは3.09gが3%なんですが・・・そんな厳密な話をしても仕方ないですね(笑)。


 ただ計量カップで量った場合は100ccであって100gではないんです。団子餌などでは随分と軽いはずですから3gを足すと多すぎます。ということは正確ではないですが釣り場で出来ることは体積比で計算すれば良いことになりますので、100ccのカップに対して3ccのアミノ酸を入れると良いのです。ただこの3ccを測るのが大変ですがペットボトルのキャップを使う方法があります。
 一部のペットボトルの例外を除けば500ccでも1.5リットルでもキャップサイズは同じですが、キャップ1杯は7ccですからその約半分が3ccの目安になります。まっ少々多くても害にはなりませんのでいい加減に混ぜても良いんですけどね。


 じつは私の過去のブログでもアミノ酸効果について多く書いているのですが、正確な情報は載せていませんでしたが今になってやっと発表することにしました。だってこの情報は苦労して調べた結果なので独り占めしたいですからね(笑)。


 勿論このアミノ酸はうどんのまぶし粉に混ぜても有効ですが、団子餌やグルテン餌に混ぜてもOKです。ただ私の場合ですがうどんに直接附着させても効果を確認することは出来ませんでした。


 アミノ酸として有名な味の素があります。研究所でもこの結論に達するまでには多数のアミノ酸を試されていたようですが、私たちが美味しいと感じていたグルタミン酸(味の素)は効果がないことも解っています。


 さぁこれで皆さんと共に爆釣間違いなしです。釣れなかった場合はこの研究所にクレームを付けるのでは駄目ですよ!!釣れないのは自分の腕を疑いましょう(笑)。勿論私も責任は持ちませんからあしからず!!


 どこで買えるかはご自分で色々と探してみて下さい。案外簡単に購入することが出来ます。ネットでこのアミノ酸の名前を入れるだけでOKです。


 またこのアミノ酸は人間に対しても有効とのことで、グリシンは骨や関節、肌などの健康を維持するために欠かすことのできない成分であること、運動能力にも影響を与えることもわかっています。また良く知られているコラーゲンの30%はこのグリシンで出来ています。このグリシンも強い甘みが感じられるのですが砂糖の約70%の甘味です。


 アラニンは筋肉や内臓をつくるたんぱく質のもととなる成分で、肝機能の保護ができるのですが、お酒の分解に有効な成分でもあるので二日酔いの改善に使えるのです。甘みを感じますがグルタミン酸のようなうま味はありません。


 ただこの2種のアミノ酸は必須アミノ酸ではなくて非必須アミノ酸ですから、体内でも作られているのです。そのために無害とされていますが大量摂取は何らかの影響が出る可能性がありますので摂取量は十分な注意して下さい。


 人にも有効との話はヘラブナ釣りに使った残りも無駄なく使えるって話です(笑)。