1月 この時期の対策はなにかあるのか
真冬のヘラブナ釣りは、難しい時期の釣りであるのは間違いないでしょう。だとしても誰かが釣り上げるのを指を咥えて見ているのもつまらないですし、誰も釣れなかったとしても、誰も釣れないのだから自分も釣れないのだなんて自分を納得させるのは、釣れない事の言い訳でしか無く、厳しい時期だとしてもなんとか釣り上げてこそ楽しいヘラブナ釣りとなるはずです。
では何をすると釣果を上げられるか
真冬であったとしても、攻め方次第で釣果は上がる。
例えば1日掛かって1枚だけ釣れたとすると、その日はその1匹のヘラブナだけが食い気があったのでしょうか。まさかそんなことは決してないはずだと思うんです。
野池ならそんな日があってもおかしくは無いでしょうが、魚影の濃い管理釣り場や釣り堀では、間違いなく池の中のそれも目の前のポイントには多数いるはずです。
確かにヘラブナの好みそうな場所はありますが、その場所にだけいるわけでないはずです。勿論広く全体にいるわけでもありませんが、ある程度は散らばっているはずですし、釣り座の前には少なくとも数十匹単位でいるのではないでしょうか。
目の前にいるはずのヘラブナが、ただ水温が低いだけでどうして釣れないのでしょう。活性が低いのも間違いの無い事実ですが、誰にも釣れないのであれば活性が低くて釣れないのでしょう。限界水温の0度に近づくと捕食活動も辞めてしまいますが、5度を超えているとそれも10度あれば捕食活動は続けるのがヘラブナの特性です。
ただ捕食活動をしているとしても、何mも離れた場所まで餌を求めて移動することも少ないのも事実です。
この前提に置いて次を考えていきます。
先ず、自分のポイントにいるヘラブナに食い気を出させる必要があります。
食い気を起こさせるためには、当然餌を打ち返す以外無いのですが、その打ち返している餌はヘラブナが補食したい餌でしょうか。
私の釣り方は両うどんの底釣りです。この釣り方で1年を通していますが、1年中寒くても暑くてもある程度の釣果をあげるためには、その時期にヘラブナの好む餌を使うことだと思っています。
そんなこと言われなくてもわかってる!!って声が聞こえそうですが、基本の餌はうどんです。うどんに違いはありませんので、年中同じ餌だとも言えるのですが、そのうどんはワラビうどんで予備に尿素うどんも持参します。尿素うどんの出番は少ないですが、ジャミが多い時期はカラツンが防げて良いのです。
うどんを太くまたは細く、小さく大きくと工夫する範囲は少なく、それよりまぶし粉を変えることが第一だと思っています。
基本まぶし粉はペレットですが、以前少し書いていましたがペレットにも魚粉率が高いものと低いものがあります。
この時期は食い気が落ちます。だからこそ餌を濃くするのではなく、濃い餌は逆効果になると思っていますので、魚粉率が少ないペレットが有効ではないでしょうか。
同時に集魚効果の高い餌も食い気を起こさせないと思っています。ビール酵母やサナギ粉などは混ぜない方がいいのではないかとも思うんです。
食い気が低いとして、餌に集まって来にくいとすると、ヘラブナは目の前に漂ってくるまぶし粉を食べていると考えられます。
それが散りやすいまぶし粉だとすると余計に針の付いた餌まで寄ってきて食べることは少ないでしょう。そのためにも散りやすいビール酵母やサナギ粉は逆効果ではないかと思っています。
ここだけの話ですが(笑)。ではその欠点を無くせば良いのではとなるはずです
魚粉率の低く散りにくいサイズが比較的大きいペレットを利用するのが最適ではないかとなります。
ある程度の粒の粗さがあれば、拡散すること無く水底に落ち着かせることが出来ます。
1枚釣れるとこっちのもの(笑)、攻めるべし攻めるべしと攻め続けます。1匹だけのヘラブナが食い気を起こしたのではないはずです。1枚も釣れないのなら仕方ないとしても、1枚釣れたら2枚3枚と続けられるのではないかと思うんです。
この時期のヘラブナは匂いに釣られて集まってくることはしません。そのために匂いを拡散させる必要もないので、1カ所に集めて食い気を持続させると、厳寒期のヘラブナ釣りといえども20枚を1つの基準として成立できるではないかと思っています。
いよいよ、新年釣り大会が明日の6日に開催します。3枚長寸大会ですから、今日は1枚だけだったでは話になりません。そのためにも成立させる必要がありますので、攻めることに徹してみましょう。
それが吉と出るか凶と出るかは、明日に答えが出ます。
新年早々のお年玉ゲットして良いスタートが切れるといいのですが、強敵揃いですからどうなることでしょうね。
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