両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 釣果から見る攻め方にも何をするべきか


 昨日の12月23日淀釣り天狗は、全体的に釣果は振るわなかった様子でしたが、当たりは頻繁に送ってくれます。ただし全体に当たりが多かったわけではありません。私は前日の雨から水温が下がると予想して組み立てました。結果としてそれなりに当たりは送ってくれますが、カラツン状態となってしまいます。何かが変だと思いましたが、この段階では水温が低いと思い込んでいます。


 そこで前回同様ハリスを落とし針のサイズも落としてみます。乗りは少し改善し40.8㎝が上がったのですが、どうも良くありません。何かがやはりおかしいのです。
 ヘラブナそのものの動きは決して悪いとは思えないのです。動きが悪いときは当たりも遠いのが普通です。これはいったい・・・・


 朝一番に水温を測ることを忘れていました。やおら水温計を取り出して計ってみます。あら!なんと14.5度もあるではないですか!!。。先々週より水温が上がっているのです。前日は確かに雨でしたが暖かい雨でした。いくら暖かい雨の日だとしても水温は下がるに違いないと予想したのが間違いでした。
 ある程度の水温があるのですから大いに責めるだけで良かったのです。それがわかればこっちのもの(笑)。カラツンを気にすることなく頻繁に打ち返すようにしました。答えは明らかで、カラツンも決して減ることはなかったのですが、乗ってくるのも多くなり釣果を伸ばすことに繋がりました。


 説明をするとこんな感じですがそうは簡単ではなかったのです。
 カラツンも一節をツンと落とす綺麗な当たりが出ますがスカッと空を切ります(笑)。思いは既にヘラブナが乗っている感覚が出来上がっているにもかかわらず、竿は無情にもそのまま上がってきます。
 そうなると余計に力が入ります。合わせても合わせても乗ってきません。どこからかウン・モーとカラツンを嘆く声が聞こえて来ます(笑)。


 そこでどんな対策を取るべきか、いったい何をすべきかとなるのですが、ごくごく当たり前にはずらし巾を増やします。誰しもがすることでしょうが、私的にはその対策は取りません。基本の上針トントンから崩すことはしないのです。
 その代わり下針との差は広げたり縮めたりと段差を変えます。


 次にハリスを細くします、同時に針も小さくします。一時的にコレで良かったのですが、仕掛け全体としてはバランスが崩れてしまった感がありました。
 そこでハリスは1ランク上げて針も1ランク上げました。
 その結果、針に乗ってくる割合が増えていきましたがそれだけでは、私の描いている浮きの動きや釣果に結びつかないのです。


 次の対策は、うどんを小さくします。これで針に対する乗りが増えていきますが、当たりそのものが間延びしてしまいました。
 次にはまぶし粉対策です。まぶし粉を今回は3種変えてみましたが、単品だけではなく数種組み合わせることで、当たりが戻ってきました。結果として30枚を超える釣果へと結びついてやれやれと胸をなで下ろしました。多分今回の竿頭だったと思います。


 と、有頂天になっていたのはこの時まで(T-T)



 昨日の調子でいざ滋賀県にある清風池へ



 無残にも撃沈


 両グルテンで責めたのですが


 北西の風が強まるとの予報だったので風裏となる釣り座を確保する。皆さんは浮き桟橋に集まられていたので、離れた固定桟橋から18尺の長竿を振って引きを楽しもうと算段するが、、


 なんと! なんと!  なんと!


 午前中当たりが1度も無く終わったのです


 当たりどころか触りすら出ないのです。これには参りました。
 取り敢えず触りを出そうと頻繁に打ち返すも、浮きは何に生命反応を返してこないのです。全くヘラブナがいる気配がしません。打てども打てども・・・浮きはじーーーーっとしています。雨で溜まった水たまりで釣りをしている感覚です。


 取り敢えず清風名物のカレーライスを平らげて再挑戦


 もう少し短い竿の方が良いとのアドバイスを受けて15尺に変更する


 打つべし打つべし打つべし


 グルテンに麩を混ぜて超バラケ餌を作る


 打つべし打つべし打つべし


 また生命反応が出ない


 仕方なしに元のグルテンに変更する、、ん?触ったか?


 モゾっと入る。ビシっと合わせると35㎝程度のヘラが上がる
 やっと来た!恨めしそうな目をしている(笑)


 続けて黒線程度の小当たりもビシっと合わせる。案外軽く寄りだしたのでサイズも小さいかと思っていたら、アレ?引きが強くなるではないですか
 上がってきたのは40㎝のヘラでした。
 


 その後当たりが続いたのだがそれも全てが15分程度の出来事で、この後もまた浮きは静まりかえってしまいました。
 穴が開くのではと思うほど浮きを見つめ続ける1日でしたが、何というか余りにも当たりが出なくて、工夫すら面倒だと思わせるものでした。
 ただ他の人たちはそれなりに釣られていて、多い人では10枚を超えていたでしょう。知り合いの人は、私が帰る時間で7枚のカウンターでした。


 ある時期までグルテンがとても良かったのですが、寄りの悪い池では集魚効果の高い餌を使う必要があったのでしょう。グルテンで他の釣り人達より数倍多く打ち込んだにもかかわらず、寄りが感じられないのですから、攻め方以上に餌の選択間違いだったのかも知れません。
 それほど寄りが悪い状態ですが、ナント両うどんで釣られている方のほうが釣果が良かったのです。といって午前中で4枚とのことでした。
 冬期としては待ち釣りになるのは仕方ないとは思いますが、うどんで待ち続けるだけの辛抱が足りない私です。
 いつもの淀の釣り天狗池では、両うどんでもある程度の当たり返してくれますので待てますが、生命反応すら無いシーンと静まりかえっている浮きを見ていると待てないのです。


 いずれにしても清風名物の引きの強いヘラブナがいるのは間違いなく、またほとぼりが冷めた頃には懲りもないで訪れることになるでしょうが、春になって温かくなってからとなることでしょう。
 この経験はとても重要な試練となったのは間違いありませんが、淀の天狗池との差も改めて感じる事が出来ました。