ヘラブナ釣り 朱紋峰 嵐月とHERA Fの釣り比べ
今日は前回に引き続いて竿の釣り比べです。今回は前回から引き続いての朱紋峰 嵐月とHERA Fの釣り比べです。HERA Fは同じ軽量系の閃光Xと比べると明らかに胴に張りがあります。逆の言い方をすると閃光Xの方が柔軟性がありFは胴がピンとした印象があります。ただ昔の軽ピンシャンと比べると許容範囲のピンとした固さには仕上がっていますので不快感は感じない仕上がりです。その軽量系のFと釣り比べるとどのような違いを感じることが出来るか。やはり重量増を感じるのか反対にその重量差を指揮しなくて良い仕上がりになっているかが、今回の判断すべきところだろうと感じていますがちょっとした楽しみな比較でもあります。
朱紋峰 嵐月
HERA F
実は軽量系でも現行の閃光Lでは74g程度ですがFは82gありますので8gも重いのです。たった8g程度でも軽量系としては差があると感じます。またSは17尺がなくて16尺か18尺ですが、16尺で79gで18尺では91gありますので17尺があるとするとこちらも80g代前半だったと思われます。HERA Rでは71gに仕上がっていますので現行のへら竿としては最軽量と思われます。このHERA Rの15尺を触らせて頂きましたが、64gしかありませんのでそれはそれは超軽量と感じがしました。
HERA S
HERA R
嵐月は16.5尺で96gですから軽量系に比べると15g程度は重いのではと思われますが、嵐月を単体での操作性ではそれほどの重量感を感じていません。ただ現実的には10gの差は持ち重り感が高いはずですから、長時間使っていると腕の疲れとなって感じるのではないでしょうか。
取り敢えずは前回の記憶の残っている嵐月で釣り始めます。続いてFで釣ってみた後に本式を出してみようと思っていました。結局この日は本式を出すに至らず短竿に変えてしまったのですが、それは長竿では芳しい釣果が得られなかったからです。やはり良い釣果を得られればコソのヘラブナ釣りの楽しさですから、テストといえども釣果優先となってしまったのです。
また今回も兆は比較としては適さないだろうと思って竿の中に治まったままです。それは今回もパラソルを使用しての釣行となりましたので、柔軟度の高い兆ではつても使い難いと感じるから、比較に適さないだろうと思ってのことです。
取り敢えずパラソルの下での操作性を重点的に比べてみようと思いましたが、元々嵐月を手に入れた理由がパラソル下での操作性を求めてのものだったからです。取り敢えず現段階では見事に優位性が際立っていますが、本音のところでは神威には歯が立たないのではとも思っています。ただ神威の腰の強さを持て余さない程の腕力の持ち主限定で話で、私のような非力な者には全く使いこなせないので宝の持ち腐れです。
先ずは嵐月で第一投です。やはりなかなか良い調子で振り込みが出来ます。それほど腰の強さを感じないので負担も感じることはありません。前回の感覚から変わるようなことはなかったのです。
そして今日の比べる相手としてHERA F82gを取り出します。持ち替えただけでとても軽く感じます。嵐月の16.5尺が96gですからたった14gの差ですが明らかに軽く感じます。そして振り込みですが、この振り込み動作だけでも明らかにFの方が柔軟性を感じたのです。閃光に比べて硬いと感じていたのですが、嵐月と比べると柔らかいと感じるのですから不思議ですね。ただ兆のように手元から曲がる感覚ではなくて、胴の柔らかさを感じる程度の柔軟度です。
その柔軟度のあるFと腰の強い嵐月との違いは、竿の柔軟度を上手く利用して軽く振り込めるか、反対に腰の強さで置きに行くような振込方をするかの違いがあるのですが、どちらが振り込みやすいかどうかは特に優劣を付けることは出来ませんでした。
下記の写真はHERA F17尺ですがヘラブナを掛けた調子で見た目に嵐月との差はそれ程変わりませんが、ヘラブナを浮かせるまでの時間は明らかにFの方が長く感じます。反対に言うとそれだけ楽しめるともいえるでしょうか。ただFの方が手元に寄せてから潜られやすいと感じました。それはパラソルが邪魔で竿を後ろに引けないため、パラソルの先で竿を立てて手首で返すのですがコシが柔らかいために浮いてこないのです。それが嵐月であれば余り手間取ることはなかったのが強い印象でした。
ただ楽しむための竿としてはFに軍配が上がりますので、腕が疲れたときや数釣りの場合にはやはり軽量系が楽でしょう。
あくまでも私の個人的な印象でしかありませんが、今日1日の釣りでヘラブナの引きを楽しみ味わうには兆がやはり1歩リードしていると感じました。ただ大会などで素早く取り込む必要がある場合には嵐月が素早く浮かせられますので、時と場合による使い分けほをすると釣りの幅が広がると感じました。また本式は竿操作が軽く足下で突っ込まれることもなく、長尺では軽量系ほどの軽さはありませんが疲れるほどの重量感もなく、今のところ本式があれば他はいらないかもと感じていますが、厳寒期でとても小さな当たりを的確に合わせたり、軽快で楽に釣りたい日にはFやSの軽量系が適していそうです。
但しこれらは全ては16尺以上の中長尺での感想であって、10位尺以下の短竿系では全く違った感想になる可能性が高いです。
また私的には13尺~7尺までの短竿は大型サイズを釣り上げる前提ですが、HERA Xが操作性も高く私には使いやすくて好きな竿です。この場合もある程度楽しんで釣り上げるには月影やSも良い感じです。
アレコレと想定して竿ケースの中を入れ替えるのもまた楽しいと感じるのですが、どうしても使わない竿も出てくるのが残念です。そういう意味では新しい竿が出たからと飛びつくのではなくて、十分に吟味して竿を手に入れるようにしなければ駄目ですね。
私も大いに反省しています・・・はい。
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