ワクチン接種1回目終了
今回ワクチンを接種しましたのでその後の経過報告とワクチンの情報です。
本来このブログはヘラブナ釣りに関する内容をアップするものですが、私自身の関心と興味及びヘラブナ釣りをされる多くの高齢者に対しての情報提供としてアップしました。
ファイザー社製のmRNAワクチンを2021年6月15日の14時30分に打ち終わりました。接種後20分の経過観察の後に帰宅したのですが、その当日中は特に違和感もなく過ごせましたが
翌朝の16日の段階で接種した部位の近くに筋肉痛に似た痛みを感じていました。時間の経過と共に8㎝程度の小さな範囲でこんもりとした盛り上がりの腫れが出来ました。その腫れは押さえると強い傷みがあります。意識してワクチン接種した側を下にして寝ることはしていませんでしたが、昨夜もあえて傷みがある側を下にしては寝ないようにしましたので、痛みで寝られないということもありませんでした。
接種当日の指示としては強く擦らないようにとのことだけで入浴はokがでていました。ただ用心のために湯船に浸かることなくシャワーで済ませるようにしましたが、結果として接種部位が赤く腫れることもなくそれ程強い痛みを感じることもなく過ごせたのですが、翌日以降もシャワーで済ませていました。
腕を動かすと痛みを感じていましたが元々その痛みもそれほどではなく、痛くて我慢できないというものでもありませんでした。今日になって腕を動かした場合の痛みは全く残っていませんが、押さえた場合の痛みはまだ残っています。腫れは自分では感じない程度に収まっています。
熱も特に上がった様子はありませんでした。私は毎朝体温と血中酸素を測っているのですが、体温については接種翌朝は0.1度高く出ていますが、今日の朝にはいつもと同じ程度でしたので、体温の上昇については誤差の範囲ではないかと思っています。また血中酸素濃度も98と日頃と特に変わった様子はありません。
血圧についても毎朝計っているのですが特に変化は出ていません。毎日安定した血圧ではなくて前日の夕食などにも影響されますが、ワクチンによって明らかな血圧の高低は起きていないと思われます。
私自身にはこの程度の副反応として現れましたが、軽くではあったとしても副反応そのものが出ていましたので2回目にはもう少し強い副反応が出る可能性はあります。ただ現状を見ている限りそれ程心配することはなさそうに思いました。
コロナワクチンについては色々な意見が出ています。どの意見が科学的な裏つげがあるのかは知りませんが、最低限研究者の意見は大いに参考になるのではないかと思っています。
下記の表は国別の国民によるワクチン信頼度です。日本では50%を下回っていますが信頼しないとする根拠は、どうも科学的裏付けが取れていないような気がしています。
ブルームバーグが世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」をまとめた国別の新型コロナ耐性ランキングです。どの国が多くの耐性を獲得できたかを示す表ですが、これはワクチン接種による耐性を確立できたかを示すものでもありますが、それ以外にも患者の発生が抑えられた国でもあります。。
実は日本もトップ10の7位に入っていたのですかが、感染者の増加やワクチン接種の遅れにより14位にまで陥落しました。反対に感染者が急増していたイギリスやアメリカは、ワクチン摂取率の増加によって一気に順位が上昇しました。今後日本が耐性ランキングの上位国に位置するためにはワクチン摂取率を上げるか、国内での感染を極端に減らす以外はなさそうです。
京都大学のiPS細胞研究所所長をされている山中伸弥教授によると、「ファイザー社製のワクチンは2回接種が前提で承認されています。しかし、1回接種のみでも発症や感染を70~80%以上抑制するという報告がイギリス、イスラエル、アメリカから相次いでいます。さらに1回接種後に感染したとしても、家庭内で家族に感染する割合が40から50%減少するという報告もイギリスから行われています。」とのことです。
下記の表はファイザー社のワクチンを1回接種した場合の中和抗体です。
参考までにファイザー社の臨床試験データーです
上記データーは山中教授が発信されているHP及びそこから飛んだ先の情報を載せています。
中国での年齢別死亡率です。コレを見ても高齢者の死亡率が高いことがわかりますが、10台でも死者が出たことを表しています。
ワクチン接種によって今後どのようなことになるかは全くわかっていません。そういう意味でも未知の部分については恐怖を感じるのも当たり前のことです。ここにアップしました内容は単なるデーターであってワクチン接種を推奨するものではありません。個人の意思によってワクチンを打つのも良し打たない選択もアリです。但し人に対して影響を与えるような打つことを勧めることも打たないように勧めることも控えるべきでしょう。私自身リスクとメリットを天秤に掛けた結果ワクチン接種をすることを選びました。
それぞれ色々なお考えがあると思います。特に若い女性については十分な考査が必要ではないでしょうか。妊娠という大きな役割を担っているのですから、ワクチンに対しては慎重になっても仕方ありません。
よくインフルエンザの死亡者数と比べられることがあるのですが、インフルエンザで亡くなる方の多くはインフルエンザが引き金となって、二次的な病気で亡くなる方が大半です。そのためにインフルエンザ関連死と表現するのですが、インフルエンザ関連死は年間1万人に上ります。
コロナの場合はコロナウイルスそのものが肺を破壊してしまいます。つまりコロナウイルスによる合併死ではなくて、コロナウイルス性肺炎ですから直接的にウイルスが関与していることになります。この部分がインフルエンザと圧倒的に違っているところです。
最後に独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO) 理事長の尾身 茂(政府の専門家会議議長)さんのご意見を紹介しておきます。「1人ひとりの感染を完全に防御するという幻想は、もうやめたほうがいいんです。」とのことで今後ゼロコロナはあり得ないとのご意見です。またゴールとしては死亡率を減らすことだろうとのことです。また集団免疫を得られるほどには感染者は増えないだろうとのことで、「感染拡大をなるべく抑制するという努力を続けるべきだと思います。」と締めくくられています。
⽇本産婦⼈科感染症学会と⽇本産科婦⼈科学会が提言を発表していますのでここに上げておきます。第一回目は不明な部分が多く接種に対する注意書きが多かったのですが、第二回目にはどちらかというと積極的な接種に傾いている印象を受けました。
下記に第二回目の提言を全文書き出していますので参考にされては如何でしょうか。
COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ
⽇本産婦⼈科感染症学会
⽇本産科婦⼈科学会
第 2 版 令和 3 年 5 ⽉ 12 ⽇
2021 年 2 ⽉からわが国でも COVID-19 ワクチン接種が始まりました。COVID-19 感染
患者さんに接する医療従事者や重症化リスクの⾼い⾼齢者が優先的に接種を受けています
が、今後希望するすべての国⺠に接種が始まります。政府はすべての⽅に、無償で接種を⾏
う⽅針で進めています。
COVID-19 のパンデミックが昨年に始まり、およそ半年という極めて短い時間にワクチ
ン開発が⾏われたために、まだ⻑期間にわたる有効性や安全性に関する臨床データの集積
はありません。ただし、⼤規模な接種を始めたイスラエルや英国では、新規感染者、重症者、死亡者のすべてで激減しています。副反応の⼀つであるアナフィラキシーを含むアレルギーの頻度は、⽶国におけるファイザー製ワクチン治験時には 0.0011%とされていますi。現在までのわが国の接種では、局所の疼痛・腫脹、頭痛、疲労、悪寒、筋⾁痛、関節痛、下痢、発熱などの症状が 1−2 ⽇続くとする報告はありますが、致命的な副反応は報告されていません。mRNA が接種を受けた⽅の遺伝⼦に組み込まれるとか、接種を受けた⽅が有害な物質を産⽣するといった事実はありません。さらに、接種後に感染しやすくなるという事実もありません。しかし、2 回の接種を受けて 1−2 週間以上たたないと抗体は⼗分に誘導されず、また変異したウイルスには効果が⼗分でない可能性もありますので、引き続き三密回避やマスク着⽤は必要です。
現時点では、妊婦さんに対する接種について⼗分な知⾒がなく、各国で⾒解が分かれてい
ますが、世界的な流⾏拡⼤と妊婦の⼀部で重症化することから積極的に接種をすべきとい
う考え⽅が⼤勢を占めています。⽶国の ACIP(ワクチン接種に関する諮問委員会)は、妊
婦を除外すべきではないとしていましたがii、CDC は本年 4 ⽉ 24 ⽇、⼗分な情報を得た個
⼈の選択ではあるが、妊婦への接種を推奨するとしていますiii。英国では当初妊婦中の接種
を積極的には推奨していませんでしたが、接種のリスクよりも感染のリスクが⼤きいこと
から、希望者には接種をためらうべきでないとしていますⅳ、ⅴ。また、COVID-19 mRNA ワクチンの⽣殖に関する研究はまだ完了していませんが、現時点で胎児や胎盤に毒性がある
とかワクチン接種を受けた⼈が不妊になるといった報告はありません。しかしながら、中・
⻑期的な副反応については、今後も情報を収集する必要があります。⽇本産婦⼈科感染症学
会および⽇本産科婦⼈科学会として、現状において以下の提⾔をします。
1. COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対して短期的安全性を⽰す情報が出つつある
が、中・⻑期的な副反応や胎児および出⽣児への安全性に関しては今後の情報収集が必
要である。現時点では世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられる。
2. 流⾏拡⼤の現状を踏まえて、妊婦をワクチン接種対象から除外しない。 特に⼈⼝当た
りの感染者が多い地域では積極的な接種を考慮する。接種する場合には、産婦⼈科医は
被接種者に、⻑期的な副反応は不明で、胎児および出⽣児への安全性は確⽴していない
ことを事前に⼗分に説明する。同意を得た上で接種し、その後 30 分は院内で経過観察
する。現時点で mRNA ワクチンには催奇性や胎児胎盤障害を起こすという報告は無いCOVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ(第 2 版) JSIDOG・JSOGが、器官形成期(妊娠 12 週まで)は、偶発的な胎児異常の発⽣との識別に関する混乱を招く恐れがあるため、ワクチン接種を避ける。妊婦には⺟児管理のできる産婦⼈科施設などでワクチンを接種する事が望ましく、なるべく接種前後に超⾳波やドップラー
検査などで胎児⼼拍を確認する。直前検査が難しい集団接種や、産科のない診療所など
で接種する場合、接種前後 1 週間以内に妊婦健診を受診するように促す。また,接種後
に腹痛や出⾎、胎動減少などの症状があればすぐに産科を受診するように指⽰する。
3. 妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅で、感染リスクが⾼い医療従事者、保健介護従事者、
重症化リスクが⾼い肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している場合は、ワクチン接種
を積極的に考慮する。
4. 妊婦のパートナーは、家庭内での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。
5. 妊娠を希望される⼥性は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする。(⽣ワ
クチンではないので、接種後⻑期の避妊は必要ない。)
患者さん⼀⼈⼀⼈の背景が違いますので、まずは産婦⼈科の主治医と⼗分にご相談くださ
い。
i Tom Shimabukuro, MD, MPH, MBA,Narayan Nair, MD;Allergic Reactions Including
Anaphylaxis After Receipt of the First Dose of Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine.JAMA
Published online January 21, 2021. doi:10.1001/jama.2021.06001回⽬接種を受けた 1,893,360⼈中、アナフィラキシー含むアレルギーの頻度は 21 ⼈、そのうち 17 ⼈にはアレルギーの既往があり。
ii COVID-19 vaccine safety update.Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP)
March 1, 2021
https://www.cdc.gov/vaccines/acip/meetings/downloads/slides-2021-02/28-03-01/05-covidShimabukuro.pdf
iii Information about COVID-19 Vaccines for People who Are Pregnant or Breastfeeding
Updated Apr. 28, 2021
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/recommendations/pregnancy.html
ⅳ Royal Society of Obstetrics and Gynaecology . COVID-19 vaccines and pregnancy
https://www.rcog.org.uk/en/guidelines-research-services/coronavirus-covid-19-pregnancy-andwomens-health/covid-19-vaccines-and-pregnancy/
ⅴ Public Health England Guidance The safety of COVID-19 vaccines when given in pregnancy
Updated 30 April 2021
https://www.gov.uk/government/publications/safety-of-covid-19-vaccines-when-given-inpregnancy/the-safety-of-covid-19-vaccines-when-given-in-pregnanc
*文中の強調文字は全て私が加工しました
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