両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 清風池 再挑戦 5月25日(土)晴れ

 先週の5月18日は、とんでもない強風の中での釣行となってしまい、増して雨の降る中という最悪のコンディションでした。その上腕の悪さも手伝って20枚程度と撃沈してしまいました。
 本来第4週目の釣行はしないのですが、釣友が行くとの事で覗きに行こうかとも思ったのですが、天気の予報は30度を超える気温の晴天であり風も2m程度と、パラソル必須状態ではありますが、コンディションも上々と私の後押しをしています。同じなら竿を出したいとの思いが頭をもたげ(笑)、イソイソと出かける事となりました。
 ただ最近の異常気象で雨も少なく気温が高めとのことですから、池の水温も上がりっぱなしで、ヘラブナの騒ぎすぎてしまう懸念はしていました。


 いつものように水温計を沈めます。やはり思っているとおりの22度と高水温です。この状態を無視して、団子餌を打ち続けると大変な事になってしまいます。
 開きを極力押さえて底に到着してから開くようにしますが、開きが遅すぎると手返しが遅れ、またカラツンを多く招いてしまいます。
 そこで開きの遅さは、団子の大きさを小さくすることでカバーします。また綺麗に丸く付けないで、少し角張らせて付ける事で、出来るだけ底近くで素早く開くように心がけました。そういう意味では、粘りを持たせながら持ちすぎない、バラケ性は極力抑えてしっとり仕上げ、それでも素早く開かせる。相反した条件に合うような団子餌にすべく工夫をしてみました。


 さて、結果は、団子餌は何故か当たりが少なく寄りも弱い気がします。それでも取り敢えずはそれなりに釣れ続け、9時から11時の2時間で16枚を数えました。
 目先を変えるべくグルテンに変更すると、不思議なことに団子餌より寄りが明らかに良いのです。それに気を良くして打ち続けると快調に釣れ続け、1時間程度で10枚を追加出来ました。


 ところが大変なことに!!!
 先に作っていたグルテンを使い切ったので少し性質の違う、開きの良い種類のグルテンを使ってみようと用意しました。どちらかというと冬期に使っていたグルテンの種類です。
 そのグルテンを使った事で大失敗を演じてしまいました。集まりがとんでもなく良いのです。団子餌は底釣り用に作った餌で、開きを押さえてるタイプだったのですが、このグルテンは開きが良すぎてしまい、水面から中層、底に至るまでヘラブナがびっしりと集まり過ぎてしまいました。


 床につくまでに餌が完全に落とされてしまいます。浮きが立っ頃には全く餌が残っていないのです。グルテン繊維が針に残ることもなく綺麗さっぱり取られてしまいます。
 この状態で浅棚で釣ると爆釣に違いないと思うのですが、清風は底釣り専門池ですのでそれは出来ません。ヘラブナが黒くなるほど集っていますので、除けて浮きを落としてもあっという間に集まってしまい、全く釣りにならない状態となってしまいました。少々床休めをしても直ぐに戻って来ます。
 しびれを切らして終了20分前にうどんを取り出したのですが、あれほど集まって餌を落としていたヘラブナは、全く見向きもしなくなり浮きは静まりかえってしまいました。


 今回は、浮き桟橋に入ったので11尺を出していたのですが、清風池らしいサイズのヘラブナがちょくちょく掛かってきたにも関わらず、はっきり言って引きは清風らしくないのです。簡単に上がってきて腕が疲れることは全くありませんでした。

 時には良いサイズのダブルもあってそれなりに引きは楽しめたのですが、やはり長竿の面白さはありません。

 清風池では、長竿で引きを楽しむ方が断然面白いと思います。菱田名人が17尺を使って42㎝余りの大助を釣り上げていたときは、このように立ち上がって取り込まなけれならない程です

 短竿や浮き桟橋に慣れている人や釣り味を余り重視しない人は、浮き桟橋で短竿を使うと釣りやすいのですが、清風の力強いヘラブナの引きを楽しむためには、浮き桟橋でも15尺以上がお勧めです。固定桟橋では16尺以上が楽しいと思うのですが、まぁコレばっかりは個人的楽しみ方ですので、自由にされるが良いと思いますが、力強い引きを楽しむには、やはり長竿に軍配が上がります。
 また浮き桟橋は、ヘラブナが集まりすぎてしまいますので、固定桟橋から長竿を使っての釣りの方が、これからの清風池には良いのかも知れないと感じましたが、とても寄りが良いので、攻め方次第で爆釣も出来ると思います。