両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 滋賀県清風池釣行記 5月18日(土)曇り

 何となく天候が不安定な予報が出ていた甲賀市、東風で5mとの事でもあり辛い釣り環境になるような予感のまま釣行を決定しました。
 当日は、他の池に行っている釣り師達が清風に集結して、いつもは両うどんの底釣りをしている人達ですが、元々は野池に行っていた人達でもあるので、両団子や両グルも使いこなせるベテラン揃い、素人の私としてはその釣技を勉強させて貰うつもりで参戦しました。


 ただ清風池は、釣り大会を容認というか推奨している釣り池ではなく、大会など多くの釣り師が一堂に集結するような、騒がしい釣り場を目指しているわけではなく、釣り人それぞれが静かに釣りを楽しむための環境を維持したいとの、強い思いを持った池主が管理していますので、とても静かな環境が整っている釣り場だと思います。
 賑やかな釣り大会をしたい人達は、別の池に行って下さいと宣言されてもいるのです。その為、清風池に釣行計画を立てられたとしても、池の環境保全にご協力をお願いします。釣り人が増えれば増える程、環境の維持は難しくなりますが、清風池は会員制を取り入れられていますので、その点もご理解の上で釣行をお願いします。


 このように池の環境保全に力を入れられていますので、ヘラブナの扱いにも煩く、針外しは禁止されています。玉ですくって丁寧に針を外して、静かに池に戻す事をルールとして決められています。また針のサイズも最大5号まででハリスも0.5号です。つまりスレ掛かりによる魚体を傷める事にも気を遣われ、大会などではしばしばヘラを持ち歩き、検寸することも多いのですが、その検寸も出来るだけ少なく、また検寸台には水を掛けて魚体の保護にも気を遣われています。


 私達も今回は、検寸台を2台用意して長く持ち歩く事を慎み、検寸の機会を減らす意味でも38㎝以上から検寸をする事としましたが、風の強さから自己選択制の2匹長寸としました。
 清風池のヘラブナサイズは、35㎝程度がアベレージになると思うのですが、40㎝オーバーのヘラブナが特段多いともいえず、尺半越えのサイズも居る事は居ますが、絶対数はそれ程多くは無いと思っていますので、検寸の機会を減らして魚体の保護をし、尚かつ大会を成立させるためにも、少し大きめのサイズから検寸をするようにと取り決めました。



 清風池の特徴として釣り座から水面までの距離があるため、玉の柄も1本ものは使いにくいと思っています。玉のすっぽ抜けも起こりかねませんので、1本半を基準として少し長めの玉の柄を用意される事をお薦めします。また出来れば尺玉ではなく、尺1か尺2と少し大きめの玉枠もお薦めします。勿論尺玉でも40㎝オーバーのヘラブナもすくえますが、すくい損ねを減らすためにも少し大きめをお薦めします。


 

尚、ホームページからのブログへのリンクが以前のままになっています。正確には下記になりますのでご注意下さい。


 さて、釣り大会の結果です。
 先ずは水温を測ります。なんと22度もあるではないですか!!
 水に手を浸けると随分と温かく感じますが、ポイントの水底も同じ水温なのかどうかはわかりません。
 取り敢えず活発な動きを見せるだろうと思って釣り開始です。先行の釣り人の話では、まだ釣れてないとか。ホンとかなぁって思いながら準備をするのですが、予報より強めの雨が降ります。パラソルを用意しても準備は、なかなか手間が掛かります。やっとの思いで準備が整ったのですが、風は予報の通り強く吹いています。ただ予報と違って風の方向が安定しません。これには閉口しましたが、強い風にも釣りが成立するようにと、いつもの倍以上のオモリの乗る浮きを用意しました。ただそうすると感度が余りにも悪くなってしまうので、ムクトップでストロークの長く使えるロングトップで用意しました。


 団子とグルテンのいわゆるバラグルでいこうとの思惑でしたが、尋常な風の強さではないので、団子にもグルテンをしっかりと混ぜて、バラケ方を押さえしっかりとなじむような団子餌を作り、両団子で釣り開始です。
 数投の内ヘラブナが寄りだしたことがわかりますが、やはり風がとんでもなく強いので、上ずる気配はありません。ってことでどんどんと打ち込みを続けます。
 ポイントにはそれなりに集まっているのが確認出来るのですが、的確な食い当たりが出せません。結局1日通して的確な当たりが上手く出せないまま終了の時間を迎えてしまいました。
 枚数的には、20枚を切る程度しか釣り上げることが出来なかったのですが、1投毎に当たりが出続けていました。食い上げ当たり、止め当たり、ツン当たり、もたれ当たりと千差万別の当たりが続き、両うどんのように綺麗なツン当たりが出ることはとても少なかったです。
 釣友は、団子餌の多い池ではあるのですが、両うどんを1日通して釣り、今日の大会では、2枚長寸大会でしたが1枚目も2枚目も40㎝オーバーを揃えてのトップでした。
 今回もトップの近藤竹竿名人の勇姿です




 2位が73㎝余りですから、1位と2位では大きな差が出てしまいました。
 苦しんでいた菱田名人と隣の近藤名人

 
 私はかろうじて3位に付けたのですが、総体的にサイズの揃う清風池ですから、面白い釣りが出来たと思っています。
 実は、トップで登録しながらも4位となってしまったのが竹藤名人、もう少し我慢していると40㎝オーバーが上がったのです。


 尚、今回の大会では、清風池より1位2位そして特別賞と賞品を提供して頂けましたことを改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 池の北側には破竹のタケノコが一杯!!
 みんなで収穫して持ち帰りましたが、もう暫くは破竹がニョキニョキと出ていることでしょう
 私も多数持ち帰り、一気に料理を作ってしまいました(笑)。